2015年06月20日

『魔装学園H×H5』

久慈マサムネ 先生が贈るハイブリッド・バトル。第5巻は“愛音”が帝国で“アイネス”
として振舞いを求められる中、圧倒的な劣勢に立たされる“傷無”が選ぶ道を描きます。
(イラスト:Hisasi 先生 メカデザイン:黒銀 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321412000112


“愛音”なき帝国の留守を預かってきた“グレイス”。姉に対する想いの強さ、そのために
非情となることも厭わないという姿勢が彼女の存在感を強烈に印象づけます。衣装的にも。
その変わらぬ好意に触れ、これまでの生活との間で“愛音”の心境が揺れるのも致し方なく。

一方、囚われの身となった“傷無”たちはというと・・・生き残るためとはいえ、羞恥心すら
二の次となる選択肢に一縷の望みを託すあたりはもう何度帽子をぬがねばならんのかと。
三人残される形となったアマテラスの面々がアイドル活動をする展開にも驚かされます。

そしてその上を行く驚愕のシーン。表紙のあの方と接続改装を、あんなやり方で実現させる
という先生ナニやってんですか案件。たがを外す「スニーカー文庫」編集部が空恐ろしい。
“モモ”たちの助力も得て再び立ち上がる“傷無”の前に現れる厄介な敵の真意に注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル