田尾典丈 先生が贈る革新的青春オンライン・ストーリー。第2巻は“旭姫”の〈未来視〉
を狙って大手ギルドが動き出し、“陽翔”やかつての仲間“貴法”も対応に乗り出します。
(イラスト:ぶーた 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515848 】
力で囲い込もうとする「サザンクロス」の“レトス”、平穏なる自治を求め庇護しようと
する「ブリルソサエティ」の“アンゲルス”、彼らのみならず様々な動向を逐一押さえて
いる「イルミナティ」の“貴法”。数々の思惑が“旭姫”に向かい、そして交錯します。
大切な“旭姫”を守るため、かつての力を取り戻しきっていない“陽翔”には任せられん
と引渡しを求める“貴法”。“旭姫”は共に在ることを望むが同意は得られず。その経緯
を見た“咲月”にも思うところがあって“貴法”につけこまれる形で協力を求められたり。
かつての「スバル」を取り戻す術はないのか・・・と思わせながら、“貴法”が持つ天理の力
でも及ばない緊急事態を発生させることで、その流れを一気に変えていく展開と“咲月”の
精神面を含めた成長ぶりが見どころ。その状況へと誘う二人の存在が気になるところです。
2015年12月31日
2015年12月30日
『軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 5』
明鏡シスイ 先生が贈る「軍オタ」シリーズ。第5巻は理想を求め自分の軍団(レギオン)
を立ち上げた“リュート”が新たな悪へと立ち向かう新章「VS魔術師殺し編」へ突入です。
(イラスト:硯 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321508000298 】
孤児院に結婚報告・・・しかも3人も、という“リュート”が“エル”先生から聞かされた
結婚話に敵意むき出しにする場面がコミカル。その話を持ちかけた彼女の友人“ガルマ”
が顧問を務める「純潔乙女騎士団」が抱える問題への対応に関わる所から話は始まります。
弱体化していく軍団と新鋭の軍団をまとめて取り込んでやろう、と画策する勢力を封じる
べく動く“リュート”たちは、巷で起こっている「魔術師殺し」騒動への対応も求められ
大忙し。そこへ謎の組織「ノワール」の要員が真犯人を名乗り出て強襲を掛けてきます。
装甲も厚く生半可な銃器では対応できない相手に“リュート”が選んだ手段とは。そして
「ノワール」の思惑に踊らされたある人物がたどり着いてしまう結末と、それを誘引する
手口とは。根が深い問題であることを予感させる新章の導入に続きが気になるものです。
を立ち上げた“リュート”が新たな悪へと立ち向かう新章「VS魔術師殺し編」へ突入です。
(イラスト:硯 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321508000298 】
孤児院に結婚報告・・・しかも3人も、という“リュート”が“エル”先生から聞かされた
結婚話に敵意むき出しにする場面がコミカル。その話を持ちかけた彼女の友人“ガルマ”
が顧問を務める「純潔乙女騎士団」が抱える問題への対応に関わる所から話は始まります。
弱体化していく軍団と新鋭の軍団をまとめて取り込んでやろう、と画策する勢力を封じる
べく動く“リュート”たちは、巷で起こっている「魔術師殺し」騒動への対応も求められ
大忙し。そこへ謎の組織「ノワール」の要員が真犯人を名乗り出て強襲を掛けてきます。
装甲も厚く生半可な銃器では対応できない相手に“リュート”が選んだ手段とは。そして
「ノワール」の思惑に踊らされたある人物がたどり着いてしまう結末と、それを誘引する
手口とは。根が深い問題であることを予感させる新章の導入に続きが気になるものです。
2015年12月29日
『Only Sense Online 白銀の女神─オンリーセンス・オンライン─』
アロハ座長 先生が贈るMMORPGストーリーにスピンオフ作品が登場。β版で「白銀の聖騎士」
と呼ばれた“ミュウ”が正式版オープン後の再スタートから新たな出会いと成長を見せます。
(イラスト:ゆきさん 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321508000300 】
「ドラゴンマガジン」にて掲載された「サイド〈アサルト〉ストーリー」と名付けられた
スピンオフ。“ミュウ”がゲーム好きであること、そして「OSO」を心から楽しんでプレイ
している様子がふんだんに見てとれる、彼女の魅力にあふれた一冊となっております。
“ヒノ”との待ち合わせもそっちのけでレベリングしたり、初心者の“ルカ”や人見知り
の“トウトビ”と持ち前の性格であっさりとお近づきになったり、戦力を補う必要がある
場面で運よく息の合う“リレイ”と“コハク”のコンビと出会ったりと挿話は色々です。
もちろん上手くいくだけではない側面も描かれておりMMORPGの難しさも感じさせてきます。
同時発売となる 羽仁倉雲 先生も拝読して順調に進んでいる様子を確認している限りでは
順調に次代の「ファンタジア文庫」を担ってくれる作品になるのでは、と思う次第です。
と呼ばれた“ミュウ”が正式版オープン後の再スタートから新たな出会いと成長を見せます。
(イラスト:ゆきさん 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321508000300 】
「ドラゴンマガジン」にて掲載された「サイド〈アサルト〉ストーリー」と名付けられた
スピンオフ。“ミュウ”がゲーム好きであること、そして「OSO」を心から楽しんでプレイ
している様子がふんだんに見てとれる、彼女の魅力にあふれた一冊となっております。
“ヒノ”との待ち合わせもそっちのけでレベリングしたり、初心者の“ルカ”や人見知り
の“トウトビ”と持ち前の性格であっさりとお近づきになったり、戦力を補う必要がある
場面で運よく息の合う“リレイ”と“コハク”のコンビと出会ったりと挿話は色々です。
もちろん上手くいくだけではない側面も描かれておりMMORPGの難しさも感じさせてきます。
同時発売となる 羽仁倉雲 先生も拝読して順調に進んでいる様子を確認している限りでは
順調に次代の「ファンタジア文庫」を担ってくれる作品になるのでは、と思う次第です。
2015年12月28日
『いづれ神話の放課後戦争〈ラグナロク〉2─魔眼の王と三神同盟─』
なめこ印 先生が贈る学園ヒロイックバトルサーガ。第2巻は思いも寄らぬ形で自分の妹の
存在を明かされた“雷火”が彼女を取り返すため、更なる戦いと策謀の渦へ飛び込みます。
(イラスト:よう太 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321506000177 】
“ゼウス”の圧倒的な力の前に、流石の魔眼でも為す術がない“雷火”。その余裕ぶりに
は読み手すらも憤りを覚えるほど。今は「支配」の力で隷属する神々を増やすのみの彼に
学園内で起こる連続失踪事件の話が舞い込みます。知り合いが巻き込まれることも知らず。
事件を追う“雷火”が新たに出会う“撫子”。彼女の境遇に自身の今を重ねる彼。やがて
遭遇する向き合わなければならない現実と次なる戦い。“ブリュンヒルデ”の心境の変化
を垣間見ることのできる場面でもあるので緊張感を高めつつもいじらしさを感じさせます。
協力関係を築くことになる“レオン”は手数の少ない“雷火”にはありがたい助っ人。
ただ、今後どう転ぶか分からない要素を含んでいるのが気になる所。その力を借りて
一本とったかと思えば切り返されて、未だ劣勢の彼はその状況を打破できるのか注目です。
存在を明かされた“雷火”が彼女を取り返すため、更なる戦いと策謀の渦へ飛び込みます。
(イラスト:よう太 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321506000177 】
“ゼウス”の圧倒的な力の前に、流石の魔眼でも為す術がない“雷火”。その余裕ぶりに
は読み手すらも憤りを覚えるほど。今は「支配」の力で隷属する神々を増やすのみの彼に
学園内で起こる連続失踪事件の話が舞い込みます。知り合いが巻き込まれることも知らず。
事件を追う“雷火”が新たに出会う“撫子”。彼女の境遇に自身の今を重ねる彼。やがて
遭遇する向き合わなければならない現実と次なる戦い。“ブリュンヒルデ”の心境の変化
を垣間見ることのできる場面でもあるので緊張感を高めつつもいじらしさを感じさせます。
協力関係を築くことになる“レオン”は手数の少ない“雷火”にはありがたい助っ人。
ただ、今後どう転ぶか分からない要素を含んでいるのが気になる所。その力を借りて
一本とったかと思えば切り返されて、未だ劣勢の彼はその状況を打破できるのか注目です。
2015年12月27日
『幻葬神話のドレッドノート2』
鳥羽徹 先生が贈るデュアル・ヒロイックファンタジー。第2巻は「強者」を求める新たな
戦技魔装士が、そして想像以上の難敵が“志雄”と“日輪”に目をつけることとなります。
(イラスト:赤井てら 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797385106.html 】
“ヴリトラ”を討ち取った人物を探している、という幻獣対策組織の一つ「竜鱗隊」の
三番隊隊長を務める“雅楽”。女言葉を喋るガタイの良い傑物である彼を支える“朱夏”。
二人との出会いが“志雄”と“日輪”、二人の生き様との対比を描く形になります。
一方、目をつけたのは新たな神話級幻獣“蚩尤”。大きな街ですら一太刀で切り崩して
しまう常識はずれの強さを持つ存在にどう立ち向かうか。その過程で“雅楽”が強さに
求めるもの、“志雄”が求めるものの違いが印象に残ります。彼はもう、すごすぎます。
そんな“志雄”に全幅の信頼を寄せる“日輪”からの様々な肉食系アプローチが世相を
感じさせるものの、逆にアプローチをかけられると弱い、というのは実に可愛らしい。
二人の活躍を密かに図る謎の思惑はどこにあるのか、続きが気になるところであります。
戦技魔装士が、そして想像以上の難敵が“志雄”と“日輪”に目をつけることとなります。
(イラスト:赤井てら 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797385106.html 】
“ヴリトラ”を討ち取った人物を探している、という幻獣対策組織の一つ「竜鱗隊」の
三番隊隊長を務める“雅楽”。女言葉を喋るガタイの良い傑物である彼を支える“朱夏”。
二人との出会いが“志雄”と“日輪”、二人の生き様との対比を描く形になります。
一方、目をつけたのは新たな神話級幻獣“蚩尤”。大きな街ですら一太刀で切り崩して
しまう常識はずれの強さを持つ存在にどう立ち向かうか。その過程で“雅楽”が強さに
求めるもの、“志雄”が求めるものの違いが印象に残ります。彼はもう、すごすぎます。
そんな“志雄”に全幅の信頼を寄せる“日輪”からの様々な肉食系アプローチが世相を
感じさせるものの、逆にアプローチをかけられると弱い、というのは実に可愛らしい。
二人の活躍を密かに図る謎の思惑はどこにあるのか、続きが気になるところであります。