ゆうきりん 先生が贈る、常識が通じない《個性者》に気苦労の絶えない《村人》たちの日常
を描くシリーズ。第9巻は生徒会選挙以外に体育祭でも騒動の予感で“佐東”大忙しです。
(イラスト/赤人 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869171-0/ 】
いやいやながらに新しいクラスの委員長になった・・・かのように見せかける“佐東”が中々
な策士ぶりを早速披露します。男を上げてきていると感じさせます。選挙協力できない立場
から“翼”や“桜子”を見てちょっとした疎外感を覚えたりと心境の変化にも注目です。
今や珍しくないのかもしれない、親からのクレームで個人の優劣をつけさせない体育祭。
イメージアップのために“翼”や“桜子”が参加するとあって個性者も参戦。生徒会長の
焚きつけもあって思わぬ競争を見せる中、“桜子”が色々と活躍していく姿のが印象的。
一騎打ちかと思いきや現・生徒会副会長“れんず”も選挙戦に参加。普通の学生生活を送る
ために全力を尽くす彼女の公約が意味するところとその結果にある意味、納得してしまう
村人たちの生活観がにじみ出ています。話をどう締め括ってくるのか興味津々であります。