神無月セツナ 先生が贈るアクションファンタジー。第2巻は辺境の領主“ウィルソン”、
第三王女“ラウール”と手を組んだ“シャルル”が敵組織ミステティカの施設に臨みます。
(イラスト/nyanya 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515206 】
“アンティーク”が“シャルル”に対して強く意識する感情が出てきて実に愛らしいのと
それに戸惑いつつもやることはしっかりとやる“シャルル”さん半端ない。“ポシェット”
にもあんなことこんなことしちゃって、それでも言い寄られてと幸せ者すぎますな。
温厚な“ウィルソン”と闊達な“ラウール”に後押しされてミステティカとの戦いに臨む
前にも空賊とひと悶着あったりと簡単にはいかない話運び。そんな最中“シャルル”からの
告白を受けた“アンティーク”の無敵感が実に面白い。愛の力の凄さを見せつけてきます。
とは言うもののミステティカのほうが一枚も二枚も上手で、圧倒的な力の前に粛清を受ける
“シャルル”達。あまりの惨劇に復讐を誓う彼でしたが・・・・・・あとがきを見る限り打ち切り
ですかね・・・。出てくれれば嬉しいですが、お気に入りな作品だけに消沈してしまいます。
2014年11月25日
2014年11月24日
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(10)』
「このライトノベルがすごい!2015」にて2年連続で作品部門第1位に輝いた渡航 先生の
残念系ラブコメ。第10巻はこの先の進路を見据えての質問に奉仕部が答えを探っていきます。
(イラスト/ぽんかんG 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515237 】
「好きラノ」「ラノツイ」といった有志による投票企画でも最上位を攫っていった本作。
キャラクター部門でも圧倒的支持を得る中、TVアニメは2015年春から放映を予定しており、
物語も最終局面が近いことから3年連続1位も十分に狙えるのではないかと思う所です。
それはさておき。本編は理系か文系、“三浦”が気にする“葉山”の進路を聞き出そうと
するもなんやかやとかわされる“八幡”たち。ならば強引にでも、と臨む“八幡”の賭け
とも言える秘策で“葉山”が彼をどう思っているのかが垣間見える場面が実に興味深い。
この経緯の中で“葉山”と“雪乃”の恋人疑惑が持ち上がるワケですが、その騒動の元と
なる「おでかけ」で彼女の母と対面。彼女を取り巻く環境の難しさを改めて知り、そして
進む道も知る“八幡”に“陽乃”が突きつける彼女への評価が何を意図するか、注目です。
残念系ラブコメ。第10巻はこの先の進路を見据えての質問に奉仕部が答えを探っていきます。
(イラスト/ぽんかんG 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515237 】
「好きラノ」「ラノツイ」といった有志による投票企画でも最上位を攫っていった本作。
キャラクター部門でも圧倒的支持を得る中、TVアニメは2015年春から放映を予定しており、
物語も最終局面が近いことから3年連続1位も十分に狙えるのではないかと思う所です。
それはさておき。本編は理系か文系、“三浦”が気にする“葉山”の進路を聞き出そうと
するもなんやかやとかわされる“八幡”たち。ならば強引にでも、と臨む“八幡”の賭け
とも言える秘策で“葉山”が彼をどう思っているのかが垣間見える場面が実に興味深い。
この経緯の中で“葉山”と“雪乃”の恋人疑惑が持ち上がるワケですが、その騒動の元と
なる「おでかけ」で彼女の母と対面。彼女を取り巻く環境の難しさを改めて知り、そして
進む道も知る“八幡”に“陽乃”が突きつける彼女への評価が何を意図するか、注目です。
2014年11月23日
『僕らは魔法少女の中2 ―in a magic girl’s garden―』
御影瑛路 先生が贈る魔法少女の檻という絶対的絶望から未来を切り開く少年少女の物語。
第2巻は最強最悪の魔法少女を殺すべく共闘する“岳哉”たちを更なる絶望が襲います。
(イラスト/えいひ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866772-2/ 】
捕らえた“ボムホーニッヒ”に恋をしてしまう“塁”が、“岳哉”に従う端役の人間では
ないと思い上がり、突っ走って彼らを窮地に陥れる。そして「魔法少女を信じないで」
という“ホワイトノワゼット”の言葉を体現することになってしまうのが実に物悲しい。
“レッドザーネ”を倒すべく“ホワイトノワゼット”が“岳哉”にお願いする内容は相も
変わらず抽象的で、間接的で。あげく“岳哉”の未来を間違った方向へ向けさせてしまい
“リリィ”のそれも狂わせ、“斬”もそれを受け止めるため尻拭いを負うことになる。
“ポイズンモンブラン”という番狂わせ、「ファミリー」の面々が日常に抱える狂気。
意外なエピソードも見せてきて興がのってきたかというところで迎える物語の一区切り。
昨今のライトノベル業界も作品を乱発しすぎて弊害が出てきたかと感じるこの頃です。
#よろしければ、こちらもどうぞ。
#
#◆御影瑛路先生の決意/決断 - Togetterまとめ
#【 http://togetter.com/li/745319 】
第2巻は最強最悪の魔法少女を殺すべく共闘する“岳哉”たちを更なる絶望が襲います。
(イラスト/えいひ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866772-2/ 】
捕らえた“ボムホーニッヒ”に恋をしてしまう“塁”が、“岳哉”に従う端役の人間では
ないと思い上がり、突っ走って彼らを窮地に陥れる。そして「魔法少女を信じないで」
という“ホワイトノワゼット”の言葉を体現することになってしまうのが実に物悲しい。
“レッドザーネ”を倒すべく“ホワイトノワゼット”が“岳哉”にお願いする内容は相も
変わらず抽象的で、間接的で。あげく“岳哉”の未来を間違った方向へ向けさせてしまい
“リリィ”のそれも狂わせ、“斬”もそれを受け止めるため尻拭いを負うことになる。
“ポイズンモンブラン”という番狂わせ、「ファミリー」の面々が日常に抱える狂気。
意外なエピソードも見せてきて興がのってきたかというところで迎える物語の一区切り。
昨今のライトノベル業界も作品を乱発しすぎて弊害が出てきたかと感じるこの頃です。
#よろしければ、こちらもどうぞ。
#
#◆御影瑛路先生の決意/決断 - Togetterまとめ
#【 http://togetter.com/li/745319 】
2014年11月22日
『王手桂香取り!3』
青葉優一 先生青葉優一 先生が贈るさわやか将棋青春ストーリー。第3巻は“桂香”との
ペアマッチ将棋大会で思いも寄らぬ強敵の登場に“あゆむ”がプロへの意識を高めます。
(イラスト/ヤス 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869049-2/ 】
“女王”たちに力をつけてもらいメキメキと上達していく様子を“桂香”にも感じさせる
“あゆむ”。くだんの将棋大会でトップアマチュア同士のペアや“二階堂”のペアをも
打ち破る驚異にして脅威の小学生“陽太”の強気な発言に“あゆむ”の心も揺れ動きます。
学校は違えども“桂香”との関係を良好に続けていく“あゆむ”の人間的な成長も見所
となる一方、やたらとヒロインらしさを魅せていく“女王”の可愛らしさにも要注目。
“女王”たちが居なくなるのでは、と誤解する彼の情熱溢れる発言への返しもイイですね。
“陽太”に触発される形で“大橋”名人への師事をとりつけるべく弟子入り試験に挑む
“あゆむ”の静かなる激闘も熱い展開を見せてくれました。そんな作品が第一部完という
結びで幕を引かなくてはならないのが何とも切ない。ラノベ読みの無力さを感じます。
ペアマッチ将棋大会で思いも寄らぬ強敵の登場に“あゆむ”がプロへの意識を高めます。
(イラスト/ヤス 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869049-2/ 】
“女王”たちに力をつけてもらいメキメキと上達していく様子を“桂香”にも感じさせる
“あゆむ”。くだんの将棋大会でトップアマチュア同士のペアや“二階堂”のペアをも
打ち破る驚異にして脅威の小学生“陽太”の強気な発言に“あゆむ”の心も揺れ動きます。
学校は違えども“桂香”との関係を良好に続けていく“あゆむ”の人間的な成長も見所
となる一方、やたらとヒロインらしさを魅せていく“女王”の可愛らしさにも要注目。
“女王”たちが居なくなるのでは、と誤解する彼の情熱溢れる発言への返しもイイですね。
“陽太”に触発される形で“大橋”名人への師事をとりつけるべく弟子入り試験に挑む
“あゆむ”の静かなる激闘も熱い展開を見せてくれました。そんな作品が第一部完という
結びで幕を引かなくてはならないのが何とも切ない。ラノベ読みの無力さを感じます。
2014年11月21日
『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 〜Sunrise & Sunset Story〜』
完結を迎えた 藤まる 先生の人格乗っ取られ青春コメディが1年の時を経て帰ってきた。
残念ヒロインが織り成す最後のサプライズなどを綴るあたたかくも切ない小編集です。
(イラスト/H2SO4 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869063-8/ 】
こうして改めて読み返すまでもなく“光”は迷惑極まりない存在であることは自明の理。
その言動が好感度MAX状態の“雪瑚”や“美紗貴”、“かすみ”、“千秋”などに作用して
“秋月”にラッキースケベ的な何かを与えてくれやがるのでまさに「爆発しろ」案件。
そこに従妹の小学生“瑠奈”、思っていることと逆のことを言うこれまたけったいな少女
がやってきて“秋月”も翻弄されることしきり。けれど彼女が人知れず抱える悩みを解決
するために動くのが彼らしい。そこにも「爆発しろ」案件が含まれていたりしますけれど。
“隼人”の昔語りに思いを馳せる“千秋”を驚かせる新たな出会いが“光”の生き返りを
演出していく過程は相変わらずの人騒がせぶりですがやはりハートフルな話運びでもある
ワケで。次回作が絶賛スランプ中の 藤まる 先生に心よりエールを送っておきます。
残念ヒロインが織り成す最後のサプライズなどを綴るあたたかくも切ない小編集です。
(イラスト/H2SO4 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869063-8/ 】
こうして改めて読み返すまでもなく“光”は迷惑極まりない存在であることは自明の理。
その言動が好感度MAX状態の“雪瑚”や“美紗貴”、“かすみ”、“千秋”などに作用して
“秋月”にラッキースケベ的な何かを与えてくれやがるのでまさに「爆発しろ」案件。
そこに従妹の小学生“瑠奈”、思っていることと逆のことを言うこれまたけったいな少女
がやってきて“秋月”も翻弄されることしきり。けれど彼女が人知れず抱える悩みを解決
するために動くのが彼らしい。そこにも「爆発しろ」案件が含まれていたりしますけれど。
“隼人”の昔語りに思いを馳せる“千秋”を驚かせる新たな出会いが“光”の生き返りを
演出していく過程は相変わらずの人騒がせぶりですがやはりハートフルな話運びでもある
ワケで。次回作が絶賛スランプ中の 藤まる 先生に心よりエールを送っておきます。