榎宮祐 先生が贈るアクション&ファンタジー。第3巻は区画・秋葉原に現れた巨大兵器が
放つ電磁場により甚大な打撃を受けた“ナオト”たちが歴史に名を残す反撃に打って出ます。
(協著:暇奈椿 先生 イラスト:茨乃 先生)
【 http://lanove.kodansha.co.jp/?id=9818/37977#38361 】
“ナオト”のことを「Y」と称し、執拗に追い詰めていく“ゲンナイ”。あまりに不利な
状況を目の当たりにして何度もくじけそうになる“マリー”。そんな彼女を不甲斐なく
感じる“ナオト”の叱咤と自分が何とかすると意気込んでしまう“アンクル”に注目。
度重なる彼の言及にキレた“マリー”が危機を打開すべく「互いの感覚を使いこなす方法」
を編み出すあたりは熱い展開で、かつ犯罪という名の下にやりたい放題を見せてくる彼ら
のある意味、清々しいです。あと“アンクル”が可愛すぎて“リューズ”の影が薄いです。
今回なんでページ数こんなに多いの? と思わざるを得ない訳ですが、あとがきを見るに
色々すったもんだがあったようで。物分りの良すぎる“蓮子”の登場や“ゲンナイ”の
後ろに構えていた黒幕の存在も明らかになって、ますますの波乱は必至なようです。