2014年11月24日

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(10)』

「このライトノベルがすごい!2015」にて2年連続で作品部門第1位に輝いた渡航 先生の
残念系ラブコメ。第10巻はこの先の進路を見据えての質問に奉仕部が答えを探っていきます。
(イラスト/ぽんかんG 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515237


「好きラノ」「ラノツイ」といった有志による投票企画でも最上位を攫っていった本作。
キャラクター部門でも圧倒的支持を得る中、TVアニメは2015年春から放映を予定しており、
物語も最終局面が近いことから3年連続1位も十分に狙えるのではないかと思う所です。

それはさておき。本編は理系か文系、“三浦”が気にする“葉山”の進路を聞き出そうと
するもなんやかやとかわされる“八幡”たち。ならば強引にでも、と臨む“八幡”の賭け
とも言える秘策で“葉山”が彼をどう思っているのかが垣間見える場面が実に興味深い。

この経緯の中で“葉山”と“雪乃”の恋人疑惑が持ち上がるワケですが、その騒動の元と
なる「おでかけ」で彼女の母と対面。彼女を取り巻く環境の難しさを改めて知り、そして
進む道も知る“八幡”に“陽乃”が突きつける彼女への評価が何を意図するか、注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル