2014年10月11日

『カンピオーネ!XVII 英雄の名』

丈月城 先生が贈る神殺したちの物語。第17巻は“パラス・アテナ”との激闘の最中、封印
を解かれた全ての神殺しを滅ぼす「最後の王」を倒すべく“護堂”がその真名を探ります。
(イラスト:シコルスキー 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-630800-7


“甘粕”の思わぬひらめきから「最後の王」の正体へ足がかりをつける“護堂”たち。
検証のために足を使って情報収集に乗り出す彼らの手段は破格なれど時間も跳躍した
彼らにとってみれば造作も無い域に達しており、まさに格の違いを見せつけるところ。

“羅翠蓮”からの申し出で「最後の王」に臨む助力を得た“護堂”はどうにか一旦退ける
ことに成功するも時間稼ぎでしかなく。過去に何度となく現れた厄介な敵の性質、神殺し
が居れば居るほど強くなることを逆手にとってあるアイデアを思いつくワケですが──。

シコルスキー 先生のイラストも随分と様変わりしてきましたね、という想いを抱きつつ
展開が気になる次巻は11月21日に創刊される「ダッシュエックス文庫」より刊行される
とのことで、名立たる前評判の高い作品群と共にその登場を心待ちにしたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2014年10月10日

『魔装学園H×H3』

ドラマCD化を決めた 久慈マサムネ 先生のハイブリッド・バトル。第3巻は打倒グラベル
のため、“ユリシア”をライバル視する“スカーレット”が共に新たな改装へ挑みます。
(イラスト:Hisasi 先生 メカデザイン:黒銀 先生、久慈マサムネ 先生)

http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321404000278


「エッチぃシーンもばっちり収録!?」とか言っちゃって期待と不安が入り混じるドラマCD
の企画。「連結改装(コネクティブ・ハイブリッド)」とかカッコイイこと言いながら
3Pをキメてくるあたり毎度ジュブナイルポルノ枠に嵌らないか心配でなりません(苦笑)。

“スカーレット”が“ユリシア”に突きつけたクロスとハイブリッド・カウントの秘密。
“怜悧”もそれを認め、苦悩する様子を見て一度は突っかかる“傷無”でしたが、現状は
已む無しとして今まで以上にゲージの維持に努めます。で、更にエロいことするワケで。

今回登場した強敵“グラベル”と対峙するため色々と頑張る“傷無”たちですが、相手は
“愛音”を所望しており困惑を隠せない状況。更にシステムの秘密を握るあの人の登場で
その度合いを増していきます。そんな中、頑張るシルヴィアを応援しつつ次巻待ちです。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2014年10月09日

『銃皇無尽のファフニールY エメラルド・テンペスト』

ツカサ 先生が贈るアンリミテッド学園バトルアクション。サブロウタ 先生のコミックス
1巻と同時刊行の第6巻は敵への秘策として“悠”と“レン”の連携を図る話を描きます。
(イラスト:梱枝りこ 先生)

http://lanove.kodansha.co.jp/?id=9818/37436#37749
http://cont.lanove.kodansha.co.jp/9906/21524.html
http://www.tbs.co.jp/anime/fafnir/


ユグドラシル打倒の可能性を検証するため日本の研究所へ出向する“悠”たち。その所長
が“レン”の父親“宮沢健也”で、彼が研究一筋で彼女を蔑ろにする姿に憤りを隠せない
“悠”。“レン”を励ますため、そして心の連携を図るためまた一人、秘密を開示します。

そんな彼らの前に突如“キーリ”と“ジャン”が登場し、ある相談を持ちかけてきます。
その鍵を握るのが“ティア”。「生き方」か「在り様」かを迫られ悩む彼女を決心させた
のは他ならぬ“悠”の秘密。そしてこの時、遂にそれが“深月”に知られてしまいます。

とは言え“リーザ”の機転で肝心な所は伏せられたまま。今回の結末で記憶を取り戻す
可能性が高まった“悠”の戸惑いとどう結びついていくか。マッドサイエンティストぶり
をこれでもかと見せつける“宮沢”所長の動向と共に注目していきたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2014年10月08日

『見習い神官レベル1 〜亡き姫君のための狂想曲〜』

佐々原史緒 先生が贈る元・最強暗殺者の最凶嫁つき学園ライフ。第3巻は何とか進級を
果たした“ヨシュア”にいじめ!? 更に暗殺者時代の過去が関係して、と因縁深い話です。
(イラスト:せんむ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_04


“アフェク”留年に至る過程がここまで影響する事になるとは。首席の“ネイラ”から
とばっちりを受ける“ヨシュア”の飄々とした言動はある種の大物ぶりを感じる所でも
あります。そこから更に「ネルヴ」家の問題に巻き込まれちゃったりするワケですけど。

「星紺の塔」の体面を守るためだけに行われる生徒主導の「成果発表会」に力を注ぐ
“ヨシュア”にストーカーの如くまとわりつく“ネイラ”、更に彼女の関係者である
“ペルスカ”の登場でかつて暗躍した「ネルヴ」改革の過去が彼に暗い影を落とします。

更には「赤晶旅団」と“リベカ”再来の予感、加えて「星紺の塔」自身への疑念発生と
話はどんどん大きく膨らんでいくことに。“スーリィン”との逢瀬もままならずキレる
“ヨシュア”の思惑も余所に動いていく物語へ彼らがどう絡んでいくか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2014年10月07日

『グラウスタンディア皇国物語3』

内堀優一 先生が贈るファンタジー戦記。イラストレーターの交代で改めて気合いの入る
第3巻は総勢30万のリジア軍をどう退けるのか、軍師“クロム”の力量が問われます。
(イラスト/野崎つばた 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/563.html


圧倒的な戦力差も何のその。仲間を、そして時には敵をも信頼して二手三手と先を読み
策を弄し、罠に嵌めてはその差を次々に削っていく話運びは心躍るものがあります。
満面のドヤ顔を見せる敵が絶望のどん底に叩きつけられる様子が更に魅せてきます。

他にも一世一代の大芝居を打つ“カウフマン”とその意思を受け継ぐことになった
“フィフニス”や、ある出来事を前に己が対峙する敵に困惑する“ユースティナ”の
エピソードも交えて話を盛り上げてきます。“ダカット”が何を見たのか気になる所。

野崎つばた 先生のイラストは色々と雰囲気に合わせてきている部分が好感を持てます。
今いる30万のリジア軍を退けたとしてもその本隊はそれ以上の勢力を有するのは明白。
ではどうするか、ということで次も“クロム”の更なる奇策で驚かせてくれるようです。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル