三雲岳斗 先生が贈る大人気学園アクションファンタジー。第13巻は本土から絃神島へと
戻ってきた“古城”たちの日常を魔族特区破壊集団「タルタロス・ラプス」が襲います。
(イラスト/マニャ子 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865191-2/ 】
“グレンダ”を絃神島へ移送する“志緒”と“唯里”、そして島へ内偵に向かう“紗矢華”
をも含めあらゆる進入手段を阻止する「タルタロス・ラプス」の暗躍が先んじたことで島は
一気に大混乱。“古城”の力も抑止され、島の勢力もかく乱されてかつてない騒乱ぶりです。
敵勢力の能力、中でも“ディセンバー”のそれに阻まれ意気消沈する“古城”と“雪菜”。
その裏で“那月”や“基樹”、“浅葱”ほか様々な人物が各々の立場から見た今回の真相に
触れていく展開が大詰めな雰囲気を予感させます。あとがきでの言及も興味深いところで。
“紗矢華”たちはいつ出番が来るのかな、と思いつつ与り知らぬ感情の変化に戸惑う“凪沙”
を見てニヨニヨしたり。「カインの巫女」というキーワードがいよいよその身に降りかかる
“浅葱”が専ら気になります。“古城”と“雪菜”が出した結果の行く末を見届けます。