2014年11月07日

『覇剣の皇姫アルティーナ 小綺譚』

むらさきゆきや 先生が贈る覇道戦記ファンタジーに短編集が登場。皇姫と読書狂が出会う
前の話、身代わり皇子と騎士の話、そして“エリーゼ”と“バスティアン”の話を収録です。
(イラスト:himesuz 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_04


「〜前夜〜」。辺境のシエルク砦に赴任してきた“アルティーナ”が倉庫の高級酒が紛失
した事件にお手上げとなり、遠く話を伝え聞いた“レジス”がその謎を解決してしまう、
というお話。というか出会う前にも他の女性との少なからぬ縁があったのですな、彼は。

「銀の皇女オーギュスト」。打倒“ラトレイユ”を胸に姿を隠し奮闘する“フェリシア”
の護衛を務める“エディ”。彼が思わぬところから彼女の事情を知り、信頼と愛情を得る
までを描くお話。色々と戸惑いながらも力を振るう場面は間違えない彼の勇敢さに注目。

最後は「明星の誓い」。“バスティアン”と“エリーゼ”を描いた第4巻が相当人気な
ようで書き下ろしたという小編。治安の悪化するハイブリタニアからベルガリアへ向かう
脱出劇は緊迫度高め。今後も外伝シリーズとして出せるんじゃないかと言ってみたり。

posted by 秋野ソラ at 01:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル