2015年04月30日

『はてな☆イリュージョン2』

松智洋 先生が贈る夢と希望の大イリュージョン。第2巻はアーティファクトを狙う新たな
人物の登場、“夢未”の不登校といった問題に直面する中で“果菜”がある決意を固めます。
(イラスト:矢吹健太朗 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631038-3


過日の「コミケットスペシャル6」にて『クリエイターズトークライブ』を拝聴した身と
しては無事に刊行できて何よりです、と申し上げるしか。それにしてもトミトミスライム
とはまた随分と攻めてきましたな、コレ。「ダッシュエックス文庫」編集部も本気ですね。

さて本編は頑なに登校を拒否する“夢未”の原因を推測してあれこれと“真”や“果菜”
たちが手を焼くのですが、それでも彼女の姿勢は崩せない。打つ手なしかというところで
思わぬ視点から彼女の悩みを知り、生じた亀裂も修復に向かっていく過程に救われます。

“果菜”の思慮が浅い、というか猪突猛進な部分で招いた失敗を“真”なりの矜持と技術
でフォローしにいくあたりは良いコンビネーションと言えるかと。“夢未”の考えている
ことが色々と分かり“果菜”も油断できないワケですが続きは如何に、ということで一つ。

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2015年04月29日

『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVIII〈中〉』

川上稔 先生が贈る戦国学園ファンタジー。8話中巻はP.A.Odaへの嫌がらせをどう継続して
いくか、そして迫る「本能寺の変」を前にどう介入していくかについて武蔵が手を考えます。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865071-7/


“ネシンバラ”は相変わらずウザいな(苦笑)。安土と武蔵の構図に関するやりとりに感心
させられました。“正純”もよくぞあの流れを纏め上げたと思います。“大久保”の尻拭い
する人みたいな立ち位置が哀愁を漂わせつつも面白い。関東もひとまずは落ち着きました。

国家は人口が資本、ということで人口増加奨励の現場に居る“浅間”のリアクションが今巻
も照れっ照れで微笑ましい。“ミトツダイラ”も。あとは“メアリ”がもう臨戦態勢状態で
“点蔵”死すべし! みたいな。“ホライゾン”は他力本願もいいところで頑張って下さい。

“クリスティーナ”と“明智・光秀”。切っても切れない関係にある両者。京という場所が
いよいよ重要性を帯びる頃、“クリスティーナ”も驚きの方法でその場へ足を踏み入れる
武蔵。更に爆弾発言を投げつける“正純”。いよいよ大詰めを迎える下巻の天界に注目です。

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2015年04月28日

『軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 3』

止田卓史 先生によるコミック連載が決まった、明鏡シスイ 先生の「軍オタ」シリーズ。
第3巻は“クリス”の両親を助けようとする“リュート”に思わぬ出会いが待ち構えます。
(イラスト:硯 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321501000047


明鏡 先生のテキストも 硯 先生のイラストもノリノリでミリタリーなネタを織り交ぜる
ものだから圧倒させられます(苦笑)。“メイヤ”の暴走ぶりもそんな感じですけど。
“スノー”にも喧嘩をふっかけちゃうあたりがもうね。そして返り討ちにあうというね。

ということで“スノー”再登場で女性陣の立ち位置が明確化。口絵指定から割とあっさり
決め込みましたな(苦笑)。今回の救出劇における立役者とも言える“クリス”が新しい
力を得て相手を圧倒する姿は惚れ惚れするほど。硯 先生のイラストがイイ仕事してます。

他にも板挟みになっていた“ギギ”の苦悩と選んだ道、その結果といった描写なども見所
の一つと言えるでしょう。思いがけず再び夢を求める機会を得た“リュート”の目前に
現れた人物が新たな騒動の火種となる・・・って、口絵をそこに使うのか。珍しいですなぁ。

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2015年04月27日

『スカイ・ワールド10』

瀬尾つかさ 先生が贈るMMORPGノベル。第10巻は組織を離れ下層軌道のクエストに“かすみ”
たちと再びパーティを組んで望む“ジュン”が世界を揺るがす不穏な予兆を突き止めます。
(イラスト:武藤此史 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321409000028


小者化しつつある“エリ”、依存度が高い“ユーカリア”、優先度を上げている“ヒカル”、
正妻としての立ち位置は堅い“かすみ”。更に“アミリィ”を加え「もとの世界に帰ったら」
と仮定の話を“ジュン”からされた時に示すそれぞれの距離感が絶妙です。たまりませんな。

「あのかた」に『善き夢を届ける』のが目的と告げる“アリス”、その対極にいる“カリム”。
目的のために利用していた“ジュン”を今の状態では「あのかた」と会わせるべきではない
と判断した彼女と“カリム”の思惑に気付いた彼が選んだ選択肢は彼らしさを窺わせます。

冒険者、NPC、スカイワールドという世界あるいはゲーム。いろいろと考えさせられる考察を
経て“サクヤ”からの意味深長な伝言を受け取った“ジュン”の悪あがきに、第一軌道にて
待ち構えてる何かに、そして“リュカ”の窮地の行方に、最終局面と合わせて注目します。

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2015年04月26日

『竜は神代の導標となるか』

エドワード・スミス 先生の新作はファンタジー世界を舞台とした騎士英雄譚。王都の政変
に巻き込まれ鉄の竜に荒らされる地方都市の危機を郡主がそれを超える竜で迎え撃ちます。
(イラスト/クレタ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865055-7/


大陸の中央に位置するシュエルガ神権王国は「騎族」が主導する国。その田舎町カルムの
郡主を継ぐ予定の“カイ”は腕に覚えは無くとも祖父の研究に付き合える好事家。婚約者
である“エレナ”も呆れる中、近く祭でその成果を見せると彼は息巻いていたのだが──。

神代と呼ばれる遥か昔に動いていたと思われる「骸竜」。それを模した鉄の竜「鉄騎竜」。
安寧に堕落した王家、それを革新する者“ウェイン”。それぞれを象徴するかのような力
に「騎士竜」レイバーンを駆って“カイ”が向き合う形になります。犠牲を伴いながら。

圧倒的な力を持ちつつも「研究」半ば故に不安定なレイバーンに、“ウェイン”からの
差し金とも言える“ルガール”が駆る特別な鉄騎竜が容赦なく対峙する。“エレナ”との
絆を力に一騎打ちに臨む“カイ”の男らしさ、そして騎士竜の謎に注目のシリーズです。

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2015年04月25日

『モブ恋 -3rd-』

志村一矢 先生が贈る恋愛戦略ストーリーの最終巻。ギャルゲー主人公を地で行く“秋兎”
が1つのルートを選択した時、残されたヒロイン、そして“春馬”はどうするか注目です。
(イラスト/ぎん太 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865060-1/


“秋人”が“桜子”と恋人宣言。彼のヒロインになることを応援してくれた“春馬”に対し
今度は自分が“春馬”の恋を支援する番だと主張する“モブ子”。片思いの相手“ちえり”
の失意を感じて結ばれるよう画策する“モブ子”の態度に自然と心が荒れてしまう“春馬”。

世の中そうギャルゲー主人公のように上手くいくワケがないにしても、ここまでねじれて
泥沼にはまってしまう“春馬”が、“ちえり”が、そして“モブ子”が不憫で仕方がない。
特に、置き去りにしてきたはずの過去に苛まれる“春馬”のやるせない感じがハンパない。

180ページほどの短い話の中で、言うなれば“秋兎”に振り回されてきた少年と少女たちが
「恋の終わり」と「愛を識る」瞬間を描ききった、という点については妙に納得させられる
ものがありました。「モブ」というテーマに最後まで忠実で、印象深い作品となりました。

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2015年04月24日

『ヘヴィーオブジェクト 氷点下一九五度の救済』

鎌池和馬 先生が描く近未来アクション。第8巻は「正統王国」「情報同盟」「資本企業」
「信心組織」の思惑がひしめく常夏の地で“クウェンサー”たちが無謀な任務に挑みます。
(イラスト/凪良 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865064-9/
http://kamachi10th.dengeki.com/


アニメのキャラクターデザインが 凪良 先生のイラストに準拠してくれているのが好印象。
鎌池 先生の作家活動10周年を飾るアニメ化企画として成功を祈念するばかり。さて本編は
ロストエンゼルスなる海岸工業都市、誰がどの組織の人間かも分からない無法地帯が舞台。

敵対するオブジェクトを無傷で強奪する作戦を立案し、実行を手伝う“クウェンサー”。
搭乗するエリート付きで鹵獲作戦を成功させる彼に無法地帯の隠れた荒れ模様など目でも
ないような陰謀が襲い掛かる・・・って、ホントにこれ地球を救う英雄クラスの仕事ぶり。

今回は特に置かれた環境があってこその選民的な思想、そこから押し付けられる理不尽に
気付いて、真っ向から対決して、そして落とし前をつけさせた“クウェンサー”がとても
格好良くて爽快にさせてくれる展開でした。そう言えば確かにアレ、使われてませんね。

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2015年04月23日

『GEφグッドイーター(2)』

新木伸 先生が贈る4コマファンタジー小説。第2巻は“カイン”を妹なる少女が登場して
「グッドイーター」の面々が思わず動揺しながらもキャッチ&イートな日々を過ごします。
(イラスト:あるや 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515466


ということで“カイン”の幼なじみ“アルカ”登場。「お兄ちゃん」と呼んじゃうとても
紛らわしい彼女は勇者の末裔。実力も人並みを遥かに超すものがあるのに、あとがきでも
言及されているとおり“リーダー”たちが凄すぎて霞むほど。ちょっと残念な娘です。

「幸運兎堂(ラッキーラビット)」の双子姉妹“リタ”と“エマ”、そして“マネモシャ”
を見破る“カイン”がさりげなく意外なスキルを発揮。流石は嫁が7人いるという祖父に
して英雄の血を受け継ぐ者は伊達ではないということですね。他にも細かい所で芸達者。

“アサシンさん”とぬこの組み合わせとかいい感じですし、“魔王さま”の人格交換魔法
はいろいろと妄想が捗ってこちらもいい感じ。“リーダー”は33票だった、ということで
何かしらテコ入れが必要ですかね(苦笑)。そんな感じでゆるゆると次巻へ続きます。

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2015年04月22日

『俺、ツインテールになります。9』

TVアニメの円盤が順次発売中な 水沢夢 先生のツインテール愛あふれるシリーズ。第9巻は
百合を求める敵の動向に便乗して女性陣が“総二”と接近・・・と騒ぐ余裕は無いようです。
(イラスト:春日歩 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515435
http://www.tbs.co.jp/anime/ore_twi/


うわー、士気の下がったアルティメギルとのユルい戦いから始まってまさかこのラストに
繋がるとは思いも寄らず。テイルレッド側も負荷が掛かっていたりして大変だどうしよう、
としていた矢先ですからねぇ・・・。これは「次巻を! 早く!」と言わざるを得ません。

それにしても“唯乃”は性別不詳な感、というか自意識が欠けている事で見せるちょっと
した油断あふれるシチュエーションにそこはかとなく惹かれます。もちろんバトルも十分
魅せてきます。特に今回は“総二”を諫める立場ということでだいぶ力が入っています。

「ツインテール占い」とか色々、コメディ要素でしかないのかと思いきや、よくよく考え
直してみると“総二”の異常性を示唆していたことにも繋がるワケで。“ソーラ”の件も
同様で。未曾有の窮地にツインテイルズはどう向き合うのか、楽しみにしておきます。

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2015年04月21日

『ジンクスゲーム2』

アダチアタル 先生が贈る青春・サイコスリラー。第2巻はジンクス使いとなった“真奈”
との思い出の地を血で穢すと“ロストマン”に告げられ“蒼馬”が再びゲームに臨みます。
(イラスト:ニリツ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797383539.html


ジンクスを絆と捉えるよみがえりたての“真奈”。同じ境遇の“鈴蘭”にも似た想いはある
ようで、二股容疑を掛けられる“蒼馬”とのやりとりなどを見ていると実に微笑ましい限り
なのですが、そうは問屋が卸さない・・・というか“ロストマン”が見逃すはずも無いワケで。

味方を守ることに長けた「あたしだけのヒーロー」として兄を見ていた“真奈”。けれど
今の“蒼馬”は思い描いていた様な行動原理を持ち合わせていないと知り愕然とする彼女。
それが“ロストマン”が告げた「邪悪な魔女」が付け入る隙を与える結果に繋がります。

魔女の予想外で桁違いな能力にどう太刀打ちするのか。思わぬ伏兵が想いも寄らぬ手口で
魔女の終わりを告げてもなお、ジンクス使いに対する謎は深まるばかり。魔女退治を経て
ある決断を下した“蒼馬”たちに安息の日々が訪れるか否かは神のみぞ知るということで。

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2015年04月20日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7』

大森藤ノ 先生が贈る、一端の冒険者である少年と矮小なる女神が織り成す眷族の物語。
アニメ放送で注目を集めつつ刊行の第7巻は“ベル”が最悪の相手に目をつけられます。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797383119.html
http://danmachi.com/


“フレイヤ”を敵視する“イシュタル”。彼女に“ベル”が「“フレイヤ”のお気に入り」
だと“ヘルメス”によって意図的に知られてさあ大変。相手は歓楽街、そして戦闘娼婦たち
の女王ということで“ベル”の貞操が危ない! まさに女難の事態にひたすら逃げ回ります。

そこで出会った娼婦“春姫”。極東の出身で“命”と浅からぬ縁、とあって身請けの策を
講じるのですが、ここで問われるのが「英雄願望」と「娼婦は破滅の象徴」という言葉。
秤に掛けて一度は迷った“ベル”が覚悟を決めてからの英雄ぶりは見所の1つと言えます。

そして一番の見所と言えば、おイタが過ぎた“イシュタル”を完膚なきまでに懲らしめる
“フレイヤ”御大の「ゴッデス・ウォー」。怒らせたら恐い所をこれでもかと見せつけて
くれました。“春姫”も加わり、ますます“ベル”を中心に動く物語の行方に注目です。

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2015年04月19日

『まぶらほ 〜じょなんの巻・じゅう〜』

築地俊彦 先生の言わずと知れた大人気マジカルラブコメ・シリーズが遂に完結。娘だと
名乗る少女から「母親を決めてほしい」と迫られた“和樹”が選んだ選択肢や如何に。
(イラスト:駒都え〜じ 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321501000042


ファンタジア文庫のサイトで検索をかけたら「〜ノー・ガール・ノー・クライ〜」の刊行が
2001年10月19日となっていて普通に初版で読んでたなぁ、と思うと時の流れとは(以下略。
駒都 先生の『まぶらほ』イラストもこれで見納めか、と思うと感慨深いものがあります。

“夕菜”“凜”“玖里子”、そして“千早”。誰が正妻になるのかは推して知るべし、では
ありますけどその結論に至るまでのそれぞれの気持ちの整理をどうつけるか。その機微が
これまで培ってきた“和樹”と過ごした日々によるものだと感じられるのが良かったです。

欲を言えばメイドさんシリーズをずっとだらだら続けていってもらうのも一興かと思って
おりましたが、昨今の出版事情を考えると・・・昔は良かった、とかつい言いたくなります。
ということで最後までまとめていただきありがとうございました。祝・完結、であります。

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2015年04月18日

『デート・ア・ライブ マテリアル』

公式設定資料集、原作者インタビュー記事、文庫未収録分の短編3編に書き下ろし小説と
「ファンタジア文庫編集部」選りすぐりの『デート・ア・ライブ』ファンブックです。
(原作:橘公司 先生 イラスト:つなこ 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321501000043
http://date-a-live-anime.com/


キャラクター設定に寄せた 橘 先生や つなこ 先生のコメントを1つ1つ読んでいくと、
それぞれに色々な思い入れがあることが分かって興味深いです。そのあたりは直接対談の
ところでも触れられていて、数々の裏話的なエピソードが垣間見れたのが良かったです。

興味深いと言えば、シリーズを通じてトータルデザインを担当されている 草野剛 氏への
インタビュー記事。デザインという観点からライトノベルという作品を後押しするための
ノウハウなど、普段目にしない話題に触れる機会を得る事が出来てこれも良かったです。

短編は過去読めていなかったものも含め、シリアス寄りだったりコメディ寄りだったりと
それぞれに味のある内容ですので読んでおくと良いでしょう。「精霊カンファレンス」は
メタな話ですけど。“十香”がどんどん残念な感じになっていくのが気になります(苦笑)。

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2015年04月17日

『響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』

4月よりTVアニメの放映を迎えた、武田綾乃 先生の部活&青春エンターテインメント小説。
第3巻は全国大会を前に副部長の“あすか”が退部を迫られ、部員にも動揺が走ります。
(イラスト:アサダニッキ 先生)

http://tkj.jp/book/?cd=72398201
http://anime-eupho.com/


「親の心子知らず」と言うよりは「子の心親知らず」と言ったほうが適切と思える場面。
将来に向けて漠然とした希望や不安を抱える多感な時期にあるからこそ衝突してしまう
親と子について“久美子”が直接的に、そして間接的に関わっていくことになります。

そして更には全国大会まで北宇治高校吹奏楽部を導いてきた“滝”の過去にも“久美子”
は誰よりも踏み込んでいきます。それこそ“麗奈”以上に。副部長、そして部長に牽引
されてきた「吹部」を期せずして支える形となった彼女の頑張りと功績は大きいです。

“滝”や“小笠原”“あすか”からの激励は胸に響くものがありますし、本番の演奏を
描写するテキストは濃密で印象的でした。何よりも“あすか”の努力が報われたこと、
そして「ユーフォ好き?」と聞かれて即答する“久美子”の言動を喜ばしく思います。

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2015年04月16日

『終わりのセラフ5 一瀬グレン、16歳の破滅(カタストロフィ)』

鏡貴也 先生が贈る学園呪術ファンタジー。第5巻は「終わりの天使(セラフ)」という
計画の存在をほのめかす“真昼”を追うため“グレン”たちは次なる行動にうつります。
(イラスト:山本ヤマト 先生)

http://cont.lanove.kodansha.co.jp/10004.html?id=9818/40162#40553
http://owarino-seraph.jp/


一歩も二歩も先を行く“真昼”に手玉に取られる“暮人”。そのとばっちりは“グレン”
の周囲にいる人々、“五士”や“美十”、“時雨”や“小百合”らも喰らう始末。同じく
“シノア”にも・・・と言いたい所ですが、まだやり返される未熟さは年なりにあるようで。

いつしか仲間と共にあることを弱さだと、けれどそれが自分なりのやり方だと“グレン”が
強く認識するまでの過程が《ノ夜》との度重なるやりとりを通じて明示されます。これが
また格好良いと言うか、静かに熱い思いが伝わってくるかのようで見所と言えましょう。

何を思ったか吸血鬼に京都へと意図的に連れ去られた“真昼”。更に“深夜”も巻き込んで
古都へ向かった“グレン”が力強い成長を見せ付ける頃、時は12月、すでに終末の時が近い
ことを示唆する彼女の思わせぶりな態度が何を意味するか、続きに注目したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2015年04月15日

『銃皇無尽のファフニールVIII アメジスト・リバース』

ツカサ 先生が贈るアンリミテッド学園バトルアクション。ドラマCD付き限定版が同時発売
となる第8巻は“イリス”の体に起こる衝撃的な変化に“悠”が大いに戸惑い、悩みます。
(イラスト:梱枝りこ 先生)

http://cont.lanove.kodansha.co.jp/10004.html?id=9818/40162#40550
http://www.tbs.co.jp/anime/fafnir/


“ヴリトラ”が捕らえられながらも強気な姿勢を崩さない所が素敵とまずは申し上げつつ。
彼女からもたらされた“クラーケン・ツヴァイ”が全ての「D」をつがいの対象とする話、
そしてその接近と共に女性陣の竜紋が変色していくという事実に焦りを感じる“悠”。

対して竜紋に全く変化が見られない“悠”。それが示す意味は何なのか。その答えの片鱗
が“イリス”最大の危機に直面したときに垣間見れるワケですが・・・覚悟完了しないまま
その境地に辿り着いてしまう彼の独占欲の強さ的なものを垣間見た瞬間でもありました。

こうして見ると、“ジャン”の性別がバレたことなんて瑣末なことですね(苦笑)。彼女
が願った「説得」は思いも寄らぬ形で身を結ぶ結果となりました。ただ、それすらも破滅
への序曲に過ぎないことを示唆する“ヴリトラ”の思惑と続きが気になって仕方ないです。

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2015年04月14日

『ミスマルカ興国しない物語 〜ミッション・シャルロッテ〜』

林トモアキ 先生が「ザ・スニーカーWEB」において連載していた『ミスマルカ興国物語』の
スピンオフ小説と、「ザ・スニーカーpremium」に掲載の短編を収録した1冊となります。
(イラスト:浅川圭司 先生 キャラクター原案:ともぞ 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321502000070


暇な“シャルロッテ”のムチャ振りに付き合わされる“マヒロ”。行く先々で巻き起こる
怪事件、敵として立ちはだかる“鉄仮面”とお付きのメイド“ゼティ”・・・ってホントに
好きだな(苦笑)。ということで“マヒロ”たちは事件を解決することが出来るのか──。

いやぁ、本編とはガラリと雰囲気を変えてひたすらノリだけで突っ走っていく短編の数々。
これも 林トモアキ 先生の作品を楽しむ醍醐味の一つと言えるでしょう。力まずに読める
お話も時には必要だよなぁ、と改めて感じさせてくれるものばかりでございました。

「天界クロニクル アドミニストレイターズ」は小冊子を戴いてすでに拝読の身ですけど、
こうして改めて読ませてもらいますと『お・り・が・み』からの 林トモアキ 先生作品読者
としてはご褒美以外の何物でもないという。今後もこうしたお祭り企画があると良いですね。

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2015年04月13日

『問題児たちが異世界から来るそうですよ? 軍神の進路相談です!』

竜ノ湖太郎 先生が贈る人気シリーズが12巻目にして第一部完結。ラスト・エンブリオの
死闘を経て“十六夜”“飛鳥”“耀”に訪れる転機にそれぞれがどう対応するか注目です。
(口絵イラスト:天之有 先生 本文イラスト:ももこ 先生)

http://sneakerbunko.jp/bookdetails/?pcd=321404000275
http://mondaiji.tv/


紆余曲折を経て、ここまで辿り着きましたか・・・などと過日に放送された「なますに!」で
ゲストとして登場し、その思いを語った 竜ノ湖太郎 先生の言葉を思い出しながら呟いて
みたり。そしてあの引き具合ですからなぁ・・・問題児たちの様子もだいぶ様変わりしました。

中でも“十六夜”そして“飛鳥”の背景を掘り下げていく場面が印象的。なぜ魔王を倒せた
のかという葛藤を彼は抱え、なぜ決闘を申し込まれるのかという矛盾と彼女は向き合う。
まさに名シーンの連続でした。“耀”もだいぶ自己主張できるようになって感慨深いです。

第二部は間を置かず6月刊行の『ラストエンブリオ』に引き継がれる予定のようですが・・・
イラスト担当の交代は 天之有 先生に何かしら事情があったからかしら、などと邪推しつつ
開幕を待ちたいと思います。それにしても第二部の主人公は一体全体、誰になるのやら。

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2015年04月12日

『よし×けい』

ライトノベル作家が同業者を美少女化した挙句、百合カップルに仕立て上げる事案が発生
ということで 弘前龍 さんのライトノベル作家ペアリング小説第二弾を拝読であります。
(イラスト:ふゆまる さん 曲・動画:ほのづき さん コミック:すざき さん)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm25850399
http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=49421269&mode=medium
http://www.nicovideo.jp/watch/sm24167772
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=21686


今回の主役は“折口ヨシノ”と“十階堂ケイ”。拾い上げ作家は同業の知り合いが少ない
と感じる“ヨシノ”が同じような境遇にある(と思われる)作家と集まる会を設けた事が
きっかけで、“ケイ”という珍獣(?)と顔を合わせたところから物語は動き始めます。

予備動作なしで拳を入れたりとドSっぷりを見せる“ヨシノ”とそれでもへこたれず奇行
に走るドMっぽさを感じさせる“ケイ”がどうして朝チュンしてしまう展開になだれ込む
のか、その衝撃的な顛末に注目です。大事な場面で噛んでしまう“ヨシノ”が可愛いです。

本編中にも登場した“ナツキ”と“ミサキ”のその後を描く『なつ×みさアフター』では
しっかりしていても抜けている“ナツキ”とちゃらんぽらんながらもキメる所はキメる
“ミサキ”のいつも通りな感じが堪能できます。次はどのカップリングですかね(苦笑)。

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2015年04月11日

『エンジェル・フェスタ! 3』

「MF文庫J」が贈るストーリー主導型アイドルプロジェクト。鏡遊 先生が上梓する第3巻は
生徒会長“凛子”に解雇された“陸”が思いも寄らぬ形で〈FEALs〉と関わっていきます。
(イラスト:川上哲也 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1294
http://angelfesta.bunkoj.com/


学園から少しだけ外れた場所にある弱小芸能事務所でマネージャーの代役を務める“陸”。
物理的にも精神的にも距離を置いたことで、改めて〈FEALs〉を育ててきたという自負を
胸にした彼が“凛子”のもとへ直談判に挑む姿は熱血そのもので実に格好良いものです。

その“凛子”が〈FEALs〉に足りない、エンジェル・パーティを勝ち抜くために必要なもの
を補う重要な要員であり、なぜ今まで〈FEALs〉と距離を置いていたのか、という理由も
含めて話の軸となります。もちろん“すず”もその1人。“陸”の代役が功を奏します。

〈FEALs〉の一員として意識を高め、アイドルとしてのレベルを上げていくメンバーたち。
「SOG」との直接対決を前にそれでも何かが足りないと感じていた“みなも”のわだかまり
をある昔話が払拭していく情景が印象的でした。更なる高みを目指す彼女たちに注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル