いわさきたかし 先生による漫画化が決定した、虎走かける 先生の「第20回電撃小説大賞」
大賞受賞作。第2巻は魔法拡散を防ぐため、“ゼロ”たちは一路「聖都」を目指します。
(イラスト/しずまよしのり 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866649-7/ 】
今年の新人賞作品として自分の中で一押しでしたので待ってましたよ続刊を。ということで
呪文の詠唱なども無しに「神の奇跡」によって病人や怪我人を治療する聖女の旅に同行する
契機を得た“ゼロ”は彼女がその奇跡を「どこかで習ったもの」と判断し、いぶかしみます。
加えてその聖女“リア”が獣堕ちである“傭兵”に懐くものだから旅の道連れとしても心が
落ち着かない“ゼロ”。まぁ、アピールしてもなびかないのが“傭兵”のスタイルですけど
“十三番”の時とは違う理由で自分の下を離れるのでは、と疑念を募らせるのも無理はなく。
同行の“テオ”や“盲目の神父”と共に聖都アクディオスに辿り着いた“ゼロ”は美しい町
と例えるも金持ちばかりが住むと知り失望。“傭兵”も町に漂う死臭が気になり調べると
「神の奇跡」の秘密を知り失望。共に追われる身となった2人の行方は下巻にて語られます。