「小説家になろう」発表作の書籍化にして 涼暮皐 先生のデビュー作。伝説の冒険者の一員
であった少年が、魔力を抑止する呪いの解呪法を求め学院でダンジョン踏破を目指します。
(イラスト/四季童子 先生)
【 http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/619.html 】
魔術師を養成する学院があるオーステリアは魔術師の都、そして迷宮を有する冒険者の都。
その学院で行われる学生同士の魔術合戦で4つのシード枠に対し推薦された5人目の生徒
“アスタ”は成績最下位だが、ある問題ゆえに冒険者を廃業した経歴の持ち主で──。
世界を驚かせた伝説の魔術師七人で構成される冒険者集団「七星旅団(セブンスターズ)」。
その出自の多くが不明なところ、そして“レヴィ”と“アスタ”の意味深長なやりとりから
察するのはそう難しくないかと思いますが、徐々に明らかとなる背景はなかなか興味深い。
思うところ有りまくりの“シャルロット”に情けない顔を見せるコミカルな要素もあったり
するのがまた面白い。四季 先生も上手く汲み取って挿絵に仕上げてくるから流石の一言。
思いも寄らぬ敵との遭遇に先行きが見えない冒険はどこへ向かうのか。次巻に注目です。