むらさきゆきや 先生が贈る「艦これ」戦場ラブストーリー。第2巻は北方海域艦隊決戦で
苦戦を強いられる“提督”にお夜食を、ということで“瑞鳳”が不慣れな料理に挑みます。
(協力:「艦これ」運営鎮守府 イラスト:有河サトル 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321502000104 】
ということで玉子焼きを作ったことがない“瑞鳳”は“磯風”“能代”“時津風”“龍驤”
“比叡”と渡り歩くも成果には繋がらず、結局の所は“凰翔”さんに頼ることになります。
日夜作戦を健闘する“提督”に料理の腕前を披露できて、彼女の好感度は更に高まります。
秘書艦“加古”をも入渠させてしまうほど攻略が難航する北方海域艦隊決戦。“五月雨”を
臨時の秘書艦に立てた“提督”は勝つために色々と改善を図る間にもラッキースケベな目に
遭ったりもしながら期待される司令本部から新たな作戦「沖ノ島沖戦闘哨戒」を受領します。
“提督”の言動に一喜一憂する“瑞鳳”の可愛らしさはもちろんのこと、大事な局面を前に
自信を喪失しかける“五月雨”を励まして辛勝へと導いていく旗艦としてのたくましさを
描いてきます。最終巻となる第3巻で伏線が火を噴くとのことで期待したいと思います。
2015年07月17日
2015年07月16日
『天空監獄の魔術画廊II』
永菜葉一 先生が贈る囚人収集ファンタジー。第2巻は新たな脱獄計画に必要となる囚人を
求めて動き出す“リオン”が伝説の脱獄王と接触を図る過程で思わぬ事態に遭遇します。
(イラスト:八坂ミナト 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321503000179 】
“キリカ”からのさりげないお誘いや、“レオナ”の積極的なアプローチをもってしても
“リオン”の絵描きバカぶりを覆せない中、「虹を待つ裸婦」“アネット”にはある物を
使ってエロい調教し仲間に加わることで彼の新たなる脱獄への道に一歩近づいていきます。
その協力を求めた脱獄王“ヴァレリア”に一杯食わされ“キリカ”を奪われる“リオン”。
オークに穢される寸前の彼女を助け、怒りをあらわに立ち回りを繰り広げる彼の格好良さ、
そして“キリカ”の美しさを認めたシーンにご注目。八坂 先生の挿絵が一段と映えます。
今巻は「隠し絵」というキーワードが物語の比重を占める内容。数々の脱獄を成功させて
きた“ヴァレリア”が天空の大監獄に未だ残る理由が興味深い。“リオン”の所業を聞き
震える“フィーネ”が思った以上にヘタレでこれまた面白い。次巻も楽しみな作品です。
求めて動き出す“リオン”が伝説の脱獄王と接触を図る過程で思わぬ事態に遭遇します。
(イラスト:八坂ミナト 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321503000179 】
“キリカ”からのさりげないお誘いや、“レオナ”の積極的なアプローチをもってしても
“リオン”の絵描きバカぶりを覆せない中、「虹を待つ裸婦」“アネット”にはある物を
使ってエロい調教し仲間に加わることで彼の新たなる脱獄への道に一歩近づいていきます。
その協力を求めた脱獄王“ヴァレリア”に一杯食わされ“キリカ”を奪われる“リオン”。
オークに穢される寸前の彼女を助け、怒りをあらわに立ち回りを繰り広げる彼の格好良さ、
そして“キリカ”の美しさを認めたシーンにご注目。八坂 先生の挿絵が一段と映えます。
今巻は「隠し絵」というキーワードが物語の比重を占める内容。数々の脱獄を成功させて
きた“ヴァレリア”が天空の大監獄に未だ残る理由が興味深い。“リオン”の所業を聞き
震える“フィーネ”が思った以上にヘタレでこれまた面白い。次巻も楽しみな作品です。
2015年07月15日
『城下町は今日も魔法事件であふれている』
井上悠宇 先生が贈る新作は街角ファンタジー。魔法があたりまえの世界で起こる不可解な
事件の解決を依頼された変わり者の騎士が、クセのある人物たちと調査に乗り出します。
(イラスト:武藤此史 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321504000236 】
花屋の娘“サラ”の前で傍若無人に振る舞う“ペルデペル”侯爵が突如、大砲のように吹き
飛ばされる現象が発生。彼女を断罪したくて仕方がない侯爵の前に現れたのは、一見すると
平民にしか見えないけれども調査を請け負ったという王都の騎士“ノエル”であった──。
魔法の使用が国の統制下で制限されているにも関わらず、自由にそれを使える謎多き美少女
“エスティカ”たちの手を借り事件を解決に導く“ノエル”。しかし王子を脅迫する嫌疑で
投獄された彼女の事情を知るが故に彼は救出に向かい、更なる事件、陰謀に巻き込まれます。
堅物なのに俗物な“アリエス”の振る舞いとか、実はとんでもない秘密を背負わされている
“ノエル”の言動、そして意外に純真な“エスティカ”の所作など興味深い要素が多く魅力
あふれる作品に仕上がっていると感じます。続きが楽しみなシリーズの登場を祝します。
事件の解決を依頼された変わり者の騎士が、クセのある人物たちと調査に乗り出します。
(イラスト:武藤此史 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321504000236 】
花屋の娘“サラ”の前で傍若無人に振る舞う“ペルデペル”侯爵が突如、大砲のように吹き
飛ばされる現象が発生。彼女を断罪したくて仕方がない侯爵の前に現れたのは、一見すると
平民にしか見えないけれども調査を請け負ったという王都の騎士“ノエル”であった──。
魔法の使用が国の統制下で制限されているにも関わらず、自由にそれを使える謎多き美少女
“エスティカ”たちの手を借り事件を解決に導く“ノエル”。しかし王子を脅迫する嫌疑で
投獄された彼女の事情を知るが故に彼は救出に向かい、更なる事件、陰謀に巻き込まれます。
堅物なのに俗物な“アリエス”の振る舞いとか、実はとんでもない秘密を背負わされている
“ノエル”の言動、そして意外に純真な“エスティカ”の所作など興味深い要素が多く魅力
あふれる作品に仕上がっていると感じます。続きが楽しみなシリーズの登場を祝します。
2015年07月14日
『CtG ─ゼロから育てる電脳少女─3』
『子ひつじを迷わない』の 玩具堂 先生が贈るVRMMO子育てバトルファンタジー。第3巻は
“ハルハ”の母親を名乗り強引に引き取ろうとする人物が現れ“遊”の周囲が殺気立ちます。
(イラスト:bun150 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321503000184 】
“春羽”の体を作るにあたって生体データを提供した“秋理”が“美遙”をベビーシッター
扱いするものだから、更には“春羽”を自分と同じモノだとはばかることなく言及するもの
だから“冬風”すら頭にくるというもの。もちろん“遊”も、父親として嫌悪を覚えます。
“秋理”の執拗なアプローチも過激になり、仕舞いには“春羽”を「CtG」から出させない
ようにする始末。家族とは何か? 自分とは何か? をそのその行動原理が、そして「CtG」
というゲームシステム自体が問いかける形となり“遊”たちも今の関係を考えさせられます。
VRMMOモノ、と単に位置づけたくはない独特の世界観を持つ作品になったな、と読了後に強く
感じました。“冬風”が見せる蔑みの目、そして激情が挿絵と共に印象深く胸に残ります。
ここで完結させるのは実にもったいないと思うのですが、次回作をお待ちしております。
“ハルハ”の母親を名乗り強引に引き取ろうとする人物が現れ“遊”の周囲が殺気立ちます。
(イラスト:bun150 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321503000184 】
“春羽”の体を作るにあたって生体データを提供した“秋理”が“美遙”をベビーシッター
扱いするものだから、更には“春羽”を自分と同じモノだとはばかることなく言及するもの
だから“冬風”すら頭にくるというもの。もちろん“遊”も、父親として嫌悪を覚えます。
“秋理”の執拗なアプローチも過激になり、仕舞いには“春羽”を「CtG」から出させない
ようにする始末。家族とは何か? 自分とは何か? をそのその行動原理が、そして「CtG」
というゲームシステム自体が問いかける形となり“遊”たちも今の関係を考えさせられます。
VRMMOモノ、と単に位置づけたくはない独特の世界観を持つ作品になったな、と読了後に強く
感じました。“冬風”が見せる蔑みの目、そして激情が挿絵と共に印象深く胸に残ります。
ここで完結させるのは実にもったいないと思うのですが、次回作をお待ちしております。
2015年07月13日
『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#03』
枯野瑛 先生が贈る、終末の世界を描くファンタジー作品。熱烈な声援を受けて続刊が決定
した第3巻は“クトリ”の身に起こる変化が幸せな日常を侵食していく過程を描きます。
(イラスト:ue 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321503000181 】
【 http://sneakerbunko.jp/series/shumatsu/index.php 】
オビの文句からして不安で不穏な空気しか感じられないのに口絵からしてもう容赦がない。
髪の色が変色していくこと、そして口絵が泣き笑いな理由が本編を読み進めていくうちに
分かってしまうだけに切ない。「そこあに」で 枯野 先生が弄られるのも致し方ないです。
“クトリ”を幸せにしてやりたい、という想いを一層強く抱く“ヴィレム”。そんな彼から
強烈なカウンターをもらい「幸せ」というものを見つめ直す“クトリ”。それぞれの視点で
終末に向かう機微を描いてくるあたりは、止めてほしいのに止まらない何かを感じさせます。
実は過去に大っぴらにできない出来事があったことを匂わせたりして他にも気になる点は
満載なのですが、“アイセア”が抱える現状と立ち居振る舞いの由縁にも注目して頂きたい
ところ。奇跡の続刊を果たした今、最後まで魅せてくれることを編集部には希望します。
した第3巻は“クトリ”の身に起こる変化が幸せな日常を侵食していく過程を描きます。
(イラスト:ue 先生)
【 http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321503000181 】
【 http://sneakerbunko.jp/series/shumatsu/index.php 】
オビの文句からして不安で不穏な空気しか感じられないのに口絵からしてもう容赦がない。
髪の色が変色していくこと、そして口絵が泣き笑いな理由が本編を読み進めていくうちに
分かってしまうだけに切ない。「そこあに」で 枯野 先生が弄られるのも致し方ないです。
“クトリ”を幸せにしてやりたい、という想いを一層強く抱く“ヴィレム”。そんな彼から
強烈なカウンターをもらい「幸せ」というものを見つめ直す“クトリ”。それぞれの視点で
終末に向かう機微を描いてくるあたりは、止めてほしいのに止まらない何かを感じさせます。
実は過去に大っぴらにできない出来事があったことを匂わせたりして他にも気になる点は
満載なのですが、“アイセア”が抱える現状と立ち居振る舞いの由縁にも注目して頂きたい
ところ。奇跡の続刊を果たした今、最後まで魅せてくれることを編集部には希望します。