2015年06月30日

『最弱無敗の神装機竜《バハムート》6』

アニメ化が決定した、明月千里 先生が贈る学園ファンタジーバトル。第6巻は七竜騎聖の
候補として“ルクス”を見定めにきたというその副隊長に彼が圧倒される局面を迎えます。
(イラスト:春日歩 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797383201.html


装甲機竜を扱い、金さえ積めば戦争すらこなす「竜匪賊」。遺跡発掘が装甲機竜の強さで
決まる時勢だからこそ生まれた者たちと泥沼の戦いになることを危惧した七竜騎聖副隊長
“シングレン”が自分たちの力で世界統一国家の制定を目論んでいるというのだから驚き。

その候補として選ばれた“ルクス”はもちろん拒否するものの圧倒的な力の差に手も足も
出ず。“アイリ”も彼に自身の謎を探られ気が気ではありません。更には「竜匪賊」が
二人の身に関与してきていよいよ待ったなしの状況。苦渋の選択が二人に迫られます。

こうした緊張感のある展開の合間にもラッキースケベな目に遭う“ルクス”は安定ですし
ついに“アイリ”も折れて正直な気持ちと態度を示すなどうらやまけしからん限り。彼が
進む道も過酷になりつつ、アーカディア帝国の謎も絡んできてますます続きが楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2015年06月29日

『アクセル・ワールド18 ―黒の双剣士―』

川原礫 先生が贈る大人気シリーズ第18巻。白のレギオンと直接対決に向け、緑のレギオン
との休戦協定を模索する“黒雪姫”たちに思わぬ人物の乱入と想定外の事態が発生します。
(イラスト/HIMA 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865189-9/


“グラファイト・エッジ”の登場、そして「ネガ・ネビュラス」がまた一つ明らかとなって
当時、色々と葛藤があったことが浮き彫りに。宇宙ステージの解禁で普段通りとはいかない
戦闘スタイルが求められるバトルに力と想いを合わせて挑む“ハルユキ”たちの奮闘が見所。

加速研究会への対策を進める傍ら、リアルでは学校での生活を変えるために生徒会役員選挙
へ立候補する決意を固める“ハルユキ”。成長している、という様子を感じさせてくれます。
更には帝城にも再挑戦する意気込みを見せて・・・って“グラフ”ってここでも関係するの!?

巻末にはTVアニメのBD・DVD特典として書き下ろされた短編『紅炎の軌跡』を収録。円盤商法
に付き合えない身としてはこういったご好意はありがたいもので。普段の様子、表情からは
窺い知ることのできない“美早”の心情などを見ることが出来て大変よろしゅうございます。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2015年06月28日

『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVIII〈下〉』

川上稔 先生が贈る戦国学園ファンタジー。8話下巻は“明智”そして本能寺の変と周辺に
関するアプローチへ武蔵ほか各国の思いと動きが交錯する夏休み終盤の状況を描きます。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869263-2/


いつ始まるか分からない本能寺の変に備えて装備の改装や鍛錬にいそしむ武蔵勢。改めて
考えさせられる襲名の件なども含めて考えることはいっぱい。そんな中で“ミトツダイラ”
と“葵”の距離が精神的かつ物理的に急接近していくあの場面は思わずニヨニヨしました。

末世、創世計画、公主隠しの件。未解決の謎を解きほぐす過程で一気に騒がしくなる内裏
という謎に包まれた場所に人が集まり・・・野球!? これはまた突然に(苦笑)。他にも準備
してきたあれこれを活かしたバトルも繰り広げて、流石は武蔵勢と見せつけてくれます。

“正純”に翻弄される“大久保”とか見ていて好きです。“福島”と“清正”はなんとか
ならんものかな、と常々思っております。“明智”からとんでもない話が暴露されて驚く
間もなく歴史再現のイベントは重なってどうなることやら。ということで続きを待ちます。

posted by 秋野ソラ at 09:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2015年06月27日

『とある飛空士への誓約8』

犬村小六 先生が贈る飛空士たちの恋と空戦の物語。「誓約」第8巻はエリアドールの七人
がそれぞれの立場、抱えているものを経た上で再びつながりを形成する過程を描きます。
(イラスト:森沢晴行 先生)

http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784094515565


“カルエル”の登場に改めて身が震える場面で空気読まなさすぎな振舞いに思わず笑みが。
起死回生の一手を打つために“エリザベート”が“セシル”として“バルタザール”の態度
を跳ねのけるあたりもそう。今巻は話が重めなだけに、そんな場面がひどく印象に残ります。

そんな明るさとは対称的に無益な戦争を止めるべく修羅の道を行く“かぐら”。その果てに
実兄との対峙があろうとも歩みを止めない彼女が遂に“バルタザール”と再会したときの
喜びようたるや。だからこそ回避できなかったあの結末が理解できるだけに悔やまれます。

あるいは教皇の意向を逸脱したことで無実の罪に追われる“ニナ”。“デミストリ”の妄執
に囚われ風前の灯たる彼女を、家族と親友を両天秤に掛けられた“ミオ”の一縷の望みが
救いの手立てとなるか。誓約を果たすべく飛び立つ“清顕”に全てを託したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2015年06月26日

『ガーリー・エアフォースIII』

彩色済みプラキット「技MIX」とのコラボが決まった、夏海公司 先生が贈る戦闘機×美少女
ストーリー。第3巻は米軍艦載機のアニマと共に“慧”たちがザイへの反攻作戦に挑みます。
(イラスト/遠坂あさぎ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865195-0/


“明華”が不憫で仕方が無いと思わざるを得ない状況下で“八代通”に連れられアメリカ
へと向かう“慧”と“グリペン”。「アニマだけがザイ打倒のアプローチではない」と嘯く
米軍研究者“シャンケル”と彼のアニマ“ライノ”から上海奪還の内容が提示されます。

海鳥島の一件もあり“慧”自身、そして“ファントム”も指摘する作戦への疑念は最悪な形
でもって的中することになります。そこで生じた“ライノ”の変調、あるいは“シャンケル”
ら捉えるアニマへの認識の齟齬がザイというものを含めてその存在意義を再考させられます。

“慧”にだいぶご執心な“ファントム”からのアプローチが見ていて微笑ましいところで。
彼が冒頭で見た“グリペン”とのやりとりも含めてザイとアニマは何が違うのかを気にかけ
ながら、雄飛を眺める2人の姿に輝ける未来が訪れることを信じて続きを待ちたい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル