2015年07月25日

『鮮血のエルフ2』

藤原祐 先生が贈るダークファンタジー。第2巻は“イミナ”たちが思わぬ形でエルフ軍と
最前線で戦う破目に陥ったその背景にある、人間とエルフの思いも寄らぬ陰謀を描きます。
(イラスト/kona 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865256-8/


王位継承争いの姦計に嵌り、厄介者の集まりである「白狼騎士団」の団長を任されることに
なった“ミリフィカ”。歓迎されない雰囲気を自分たちの実力を見せつけることで荒くれ者
たちの精神をねじ伏せていくその様子は実に爽快。“アマイズ”の悔しがる姿も同様に。

快進撃を続ける“ミリフィカ”たちを何としてでも陥れたい“アマイズ”を思わぬ黒幕が
後押しすることになります。実に汚い大人の世界、というかエルフの世界。「エルフの森」
に閉じ込められた彼女たちはその思惑と、「白狼騎士団」の秘密を知ることになります。

更に仕組まれたエルフの縁者との対峙。苦戦を強いられる相手でも、仲間がいるからこそ
“イミナ”と“エリス”の力がそれを駆逐していけることを示してくれました。それが
“シルジス”の耳に届いたとき、思い違いも露見するのですが・・・その先が気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル