夏海公司 先生が萌えるSE残酷物語。第13巻は社会人2年目を迎えた“工兵”が新人教育を
任されるものの個性派揃いの新卒社員ばかりで──。苦心する彼が下した決断や如何に。
(イラスト/Ixy 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865339-8/ 】
これはまた心をえぐるテーマ。右も左も分からないから教えてほしいと思っている新人側
と、自分のときはどうだったっけ? とどこまで教えれば良いのか戸惑う指導側。そこに
「ゆとり」「意識高い系」といったキーワードが乗っかってくるものだから胃に悪い。
会社のサイトに載っていた紹介文に憧れて入社してきた、と聞き嬉しく思う“工兵”でも
流石にキレるのは致し方ない。そして新人がメンタル、出社拒否へと繋がる流れ。胃に悪い
ですね。新人でなくとも後輩を受け持ったことがある社会人なら共感できてしまうのでは。
もちろん“室見”の心証も最悪になるワケですが、そこを数々の助力を得て起死回生の一手
から夢のような大逆転劇を見せてくれる“工兵”の奮闘にご注目。こんな2年目がいたら
放っておかないよ! ということでトンデモない引きに彼がどう対処するのか楽しみです。