エドワード・スミス 先生が贈る、鉄の竜を駆る騎士の英雄譚。第2巻は“カイ”たちの
めざましい新興に“ウェイン”から王国軍も恐れる刺客が送り込まれる顛末を描きます。
(イラスト/クレタ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865245-2/ 】
“エレナ”の兄“リチャード”を迎え入れることで戦略面でも補強が図られる中、いずれ
義兄上と呼ぶことになる彼からとある計画に協力してほしいと持ちかけられる“カイ”。
“アンジュ”がそれにノリノリなのと見事に嵌められる“エレナ”の言動が微笑ましい。
シュエルガを背負って立つことになった“カイ”は、先の激戦で得た「紅蓮機関」の解析
を経て「綺晶機関」の扱い方を改めて見つめ直し、実行へ移すことになります。ここでも
“エレナ”との齟齬が生じてしまうのですが・・・彼はもっと彼女のことを大事にしないと。
様々な思惑が入り乱れる中、ヴェーチェル城を背景に立ち位置を入れ替えて“メリダ”
との一騎打ちに臨む“カイ”。彼女が掲げる忠義に対して疑問と怒りをぶつける彼の潔さ
がカッコイイ。裏で謀略を進める“ウェイン”を止められるか、彼の活躍に期待です。
2015年07月26日
2015年07月25日
『鮮血のエルフ2』
藤原祐 先生が贈るダークファンタジー。第2巻は“イミナ”たちが思わぬ形でエルフ軍と
最前線で戦う破目に陥ったその背景にある、人間とエルフの思いも寄らぬ陰謀を描きます。
(イラスト/kona 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865256-8/ 】
王位継承争いの姦計に嵌り、厄介者の集まりである「白狼騎士団」の団長を任されることに
なった“ミリフィカ”。歓迎されない雰囲気を自分たちの実力を見せつけることで荒くれ者
たちの精神をねじ伏せていくその様子は実に爽快。“アマイズ”の悔しがる姿も同様に。
快進撃を続ける“ミリフィカ”たちを何としてでも陥れたい“アマイズ”を思わぬ黒幕が
後押しすることになります。実に汚い大人の世界、というかエルフの世界。「エルフの森」
に閉じ込められた彼女たちはその思惑と、「白狼騎士団」の秘密を知ることになります。
更に仕組まれたエルフの縁者との対峙。苦戦を強いられる相手でも、仲間がいるからこそ
“イミナ”と“エリス”の力がそれを駆逐していけることを示してくれました。それが
“シルジス”の耳に届いたとき、思い違いも露見するのですが・・・その先が気になる所です。
最前線で戦う破目に陥ったその背景にある、人間とエルフの思いも寄らぬ陰謀を描きます。
(イラスト/kona 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865256-8/ 】
王位継承争いの姦計に嵌り、厄介者の集まりである「白狼騎士団」の団長を任されることに
なった“ミリフィカ”。歓迎されない雰囲気を自分たちの実力を見せつけることで荒くれ者
たちの精神をねじ伏せていくその様子は実に爽快。“アマイズ”の悔しがる姿も同様に。
快進撃を続ける“ミリフィカ”たちを何としてでも陥れたい“アマイズ”を思わぬ黒幕が
後押しすることになります。実に汚い大人の世界、というかエルフの世界。「エルフの森」
に閉じ込められた彼女たちはその思惑と、「白狼騎士団」の秘密を知ることになります。
更に仕組まれたエルフの縁者との対峙。苦戦を強いられる相手でも、仲間がいるからこそ
“イミナ”と“エリス”の力がそれを駆逐していけることを示してくれました。それが
“シルジス”の耳に届いたとき、思い違いも露見するのですが・・・その先が気になる所です。
2015年07月24日
『マンガの神様(2)』
蘇之一行 先生が贈るマンガをテーマにした青春ラブコメ。第2巻は西の天才高校生漫画家
と連載を賭けてマンガ勝負を持ちかけられた“伊織”が自身の新たな壁に直面します。
(イラスト/Tiv 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865250-6/ 】
ということで東の“伊織”に対して西の“高良翔太郎”登場。「恋愛マンガ」をテーマに
読者投票で次の連載枠を決めるとあって俄然気合の入る“伊織”。しかし、“日芽”には
“翔太郎”のマンガで中毒症状を起こされて、再び及ばぬ地点からスタートとなります。
そこで師事することに決めたベテラン少女漫画家“糸屑ほたる”から実体験ではなく妄想
で描けと指示を受け“楪葉”や“萌黄”とも一時的に距離を置き、フラストレーションを
高めていくのですが、それは彼女たちにも同じように負荷をかけ、傷つけてしまいます。
勝負を取るか、恋愛を取るか。“伊織”が出した結論にご注目いただくと共に、“翔太郎”
が背負ってきた秘密も見届けてあげていただければ、と。マンガの神様、やりますねぇ。
順当に「お約束」を披露してくれる点に安心感を覚えます。今後の展開が楽しみです。
と連載を賭けてマンガ勝負を持ちかけられた“伊織”が自身の新たな壁に直面します。
(イラスト/Tiv 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865250-6/ 】
ということで東の“伊織”に対して西の“高良翔太郎”登場。「恋愛マンガ」をテーマに
読者投票で次の連載枠を決めるとあって俄然気合の入る“伊織”。しかし、“日芽”には
“翔太郎”のマンガで中毒症状を起こされて、再び及ばぬ地点からスタートとなります。
そこで師事することに決めたベテラン少女漫画家“糸屑ほたる”から実体験ではなく妄想
で描けと指示を受け“楪葉”や“萌黄”とも一時的に距離を置き、フラストレーションを
高めていくのですが、それは彼女たちにも同じように負荷をかけ、傷つけてしまいます。
勝負を取るか、恋愛を取るか。“伊織”が出した結論にご注目いただくと共に、“翔太郎”
が背負ってきた秘密も見届けてあげていただければ、と。マンガの神様、やりますねぇ。
順当に「お約束」を披露してくれる点に安心感を覚えます。今後の展開が楽しみです。
2015年07月23日
『いでおろーぐ! 2』
椎田十三 先生が贈るリア充爆発アンチラブコメ。第2巻は敗残の将として部室も追われ、
惨めな思いをする“領家”を何とか再起させるべく“高砂”が秘策を巡らせていきます。
(イラスト/憂姫はぐれ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865240-7/ 】
まずは部室を取り戻すために「風紀委員会」乗っ取りを実行に移し、「恋愛相談」と称し
反恋愛活動を進めた“高砂”。次なる策として「スキー合宿妨害作戦」を立案、メンバー
総出で合宿地へ乗り込む“領家”は恋心と「反恋」の板挟みに遭います。イイ展開です。
更には映画研究部の“上峰”から「卒業前の三年生3人から告白されそうなのを後腐れなく
断るにはどうすれば良いか」ということで、文化部発表会に向けて反恋愛を促す映画制作に
着手。その過程においてもメンバー間のちょっと面白くて複雑な人間模様を垣間見れます。
風紀委員、そして反恋愛主義青年同盟部の筆頭として頑張ってきた成果がどう出るかは本編
を読んでご確認いただくとして、女児さんの無邪気さが行動と相反する点があるのは中々に
えげつない。彼女の思惑を吹っ切ってどこまで我を通せるか、引き続き楽しみなところです。
惨めな思いをする“領家”を何とか再起させるべく“高砂”が秘策を巡らせていきます。
(イラスト/憂姫はぐれ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865240-7/ 】
まずは部室を取り戻すために「風紀委員会」乗っ取りを実行に移し、「恋愛相談」と称し
反恋愛活動を進めた“高砂”。次なる策として「スキー合宿妨害作戦」を立案、メンバー
総出で合宿地へ乗り込む“領家”は恋心と「反恋」の板挟みに遭います。イイ展開です。
更には映画研究部の“上峰”から「卒業前の三年生3人から告白されそうなのを後腐れなく
断るにはどうすれば良いか」ということで、文化部発表会に向けて反恋愛を促す映画制作に
着手。その過程においてもメンバー間のちょっと面白くて複雑な人間模様を垣間見れます。
風紀委員、そして反恋愛主義青年同盟部の筆頭として頑張ってきた成果がどう出るかは本編
を読んでご確認いただくとして、女児さんの無邪気さが行動と相反する点があるのは中々に
えげつない。彼女の思惑を吹っ切ってどこまで我を通せるか、引き続き楽しみなところです。
2015年07月22日
『WORLD END ECONOMiCA(ワールド エンド エコノミカ) III』
支倉凍砂 先生の同人サークル「Spicy Tails」が贈る金融冒険青春活劇の書籍版。第3巻は
「月面の英雄」として名を馳せた“ハル”が“ハガナ”を取り戻すべく更なる勝負に出ます。
(イラスト/上月一式 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869325-7/ 】
“クリス”のめざましい活躍に自身の停滞感を覚える“ハル”。株価の下がる会社を専門に
狙う「悲観の帝王」“ウォレス”がある兆候を掴んだと知り、調査を進めた結果、月面最大
の危機と商機が迫っていることに気づいた彼が様々な想いと思惑に揺れ動くことになります。
その上に“ハガナ”と更なる陰謀が紐づいている、というのだからさあ大変。ある理由から
“ハガナ”の好感度はマイナスとなっているため、どうやって“ハル”がよりを戻すのかが
やきもきさせられる展開でした。あの嬉し泣きの挿絵は実に印象的。幸せが溢れるかのよう。
そんな幸せな雰囲気をも吹き飛ばしかねない月面の危機をどう乗り越えるのか、その展開
にもご注目。色々と吹っ切れた“クリス”と“エレノア”のやりとりが微笑ましく感じます。
“ハル”と“ハガナ”、二人に幸あらんことを、ということで堪能させていただきました。
「月面の英雄」として名を馳せた“ハル”が“ハガナ”を取り戻すべく更なる勝負に出ます。
(イラスト/上月一式 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869325-7/ 】
“クリス”のめざましい活躍に自身の停滞感を覚える“ハル”。株価の下がる会社を専門に
狙う「悲観の帝王」“ウォレス”がある兆候を掴んだと知り、調査を進めた結果、月面最大
の危機と商機が迫っていることに気づいた彼が様々な想いと思惑に揺れ動くことになります。
その上に“ハガナ”と更なる陰謀が紐づいている、というのだからさあ大変。ある理由から
“ハガナ”の好感度はマイナスとなっているため、どうやって“ハル”がよりを戻すのかが
やきもきさせられる展開でした。あの嬉し泣きの挿絵は実に印象的。幸せが溢れるかのよう。
そんな幸せな雰囲気をも吹き飛ばしかねない月面の危機をどう乗り越えるのか、その展開
にもご注目。色々と吹っ切れた“クリス”と“エレノア”のやりとりが微笑ましく感じます。
“ハル”と“ハガナ”、二人に幸あらんことを、ということで堪能させていただきました。