2014年12月31日

『デート・ア・ライブ アンコール3』

橘公司 先生が贈る、劇場版アニメ制作とゲーム発売が決定した大人気シリーズの短編集。
第3巻は時節柄、クリスマスをテーマにした書き下ろしなど7つの小編を収録しています。
(イラスト:つなこ 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321407000087


最近なにかと色モノ扱いされている気がする“美九”。彼女をライバル視するアイドル
“日依”の言動に思うところのある“士道”が橋渡し役となる「美九オンステージ」。
“美九”が報われていると分かる挿話でした。それでも彼女は自由奔放でしたけど。

それにしても“士織”大人気ですな、「士織ペナルティ」でも垣間見えますが。そんな
女装をしなくても精霊たちから注目を集める“士道”の決意を聞き出す「真那リサーチ」。
“真那”と“士織”のお買い物エピソード? 読みたいのでぜひ書いて下さい(苦笑)。

書き下ろしのクリスマス・エピソードは精霊たちの無茶振りにも懸命に応えていく“士道”
の頑張り具合と、その裏で“狂三”が色々と動いていた様子を描く二段構えで楽しませて
くれます。それにしても“狂三”が可愛い。「キャットカフェ」は反則級だと思います。

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2014年12月30日

『スカイ・ワールド9』

瀬尾つかさ 先生が贈るMMORPGノベル。第9巻は“サクヤ”復活に心血を注ぐ“サクヤ”に
追従不能なメンバーが続出する中、彼を諫める少女の登場とその始まりの物語を綴ります。
(イラスト:武藤此史 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321409000029


「ドラゴンマガジン」に掲載されていた短編、“ジュン”がスカイワールドに来て最初に
組んでいた少女“アミリィ”と出会い、とある顛末を経て進む道を分けていくまでを描く
エピソード。それを語る場面に今の女性陣が1人ずつ聞きつけてくるという話運びです。

仲間とはぐれて1人で居た所に“ジュン”と関わりを持ってしまったのが“アミリィ”の
運命を大きく振り回す結果となります。更にはあちこちのクエストを達成していく過程で
心惹かれずにはいられないあれやこれやが実に瑞々しい青い春ぶりを見せつけてきます。

別離の話を聞かされるだけで終わらない、書き下ろしのエピローグ部分でサプライズと
“ジュン”に新たな局面を与える展開が面白い。“リュカ”の暗躍ぶりと“エリ”が少し
報われた様子が目を惹きます。彼らに与えられた不思議なクエストが示す意味に注目です。

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2014年12月29日

『冴えない彼女の育てかた 7』

丸戸史明 先生が贈るメインヒロイン育成コメディ。短編集を挟みつつ刊行となる待望の
第7巻は遂に“恵”が表紙を飾り、物語としても大きな転換期を迎えることとなります。
(イラスト:深崎暮人 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321409000030


初回限定版は表紙がリバーシブル仕様になっておりますが、これはぜひ本編を読み終えて
からめくって見ていただきたい。神回と言っても過言ではない、“恵”無しでは語れない
展開を見せてくれます。隠された絵を見るのはそれを受け止めてからでも遅くないはず。

もちろん“詩羽”と“英梨々”にも大事な局面が訪れることになります。“倫也”自身の
プロデューサーとしての資質が問われた結果として。・・・それにしても 深崎 先生、あの
3連発はインパクトありすぎて、見ているこっちも衝撃を受けることしきりでしたよ・・・。

新しい春が来たことで少なくとも“倫也”の周辺は大きく変わって、いや、変わらざるを
得ない予感を滲ませつつの第一部完。第8巻が早くも待ち遠しい中、次に出るのは雑誌に
掲載した小編と書き下ろしを収録した短編集ということで、また生殺し状態が続きます。

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2014年12月28日

『俺、ツインテールになります。8 イラスト集付き限定特装版』

TVアニメも絶好調な 水沢夢 先生のツインテール愛あふれるシリーズ。第8巻は力不足と
感じる“愛香”が彼女にとってのツインテールとは何かを改めて問われる局面を迎えます。
(イラスト:春日歩 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515282


“慧理那”や“慧夢”の嗜好がダダ漏れすぎて“トゥアール”の痴女ぶりも霞む昨今、
刻一刻と期限が迫る“尊”も実はアナザーテイルブルーとして変身できることが判明。
更に身内から強力な好敵手が登場したことでアイデンティティを揺さぶられる“愛香”。

これまでツインテイルズの面々がパワーアップしたきっかけには「思い入れの強い何か」
が関係していることに気づいた“愛香”。それが何かを掴むための異常事態発生でしたが
まさかアイテムがアレとは(苦笑)。イラストめちゃ格好良いのに蛮族系少女って。

パワーアップした内容も“愛香”のスタイルらしさが出ていて順当さが出ている上に
隙が無い感じでどこまで強くなるんだろうとある種の危惧を抱かずにはいられません。
強くなるツインテイルズに対し“首領”にそう思わせるのはいつになるか楽しみです。


イラスト集の内容をご紹介しておくと、コンテンツとしては以下の4点。

  ・「描き下ろしイラストギャラリー」
  ・「単行本未収録イラスト」
  ・「キャラクターイラスト集」
  ・「アンソロジーイラスト」

描き下ろしイラストは「if」がテーマ。・・・そう言えば本編は百合属性と言いながら特に
そんな場面はありませんでしたな。まぁ、イラストで補充ということで。イラスト集の
キャラクタープロフィールがまたぶっ飛んだ内容で実に面白いと思います、ハイ。

アンソロイラストを手がけたイラストレーターの方々は 畑健二郎 先生、戸部淑 先生、
霜月えいと 先生、ななせめるち 先生、あるや 先生、越島はぐ 先生と豪華な顔触れ。
畑健二郎 先生のコメントは本当に賞賛するしかないと言えます。流石と言えましょう。

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2014年12月27日

『最弱無敗の神装機竜《バハムート》5』

明月千里 先生が贈る学園ファンタジーバトル。第5巻は“ルクス”を主と仰ぐ帝国の凶刃
“夜架”が抱く帝国再興の想いと特殊な能力を有する装甲機竜の登場に動揺が走ります。
(イラスト:春日歩 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797377637.html


触れた装甲機竜を一時的に操ることができる「禁呪符号(スペルコード)」、“夜架”の
装甲「夜刀ノ神」。街中で最近起こるとされる装甲機竜の暴走事件。因果関係を疑わざる
を得ない“アイリ”たちが彼女と“ルクス”の接触を危惧するのも無理はありません。

その上「旧帝国残党の「帝都奪還作戦」に対する囮役」そして「全竜戦で6戦中4勝」と
新王国から無理難題を突きつけられる“ルクス”が可哀想で仕方が無いのですが、実は
それが過去の自分と向き合う契機になっているのが注目所。結末にも関わってきますし。

“ルクス”争奪戦の行方として“リーシャ”の展開が目を惹く所。そしてその上を行く
“夜架”との「雨降って地固まる」的な落とし所。強力なライバル出現に姦しさを増す
予感を滲ませつつ“アイリ”が掴んだ謎の欠片がどう繋がっていくのかが気になります。

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2014年12月26日

『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)6』

海空りく 先生が贈る学園ソードアクション。 第6巻は「七星剣武祭」遅参の“ステラ”
がBブロック全員と戦う特別ルールの下で修行の成果を存分に発揮する所から始まります。
(イラスト:をん 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797380316.html


並み居る相手をただ蹴散らすのではなく、どれだけ力の落差が相手にあるのかを確かめて
から順次圧倒していく“ステラ”の姿はまさに修羅。そんな彼女が“一輝”の前で見せる
しおらしさ、そして痴態がまたギャップとなって彼女の魅力を一層引き立てていきます。

“一輝”のことを気にかけているのは彼女だけではない、ということで“サラ”からの
我慢ならない熱烈なアプローチもあります。これが単なるコメディ要素かと思いきや、
「七星剣武祭」で戦う“サラ”の動機付けにもなっていると知れるのですから興味深い。

未来予知の能力を有するとされた“天音”が、“泡沫”が言及する通りそんなものでは
ないトンデモな力を持つ者だと知らされたり、“ステラ”の影響で1日に2連戦を強要
される破目に陥った“一輝”に勝ち目はあるのか。続きに大いに期待したいと思います。

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2014年12月25日

『異界神姫との再契約(リユニオン) ―暴風再愛―』

望公太 先生が贈る新作は、異世界で十二の美姫を従え魔王を倒した少年が元の世界に帰還
し、舞い戻って直面する美姫たちの変わりようを何とかするリユニオンファンタジーです。
(イラスト:メロントマリ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797381603.html


「十二神姫(ネブローサ)」の力を借りて魔王を倒した黒須遠こと“トーイ・クロス”。
ある理由を元に契約を解除し、元の世界に帰った彼が1年後、決意を胸に再び異世界へと
舞い戻ってみれば10年の時が経過しており、神姫たちは自由奔放に暴れ回っていた──。

やむにやまれぬ帰還の理由を言い訳にすることなく、かつて勇者と呼ばれた“トーイ”が
率先して尻拭いに乗り出すその裏には、かつて彼女たちを魔王討伐の道具として扱って
しまっていた後悔も含まれており、今度こそ従えさせるという決意も込められています。

カッコイイんだか何なんだか、という“トーイ”の評価は彼を呼び戻したスチュアート
姉妹の姉“ライラ”の「ムッツリスケベ」という評価が妙に嵌るのだから面白い。最初
に従えた“リューラ”は難易度低めだったものの次以降はどうなるのか、気になります。

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2014年12月24日

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア3 小冊子付き限定版』

大森藤ノ 先生の大人気シリーズ「ダンまち」のスピンオフ作品。第3巻はモンスター大量
発生の討伐に借り出される“アイズ”が「アリア」を知る者たちの思惑に触れていきます。
(イラスト:はいむらきよたか 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797381504.html


白兎と称される少年“ベル”にことごとく、文字通り脱兎のように逃げられる“アイズ”が
いじける仕草、メッチャ可愛いです。失意の底にある彼女へ、24階層のモンスター大量発生
を鎮圧するクエストが真っ黒なローブの魔術師から依頼されます。意味深長な発言と共に。

Lv.6 へとレベルアップを果たした彼女の強さ、その片鱗がクエストをこなす中でも見られ
ますけれども、一番の見せ所は“オリヴァス”との一戦と言えるでしょう。その結末がまた
衝撃的なものとはなりましたが。“レヴィス”の存在がますます謎めいてまいりました。

その裏で頑張る“レフィーヤ”の姿を描くのも抜かりないのもポイント。別働隊として同行
した“フィルヴィス”と“ベート”のいがみ合いに悩みながらも不器用なりに歩み寄って、
自分なりに成果を上げている点に微笑ましさを感じつつ、頑張って欲しいと願う所です。

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2014年12月23日

『イケニエハッピートリガー』

未味なり太 先生の「第10回MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員特別賞」受賞作。超能力を
与える代わりに1人の少女を殺せと言う神に対し、人類は、少女はどう応えるかを問います。
(イラスト:らいか 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1232


様々な問題を抱える人類の前に突如現れた女神。彼女に不死とされた少女“エル”を殺す
唯一の手は「彼女を幸せにすること」。彼女が18歳の誕生日を生きたまま迎えれば超能力
を与えられた人類が死ぬ条件の下、イケニエ少女が運命の少年“ユタカ”と邂逅する──。

いわゆる「アペンドライン」と呼ばれる、従来の「MF文庫J」作品とは一線を画す序列に
位置する本作。“ユタカ”が“エル”の世界に召喚された少年、すなわち彼女の事情を
知らない人間と知り「自分のことを幸せにしてほしい」と約束させます。ここがまず重い。

一時とある理由から“エル”は“ユタカ”から離れることになるワケですが、それが誤解
と気付いてから一気に距離感が縮まり、その証として血を流し体調不良になっていく展開
がこれまた幸せな想いの分だけ重い。最後も壮大な引きを見せていて続きが気になります。

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2014年12月22日

『ひとりで生きるもん! 〜粋がるぼっちと高嶺の花〜』

暁雪 先生の「第10回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作」受賞作。性格のいい美少女など
いないと信じるお笑い好きの少年が突如美少女と向き合う破目になるラブコメディです。
(イラスト:へるるん 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1240


クラス階層の底辺にいて「美少女を見たら詐欺師と思え」を信条とする少年“慶人”の
元に漫才の台本を評価してほしい、と手紙が届く。ツッコミが弱いと指摘した所から文通
が始まり、いざ会ってみたら学校一の美少女で漫才の相方になってほしいと迫られて──。

ということで、ボケ倒す“千紗”が美少女であるという点だけで信用ならない“慶人”が
彼女に好感を抱きつつある中で葛藤する様子や、彼女が漫才をやろうと決意したその背景
がコミカルな場面とシリアスな局面を短いページ数の中、絶妙な配分で演出してきます。

文化祭で「底辺かける高嶺の花」としてお笑いにかける意気込みを全てぶつけてくる流れ
から衝撃的なラブ一色の展開に繋げて1冊に綺麗に纏めた結びも秀逸。タイトルに否定的
な意味だけでなく前向きな面も含めていたというのだからまた凄い。オススメの作品です。

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2014年12月21日

『勇者イサギの魔王譚 2 それすらも幸せな日々だと気づかずに』

みかみてれん 先生が贈る、魔王候補として召喚された勇者の冒険譚。第2巻は最愛の人の
残滓を辿らんとする“イサギ”が魔王城を襲う冒険者を前に決断を迫られる場を迎えます。
(監修:桝田省治 先生 画:荒川眞生 先生)

https://www.enterbrain.co.jp/product/mook/mook_bungei/213_other/14394801.html


「冒険者ギルド」。かつて“イサギ”が困っている人を助けるために作ると決意した組織。
そこに所属する選りすぐりの者たちが、魔王候補から魔王を選出しようとする弱き魔王城
へと大挙する時代。彼らが変わり果てた志をもっているものだから“イサギ”も大憤怒。

その想いを抱く元となった、“イサギ”が“プレハ”に勇者として召喚され、育てられた
エピソードがまた彼の苦難の道のりの始まりでもあると分かると悲壮という言葉が見事に
当てはまります。今回対峙する相手があの名前というのも てれん 先生、容赦がないです。

すっかり熱の入った“デュテュ”とは別に、かつて勇者であった頃の“イサギ”を知る
“リミノ”が登場することで恋の鞘当てっぽい展開も見どころとなりますが、やはり一番
となるのは「彼」の裏切り。“イサギ”の夢に影を落とすか否か、続きが楽しみです。

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2014年12月20日

『勇者イサギの魔王譚1 夢の始まりを始めるために』

みかみてれん 先生が「小説家になろう」で発表した作品を書き直して贈る異世界冒険譚。
勇者として異世界を救った少年が新たに魔王として召喚され直す数奇な運命を描きます。
(画:荒川眞生 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/product/mook/mook_bungei/213_other/13298901.html


剣と魔法の世界「アルバリスス」に召喚された平凡な学生“イサギ”が勇者として活躍し
魔王“アンリマンユ”を死闘の末、打ち倒す悲願を達成。最愛の人“プレハ”への想いを
告げたと思いきや20年先の未来に、それも魔王候補として再召喚される所から始まります。

勇者としての力は失われ、同じ魔王候補“愁”“廉造”“慶喜”と共に切磋琢磨しながら
復活の時を待つ“イサギ”。その傍らで魔王と戦った仲間の現状を探りつつ、“プレハ”
のことを知ったときの彼のやるせなさと言ったらもう。てれん 先生、容赦がないです。

そんな彼を立ち直らせる契機が“慶喜”であったり、魔王の息女“デュテュ”だったり
するあたりも運命に翻弄されている感じが出ていて良いです。だからこそ副題に繋がる
ということが分かるとなおのこと。再び夢を追う力を得た彼の今後が気になる所です。

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2014年12月19日

『GOSICK BLUE』

桜庭一樹 先生の名作、『GOSICK』の続編が満を持して登場。長い船旅を経てアメリカ大陸
へと渡った“一弥”と“ヴィクトリカ” が運命の因果と事件に巻き込まれていきます。
(装画:カズモトトモミ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/gosick/


移民として働け、と説く新世界に早速ケチをつける“ヴィクトリカ”。相変わらずブレが
なくて可愛らしい。そんな彼女の言動にオロオロしながらも、ちゃんと伝えるべきことは
伝える“一弥”も男前。2人とも年を経ても根っ子の部分は変わらないと感じさせます。

冒頭「ワンダーガール」というコミックの導入から始まる物語。その登場人物に良く似た
2人が原作者と運命的な出会いを果たした所からあれよあれよと新世界の成功者たちの
表と裏の事情に、それも分かれて立ち会う破目に。まさに運命と言える新天地の1日目。

知恵の泉で過去を暴く彼女の力は新天地でも大活躍。もちろんそれも見所ですが、彼女を
護らんとする彼の想いと行動力にも注目して頂きたい所。奇跡的な1日を過ごした2人が
どんな新生活を送るのか楽しみで仕方がありません。・・・そうか“瑠璃”の絵、無いか・・・。

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2014年12月18日

『掟上今日子の備忘録』

西尾維新 先生が贈る新作は探偵物語。「今日子さんには今日しかない」──忘却探偵と
呼ばれる彼女は全てのことを1日で忘れてしまうのにどう事件を解決するのか、注目です。
(イラスト:VOFAN 先生)

http://kodansha-box.jp/topics/nishio/okitegami/


「た──探偵を呼ばせてください!」そんな口上が板につくほどトラブルに巻き込まれ
犯人に仕立て上げられそうになる“隠館厄介”。彼が知る探偵の中でも1、2を競える
スピード解決が売りの「置手紙探偵事務所」所属、“掟上今日子”。彼女が主人公。

第1話から「寝ると記憶がリセットされる」という点を活かした話運びと意外性十分な
解決方法で読み手を惹き込ませる“今日子”。常に「初めまして」と言われる“厄介”
の複雑な胸中も彼女を演出する上で、また話運びとしても重要性を帯びてきます。

作家“須永昼兵衛”を巡る物語では、だいぶ無理をした“今日子”にまさかの犯人が
追い討ちをかける展開。嵌められた彼女がその時とる行動とは? ということで一番
熱い解決方法で魅せてくるあたり流石です。続きが出るなら買わせていただきます。

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2014年12月17日

『白銀のソードブレイカーIII ─剣の遺志─』

松山剛 先生が贈る血と剣の絆の物語。第3巻は“エリザ”に敗れた剣聖“ハヅキ”の娘
“サツキ”に集めた聖剣を奪われ、最後の剣聖と対峙する局面に“レベンス”が臨みます。
(イラスト/ファルまろ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869111-6/


“ルピナス”から提示された話に動揺が隠せない“レベンス”。“ヴァリエガータ”が
別離した今、その肉体的、精神的な存在感を再認識すると共に“デュランダル”の思惑が
読めない彼の不安感を滲ませる描写が続きます。相手が上手なのは後々思い知らされます。

“ルピナス”と手を組み、奪われた聖剣を求め“サツキ”の元を訪れる“レベンス”たち。
その道中、“エリザ”の魔剣から「天空乃瞬」を手にした意味を改めて示され、彼も覚悟
を決めます。その想いが“サツキ”との対峙する場面で大いに力となる所はポイントです。

“ドラセナ”からのメッセージで覚醒するシーンも見どころですが、「光る眼の剣士」=
「剣魔」=「仇」と思っていた“レベンス”の図式を大きく覆す展開にはただただ唖然と
するばかり。“ヴァリエガータ”の真意が問われるクライマックスに注目しておきます。

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2014年12月16日

『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインI ―スクワッド・ジャム―』

時雨沢恵一 先生が贈る、川原礫 先生の電撃文庫作品を元にした電撃文庫作品。「GGO」の
世界観を舞台にガンマニアを自負する先生が本物のガンシューティングゲームを描きます。
(イラスト/黒星紅白 先生 監修/川原礫 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869094-2/


微に入り細に入り銃器に関する描写が入ったり、ガンシューティングの描写に妙な躍動感
があふれているのは流石の一言。黒星 先生も銃器ほか、衣服、乗り物など描かれていて
お疲れさまでございます。相乗効果で実に楽しめる二次創作作品に仕上がったと思います。

本編はとあるコンプレックスを抱く“香蓮”という女性が、いまの自分とは違う姿を求めて
VRMMO、それもGGOに辿り着き“レン”として過ごすようになったある日、仲間の“ピト”
にチーム戦のバトルロイヤル「スクワッド・ジャム」へ誘われる所から話が動き出します。

しかも“ピト”は出ないで、突如相棒として組まされる“エム”が色々な意味で食わせ物。
そのあたりはぜひ読んで確かめて頂きつつ、驚天動地なバトルロイヤルの結果を見届けて
もらえたらと思います。“ピト”とのオフ会が実現するかが現時点で超気になります。

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2014年12月15日

『ソードアート・オンライン プログレッシブ3』

アインクラッドを第一層から攻略する過程を描く、川原礫 先生のもう一つの「SAO」。
涸れ谷だった第4層には水路が広がり、“キリト”たちは新たなクエストに挑みます。
(イラスト/abec 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869096-6-3/


「ハラスメント防止コード」の件といい、「インセンシティブ」の件といい、随分と気の
知れた感を見せる“キリト”と“アスナ”。クリスマス壮行会に呼ばれない彼の残念ぶり
と出席しない彼女の気遣いもまた羨ましいほどの雰囲気を醸し出しており、絵になります。

そんなホワイト・クリスマスのプレゼントとして“キリト”が用意したのは“キズメル”
との再会の場を設けること。“アスナ”と同様にその再会を喜んだのも束の間、森エルフ
とダークエルフとの衝突に巻き込まれていきます。お風呂のシーン、ごちそうさまでした。

ここで来年のクリスマスに期待を寄せる“アスナ”の発言から、彼女の気持ちの変化を
演出すると共に、“キリト”への期待も高めていく様子を描くところが注目どころ。今回
更に“キズメル”のクエストを延伸させた部分も気になりますし、続きが楽しみです。

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2014年12月14日

『アオイハルノスベテ2』

庵田定夏 先生が贈るオールデイズ青春グラフィティ。第2巻は学校を辞める“まひる”の
意味深長な発言に応えるべく、“浩人”たちが文化祭に全身全霊で臨むことになります。
(イラスト:白身魚 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


シンドローム診断の結果、感情移入の強い物品から過去が読める「サイコメトリー」だと
言われた“まひる”の能力がきっかけで“浩人”たちのクラスは過去の名作をなぞる演劇
にて文化祭の上位ランクを狙いにいきます。“まひる”との最後の思い出作りのために。

一方、〈シンドローム〉使いの生徒が中心となって行われる「“裏”文化祭」があること
を知り、そのご褒美に俄然興味が沸く“浩人”。演劇の内容が他と被って一度は挫折する
かと思いきや、持ち味の熱さを取り戻してクラスを巻き込み遮二無二突き進んでいきます。

一度死んでやり直している、という立場を“浩人”が思いのほか意識していることが今回
の顛末の中で、あるいは“まひる”の思わせぶりな言動から拝察できます。まだ迷いが
あります。ただ、ご褒美の内容にヒントを得た彼は更に熱を帯びていけると期待してます。

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2014年12月13日

『この恋と、その未来。 ― 一年目 夏秋 ―』

「このライトノベルがすごい!2015」にて作品部門・第9位となった、森橋ビンゴ 先生が
贈る話題作。“三好”との関係と“未来”への想いに揺れる“四郎”の機微を描きます。
(イラスト:Nardack 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02


物珍しいテーマを扱いつつ、魅せるところはしっかりと見せていく作品だと思い私からも
「このラノ」にて票を投じました。「同2013」では「東雲侑子」シリーズが8位をつけて
おり、森橋 先生は「ファミ通文庫」の潮流を担う作家の1人になったかと感じています。

で、本編ではその「東雲侑子」シリーズが意外にも、そして色々な形でもリンクしていく
ことになっておりましてそちらも読んでおくとおいしい側面があるかと思います。“未来”
はそれを契機に彼女を見つけ、“四郎”はそれが何にも繋がらないことに落胆します。

“未来”との取り成しもあって“三好”に好意を抱いてもらっていると知った“四郎”。
“和田”の恋が破れたその時を“四郎”の想いも届かなかった瞬間と誤解した“三好”。
思い切った行動に出る“四郎”と“三好”の選んだ道は吉か凶か、続きに興味津々です。

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2014年12月12日

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』

むらさきゆきや 先生の「講談社ラノベ文庫」の新作はMMORPGに端を発する異世界冒険譚。
ゲームで魔王と称される少年を召喚した2人の異世界少女との出会いから物語は動きます。
(イラスト:鶴崎貴大 先生)

http://lanove.kodansha.co.jp/?id=9818/38561#38790


作品名と表紙イラストが醸し出す背徳感に惹かれて拝読しました。これがまた当たり物件。
350ページ近くはありますが、かなり読みやすいテキストと分量に落とし込まれていますし
何より 鶴崎 先生のイラストに後押しされるキャラクターたちが魅力的なのなんのって。

“拓真”がMMORPG「クロスレヴェリ」にて「魔王」として振舞う行動原理とプレイスタイル
がネコミミ少女“レム”とエルフ少女“シェラ”の思惑と運命をひっくり返していく展開も
また面白くて、ヒールな役回りなのにあれよあれよと2人の好感度も上がっていきます。

「クロスレヴェリ」そっくりの異世界に召喚された“拓真”こと“ディアブロ”が気付いた
ゲーム以上に感じる自分とその他大勢とのレベル差が今後のポイントとなっていきそうで、
まずは“シェラ”に降りかかる悪意をその圧倒的な力でどう跳ね返してくれるのか注目です。

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