『小悪魔ティーリと救世主!?』の 衣笠彰梧 先生と トモセシュンサク 先生が組んで贈る
新作は優秀であることが全ての学園で最底辺のクラスに属する面々を描く学園黙示録です。
(イラスト:トモセシュンサク 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1320 】
入学すれば寮生活で外部との接触は禁じられるが商業施設等は完備されている高度育成高校。
Sシステムという制度を導入し、1ポイント1円のレートで毎月10万ポイントが支給される。
まるで夢のような生活だと、誰もが思った。そう、5月の始業チャイムを聞くまでは──。
ということで実力上位からAクラスに配属となり、最底辺はDクラス。実力が伴わなければ
減点されDクラスはあっという間に支給ゼロ。焦る者あれば我関せずをきめこむ者など様々
なDクラスに教師から即退学の可能性すら示唆されてからは個々の本質を問われる展開に。
ということで“掘北”の自意識過剰ぶりが痛々しく感じられる中、“綾小路”が思わぬ機転
を利かせて一時しのぎを図るまでが今巻の流れ。“櫛田”さんのアレにはビックリです。
主人公たちだけでなく学校側が何をしたいのかも謎が多いので動向に注意しておきます。