枯野瑛 先生が5年の歳月を経て世に送り出す新作は終末の世界を描くファンタジー作品。
恐ろしき獣に人らが滅ぼされた世界で聖剣を手に戦う妖精兵と青年教官の日々を描きます。
(イラスト:ue 先生)
【 http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321407000109 】
地上を追われ、空に浮かぶ島へ逃げた残存種。獣人族の島で「微無し(シルシナシ)」と
嫌われ日銭を稼ぐ“ヴィレム”が街中で出会った少女の「夢のような思い出作り」を手引き
して「わたしのことは忘れて」と言われ、別れていく。再び再会するとも知らずに──。
借金返済のために紹介された「軍名義の兵器」を管理する仕事。けれどそこには先日会った
“クトリ”という少女のほか同年代以下の少女しかいない。では一体なにを管理するのか、
ということで過去を自分と今の少女を見比べつつ存在意義を探す彼の言動が主軸の1つ。
表紙の“クトリ”が印象深い泣き顔を見せるとおり、妖精兵は悲しい結末を背負う者たち。
けれどそれを覆せるのでは、と“ヴィレム”が示すことで“クトリ”たちの心に希望が
見え始めます。戦う彼女たちに救いはあるのか、続く展開に注目したいと思います。
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