望公太 先生が贈る二周目異世界ファンタジー。第2巻は「武皇」なる神魔“ゼスカ”との
再契約に臨む“トーイ”が以前世話になった里の変貌とその理由を知ることになります。
(イラスト:メロントマリ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797382976.html 】
かつて“トーイ”と共に魔王を倒すべく戦った“ゼスカ”。今では名の知れた武器商会の
当主となった彼女は彼にすげない態度で抱く確執も根深く説得は難しい。一時撤退する彼
は昔決めた去就が遠因で、そして英雄の裏切りが元でイフナテスが滅んだことを知ります。
勇者の名は“ギルフレイン”。金に目ざとくなった郷里の変貌に見切りをつけた彼も今は
色も好む青年へと成長。すっかり変わった彼を見て、改めて過去を問いただす“トーイ”の
言動から、どんな思いでかつての英雄が力を振るっていたかが分かります。熱い展開です。
自身が生み出す武具に絶対の自信を持つが故に、それを売るということがどういう結果を
招くことになるか知る由もなかった“ゼスカ”。“トーイ”に教えられ、また彼の思いを
知り再契約する場面が可愛らしい。まだまだ様々な思惑が絡んできて続きが楽しみです。