2015年07月21日

『魔王軍の軍師はじめました3』

長野聖樹 先生が贈る、戦に敗れた魔王軍の再編ファンタジー。第3巻は魔王軍再編に向け
大きな足掛かりを得て絆を深める“ルキフェル”と“頼光”たちが最大の窮地に陥ります。
(イラスト:れい亜 先生)

http://lanove.kodansha.co.jp/?id=9818/41557#41925


“貞光”が“頼光”に寄り添う姿を見てキレる“ルキフェル”たちの微笑ましい光景から
始まり、第一国奪還へ向けて動き出そうとした矢先に最大の難敵“敖広”が登場。彼女を
奪われるばかりか“ツナ”“レジーナ”“レオ”“マーニス”の記憶も奪われ打つ手なし。

それでも「ルキフェル様奪還作戦」を打ち立てる“頼光”は“マラク”に助けられながら
少しずつ“敖広”への対策を進めていきます。ここで“貞光”の秘密というか過去が明白
となりますがこれが中々に強烈。仕草とかは実に恋する乙女な感じで可愛らしいのですが。

完全なる劣勢を、軍師“頼光”が講じた策と、魔王“ルキフェル”がそれを完遂することで
打ち破るという熱い展開が見どころ。彼女の告白は届いたのやら届かなかったのやら・・・。
魔王軍再編を果たした彼らの騒がしい日々は続く、という所で完結。楽しませて頂きました。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル