平坂読 先生が贈る青春ラブコメ。第2巻は最新巻の〆切に追われつつも楽しい作家生活を
送る“伊月”が、同期作家“春斗”のアニメ化話が持ち上がる場面を目の当たりにします。
(イラスト:カントク 先生)
【 http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784094515602 】
書くことにも、描くことにも動機付けが要る。常にアウトプットするためにはインプット
が大事、とよく聞きますがなかなか出ないアウトプットにやきもきする編集さんの苦労と
努力も垣間見れる本作。ということで今巻も全力で遊ぶことも忘れない“伊月”が居ます。
“那由多”の執筆スタイルがなかなか刺激的で挿絵のインパクトも十分。前巻で衝撃的な
秘密を垣間見せた“千尋”の性教育に対する遅れ具合に母親の教育方針が気になります。
TRPGリプレイの部分は本当に楽しくて仕方が無い。さらりと宣伝を入れてくるのも良し。
作られるアニメが膨大に増えたことで、その仕上がりにムラを感じることも否めなくなった
昨今。アニメ化されることの明暗を共に描いてくる現実味あふれる内容で複雑な心境です。
現実でもプラスになることを願いつつ、これまたとんでもない引きを用意してきましたよ。
2015年07月31日
2015年07月30日
『ゲーマーズ!2 天道花憐と不意打ちハッピーエンド』
葵せきな 先生が贈る、こじらせゲーマーたちのすれ違い青春ラブコメ。第2巻は“天道”
が気持ちをもやもやさせながら、“景太”は自分なりのゲーム道を引き続き突き進みます。
(イラスト:仙人掌 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321412000082 】
うわぁ、引き続きクソめんどくせぇ〜! としか言いようがないすれ違いぶり。“景太”の
「どうしてそこまで気がつかないんだ」感がハンパないです。唯一状況が俯瞰できていると
思われる“上原”も“亜玖璃”に関しては裏目に出ることばかりで報われなさ過ぎです。
かという“天道”はと言えば、“景太”のことが気になってゲームに身が入らないことを
恋心とは気づかずもてあそぶばかりで、“千秋”も彼と深い部分は繋がっているはずなのに
上っ面なところで敵愾心は消えず、と2巻に至っても打つ手なしとは神の悪戯が過ぎます。
読み終えてみると今巻の副題が相当なネタばれを引き起こしていることが見て取れるワケ
ですが、次巻は意思疎通が図れなくてギクシャクするんだろうなぁ、などと思いながら
個人的には色々とねじれた人間関係が修復に向かってほしいと願わずにはいられません。
が気持ちをもやもやさせながら、“景太”は自分なりのゲーム道を引き続き突き進みます。
(イラスト:仙人掌 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321412000082 】
うわぁ、引き続きクソめんどくせぇ〜! としか言いようがないすれ違いぶり。“景太”の
「どうしてそこまで気がつかないんだ」感がハンパないです。唯一状況が俯瞰できていると
思われる“上原”も“亜玖璃”に関しては裏目に出ることばかりで報われなさ過ぎです。
かという“天道”はと言えば、“景太”のことが気になってゲームに身が入らないことを
恋心とは気づかずもてあそぶばかりで、“千秋”も彼と深い部分は繋がっているはずなのに
上っ面なところで敵愾心は消えず、と2巻に至っても打つ手なしとは神の悪戯が過ぎます。
読み終えてみると今巻の副題が相当なネタばれを引き起こしていることが見て取れるワケ
ですが、次巻は意思疎通が図れなくてギクシャクするんだろうなぁ、などと思いながら
個人的には色々とねじれた人間関係が修復に向かってほしいと願わずにはいられません。
2015年07月29日
『艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 鶴翼の絆5』
内田弘樹 先生が贈る、“瑞鶴”視点で「艦これ」の世界を描く本格戦記小説。第5巻は
2015年冬イベント「迎撃! トラック泊地強襲」を中心に艦娘の苦悩と活躍を描きます。
(原作・監修:「艦これ」運営鎮守府 イラスト:魔太郎 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321504000005 】
深海棲艦たちの動きを抑えている間に海上交通網の要所となるトラック環礁へ移り、戦力
の再編、後輩の指導、そして幾ばくかの休養をとることとなった“瑞鶴”たち。後輩の
“大鳳”“雲龍”“天城”そして“葛城”の足並みが揃わず、大丈夫かと心配させます。
そんな中、トラック泊地を訪れたアイドルの“那珂”が皆に明るい笑顔を振りまく間に
彼女の心の傷を思い出させる人物の登場し、姉である“川内”と“神通”も心を痛める
ことに。更に悪い知らせとして“伊一六八”たちから敵主力発見という旨が伝えられます。
後輩たちを出撃は時期尚早と見る“翔鶴”、先輩たちを手伝うと願い出る“大鳳”たち。
再び戦地へ向かうことを望む“那珂”、心境を知るが故に不安が隠せない“川内”たち。
逆境から奇跡を呼ぶ艦娘たちの活躍がめざましい本作も次巻が最終巻。目が離せません。
2015年冬イベント「迎撃! トラック泊地強襲」を中心に艦娘の苦悩と活躍を描きます。
(原作・監修:「艦これ」運営鎮守府 イラスト:魔太郎 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321504000005 】
深海棲艦たちの動きを抑えている間に海上交通網の要所となるトラック環礁へ移り、戦力
の再編、後輩の指導、そして幾ばくかの休養をとることとなった“瑞鶴”たち。後輩の
“大鳳”“雲龍”“天城”そして“葛城”の足並みが揃わず、大丈夫かと心配させます。
そんな中、トラック泊地を訪れたアイドルの“那珂”が皆に明るい笑顔を振りまく間に
彼女の心の傷を思い出させる人物の登場し、姉である“川内”と“神通”も心を痛める
ことに。更に悪い知らせとして“伊一六八”たちから敵主力発見という旨が伝えられます。
後輩たちを出撃は時期尚早と見る“翔鶴”、先輩たちを手伝うと願い出る“大鳳”たち。
再び戦地へ向かうことを望む“那珂”、心境を知るが故に不安が隠せない“川内”たち。
逆境から奇跡を呼ぶ艦娘たちの活躍がめざましい本作も次巻が最終巻。目が離せません。
2015年07月28日
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典4』
羊太郎 先生が贈る超破天荒新世代学園アクションファンタジー。第4巻は“リィエル”、
そして“ルミア”を「天の知恵研究会」から取り戻すべく“グレン”が昔の力を借ります。
(イラスト:三嶋くろね 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321412000059 】
“エレノア”との戦いぶりで強さを見せつけてきた“アルベルト”。伊達に“グレン”と昔
コンビを組んでいたワケではないことが分かります。今回は彼女が一枚上手を取りましたが。
それを再結成するにあたり、過去に扱った事件が今回の騒動に由来することも判明します。
「兄さん」のために裏切ると宣言した“リィエル”を止められなかった“システィーナ”の
非力さが痛切に感じられます。それが“グレン”を生死の淵から救う一助にもなるのですが、
彼女としてはのっぴきならない所まで状況を進めてしまっている感じで微笑ましい流れです。
今回“エレノア”が糸を引いていた黒幕が小賢しい上に人でなし、ということで“グレン”
たちも容赦なく叩き潰してくれるのが爽快ですし、“リィエル”にようやく真実が告げられ
一安心といった感じです。“ルミア”が色々な意味で鍵となる物語がどう動くか注目です。
そして“ルミア”を「天の知恵研究会」から取り戻すべく“グレン”が昔の力を借ります。
(イラスト:三嶋くろね 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321412000059 】
“エレノア”との戦いぶりで強さを見せつけてきた“アルベルト”。伊達に“グレン”と昔
コンビを組んでいたワケではないことが分かります。今回は彼女が一枚上手を取りましたが。
それを再結成するにあたり、過去に扱った事件が今回の騒動に由来することも判明します。
「兄さん」のために裏切ると宣言した“リィエル”を止められなかった“システィーナ”の
非力さが痛切に感じられます。それが“グレン”を生死の淵から救う一助にもなるのですが、
彼女としてはのっぴきならない所まで状況を進めてしまっている感じで微笑ましい流れです。
今回“エレノア”が糸を引いていた黒幕が小賢しい上に人でなし、ということで“グレン”
たちも容赦なく叩き潰してくれるのが爽快ですし、“リィエル”にようやく真実が告げられ
一安心といった感じです。“ルミア”が色々な意味で鍵となる物語がどう動くか注目です。
2015年07月27日
『いつか世界を救うために ─クオリディア・コード─』
橘公司 先生(Speakeasy)が贈る新作は新世代ボーイ・ストーキング・ガールと銘打った
シェアワールドもの。とある要人の暗殺を命じられた少年の奇行と活躍を描いていきます。
(イラスト:はいむらきよたか 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321503000008 】
〈アンノウン〉と呼ばれる正体不明の敵から南関東の一地区「神奈川」を守る序列一位の
“舞姫”。理由を伏せられたまま彼女を暗殺することを命じられた“シノ”と“ほたる”。
神奈川へ編入した彼の信条は「物事は全て観察から始まる」。最初に行動したのは──。
ということでのぞき、盗聴、痴漢・・・と女性の敵と言うべき行為を「暗殺すべき対象なのか」
調べるという名の下に行っていく“シノ”が潔すぎて・・・褒められたものではないですが、
長く一位を務める“舞姫”と渡り合える腕はあるため彼女を含め注目を集めてしまいます。
本当に暗殺すべき人物なのか悩む最中に神奈川を未曾有の危機が襲い、“舞姫”も行方不明
となる事態に直面し“シノ”たちはどう動くか、というのが見どころ。“ほたる”が隠し事
をしているのが気になりますけど暗殺対象には近づけたので次巻の展開に期待が高まります。
シェアワールドもの。とある要人の暗殺を命じられた少年の奇行と活躍を描いていきます。
(イラスト:はいむらきよたか 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321503000008 】
〈アンノウン〉と呼ばれる正体不明の敵から南関東の一地区「神奈川」を守る序列一位の
“舞姫”。理由を伏せられたまま彼女を暗殺することを命じられた“シノ”と“ほたる”。
神奈川へ編入した彼の信条は「物事は全て観察から始まる」。最初に行動したのは──。
ということでのぞき、盗聴、痴漢・・・と女性の敵と言うべき行為を「暗殺すべき対象なのか」
調べるという名の下に行っていく“シノ”が潔すぎて・・・褒められたものではないですが、
長く一位を務める“舞姫”と渡り合える腕はあるため彼女を含め注目を集めてしまいます。
本当に暗殺すべき人物なのか悩む最中に神奈川を未曾有の危機が襲い、“舞姫”も行方不明
となる事態に直面し“シノ”たちはどう動くか、というのが見どころ。“ほたる”が隠し事
をしているのが気になりますけど暗殺対象には近づけたので次巻の展開に期待が高まります。