2015年07月16日

『天空監獄の魔術画廊II』

永菜葉一 先生が贈る囚人収集ファンタジー。第2巻は新たな脱獄計画に必要となる囚人を
求めて動き出す“リオン”が伝説の脱獄王と接触を図る過程で思わぬ事態に遭遇します。
(イラスト:八坂ミナト 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321503000179


“キリカ”からのさりげないお誘いや、“レオナ”の積極的なアプローチをもってしても
“リオン”の絵描きバカぶりを覆せない中、「虹を待つ裸婦」“アネット”にはある物を
使ってエロい調教し仲間に加わることで彼の新たなる脱獄への道に一歩近づいていきます。

その協力を求めた脱獄王“ヴァレリア”に一杯食わされ“キリカ”を奪われる“リオン”。
オークに穢される寸前の彼女を助け、怒りをあらわに立ち回りを繰り広げる彼の格好良さ、
そして“キリカ”の美しさを認めたシーンにご注目。八坂 先生の挿絵が一段と映えます。

今巻は「隠し絵」というキーワードが物語の比重を占める内容。数々の脱獄を成功させて
きた“ヴァレリア”が天空の大監獄に未だ残る理由が興味深い。“リオン”の所業を聞き
震える“フィーネ”が思った以上にヘタレでこれまた面白い。次巻も楽しみな作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル