2015年01月04日

『新米社長のパーフェクトゲーム2 逆襲王女と神様の楽器』

ツガワトモタカ 先生が贈る痛快ジャイアント・キリング・エンタメ。第2巻は三大企業を
出し抜いた“アレックス”がリキッドの販路拡大を目指し新たな喧嘩を吹っ掛けていきます。
(イラスト/黒衛もん 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/578.html


「HJ文庫」は若年層の男性キャラを魅せていく物語がちらほら見受けられると感じる昨今、
本作もその傍流を担うものとして楽しく読ませてもらってます。1巻の感想記事は時期を
逃して書けませんでしたが、2巻もその思いは変わりません、と言っておきましょう。

本編は超大国の利権争いに巻き込まれ内戦状態にあるラウドリア王国を救わんと奮闘する
幼き王女“ハリエット”が“アレックス”と出会い、その夢をあの手この手で実現していく
過程で色々と魅せてくれます。“ミレーヌ”がチョロすぎなので頑張ってほしい所です。

レギオンフレームの操者としても格の違いを見せつけた“アレックス”。彼の隙を突いた
“イーサン”と“エステル”の常軌を逸した振る舞いの数々が中々突き抜けていて良いと
感じました。まだ道半ばの彼に山積する課題をどう払拭していくのか、続きに期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル