中維 先生が贈るデイブレイク・アクション。第2巻は古の神々から依頼を受けた“幸太”
を最凶の魔術師コンビやら最強のデイブレイカーが襲いかかり絶体絶命の窮地を迎えます。
(イラスト/しらび 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866901-6/ 】
アーモロート再建の隙を突く犯罪組織の活動を抑えたい。日本の神からそう依頼を受けた
“幸太”達は早速「魔術結社レギオン」に襲撃され、しかも“メリアン”を所望とのこと
で心穏やかではありません。そこに不死身の“弥勒峠”が加わり打つ手も狭まってきます。
居丈高な態度を取る「MU」も実は不甲斐ないものだと気付いたときには“アミー”の計画
も順調に進んでおり、“メリアン”も奪われて、と後手後手の“幸太”。覆せないはずの
ピンチをチャンスに変える“幸太”らしい意地の悪さが熱い展開を呼び起こします。
“右近”に縛られた者たちの物語でもあり、人と神魔が歩み寄る物語でもあり、そして
愛する物語でもある。“幸太”の手のひら返しがあるうちは最後のはまだ遠い道のりで
ありましょうが。“幸太”の成長を心待ちにする存在が気になるところで次に続きます。
2014年09月25日
2014年09月24日
『僕と彼女のゲーム戦争7』
有名ゲームが実名登場する 師走トオル 先生の人気シリーズ。第7巻は「現代遊戯部」の
存続が危ぶまれる状況を作ってしまった“岸嶺”が決意と本気を見せつけてきます。
(イラスト/八宝備仁 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866866-8/ 】
夏海公司 先生からちゃんと了解を得てつけた章題「なれる! デバッガー」が生々しい。
ゲーム業界も負けじと過酷な様子を覗かせてくれます。ということで初バイトに挑んだ
“岸嶺”のこの行動が苦境と熱い戦いを見せる本編へと物語を誘う起爆剤となります。
今回扱うタイトルは「不意を突いてプレイヤーをシューティングするゲーム」とはよく
言ったものだ、ということでFPSの『バトルフィールド4』。汚名返上とばかりにプロの
ゲーマーに師事するなど“岸嶺”が前のめりです。それにしてもプロって凄いです。
ゲーム大会に《宵闇の魔術師》率いる超強豪チームも参戦! とあって絶望感ハンパない
最中、師事を受けた“岸嶺”がその教えを突如昇華させて繰り広げるファイン・プレー
の数々が熱いです。“権田原”の人生をも揺るがす彼の動向が引き続き気になります。
存続が危ぶまれる状況を作ってしまった“岸嶺”が決意と本気を見せつけてきます。
(イラスト/八宝備仁 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866866-8/ 】
夏海公司 先生からちゃんと了解を得てつけた章題「なれる! デバッガー」が生々しい。
ゲーム業界も負けじと過酷な様子を覗かせてくれます。ということで初バイトに挑んだ
“岸嶺”のこの行動が苦境と熱い戦いを見せる本編へと物語を誘う起爆剤となります。
今回扱うタイトルは「不意を突いてプレイヤーをシューティングするゲーム」とはよく
言ったものだ、ということでFPSの『バトルフィールド4』。汚名返上とばかりにプロの
ゲーマーに師事するなど“岸嶺”が前のめりです。それにしてもプロって凄いです。
ゲーム大会に《宵闇の魔術師》率いる超強豪チームも参戦! とあって絶望感ハンパない
最中、師事を受けた“岸嶺”がその教えを突如昇華させて繰り広げるファイン・プレー
の数々が熱いです。“権田原”の人生をも揺るがす彼の動向が引き続き気になります。
2014年09月23日
『ガーリー・エアフォース』
『なれる!SE』の 夏海公司 先生が贈る新作。謎の飛翔体に制空権を奪われた世界で
空を憧憬する少年と対抗兵器「ドーター」を操る少女型の操縦機構が邂逅する物語です。
(イラスト/遠坂あさぎ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866862-0/ 】
中国に突如飛来した「ザイ」、中国語で災厄を意味するそれらにエアショーを披露中の
母親を撃墜され、命からがら逃げた“慧”。脱出用の船を襲うヤツらを撃退する未知の
機体が墜落し、救助に向かう彼が搭乗する美少女パイロットに唇を奪われてしまう──。
謎の経験をした彼は幼馴染の“明華(ミンホア)”と日本へ戻り、偶然にも再会を果たす
ことに。“グリペン”と名乗ったその少女はとある欠陥を抱えており、彼と一緒に居る
間はそれが解消されると判明してからは否応無しに軍や彼女と関係していくことに。
世間知らずな彼女の振る舞いや“慧”と出会って一緒に成長していく様子が実に魅力的。
イラストも雰囲気に合っていて特徴を掴みやすくなっているところも評価として高め。
巻数が振られていませんが、ぜひシリーズものとして続けてほしいと感じる作品です。
空を憧憬する少年と対抗兵器「ドーター」を操る少女型の操縦機構が邂逅する物語です。
(イラスト/遠坂あさぎ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866862-0/ 】
中国に突如飛来した「ザイ」、中国語で災厄を意味するそれらにエアショーを披露中の
母親を撃墜され、命からがら逃げた“慧”。脱出用の船を襲うヤツらを撃退する未知の
機体が墜落し、救助に向かう彼が搭乗する美少女パイロットに唇を奪われてしまう──。
謎の経験をした彼は幼馴染の“明華(ミンホア)”と日本へ戻り、偶然にも再会を果たす
ことに。“グリペン”と名乗ったその少女はとある欠陥を抱えており、彼と一緒に居る
間はそれが解消されると判明してからは否応無しに軍や彼女と関係していくことに。
世間知らずな彼女の振る舞いや“慧”と出会って一緒に成長していく様子が実に魅力的。
イラストも雰囲気に合っていて特徴を掴みやすくなっているところも評価として高め。
巻数が振られていませんが、ぜひシリーズものとして続けてほしいと感じる作品です。
2014年09月22日
『魔法科高校の劣等生14 古都内乱編<上>』
佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ、第14巻は逃亡の後に行方をくらました“周”の捕縛
依頼を“真夜”から受けた“達也”が「論文コンペ」の会場でもある京都に赴きます。
(イラスト/石田可奈 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866860-6/ 】
【 http://mahouka.jp/ 】
「パラサイドール」事件の尾を引く現状を担う“周”はまだまだ舞台から降りません。
まずは所在確認ということでとんでもない方々と交渉し、力を借りる“達也”。自身は
かつて“リーナ”と対決した反省を踏まえ新魔法の開発に着手します。まさに傑物。
そんな兄の行動を察する“深雪”は生徒会長選挙に難なく当選。「書記長」という肩書き
をも押し通す多少のわがままも今となっては微笑ましい。今回あらわにした嫉妬心もその
1つ。“エリカ”にあんなにも恐れさせるあたり、こちらも尋常ではありません。
“周”を匿う古式魔法師の一大勢力「伝統派」。彼らに少なからず円のある“達也”の師
“八雲”。そして“九島”という家。そこへ“七草”が絡んでいくこととなるのだから
さあ大変。取り乱す“真由美”が“達也”にどんなお願いを吹っかけるのか楽しみです。
依頼を“真夜”から受けた“達也”が「論文コンペ」の会場でもある京都に赴きます。
(イラスト/石田可奈 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866860-6/ 】
【 http://mahouka.jp/ 】
「パラサイドール」事件の尾を引く現状を担う“周”はまだまだ舞台から降りません。
まずは所在確認ということでとんでもない方々と交渉し、力を借りる“達也”。自身は
かつて“リーナ”と対決した反省を踏まえ新魔法の開発に着手します。まさに傑物。
そんな兄の行動を察する“深雪”は生徒会長選挙に難なく当選。「書記長」という肩書き
をも押し通す多少のわがままも今となっては微笑ましい。今回あらわにした嫉妬心もその
1つ。“エリカ”にあんなにも恐れさせるあたり、こちらも尋常ではありません。
“周”を匿う古式魔法師の一大勢力「伝統派」。彼らに少なからず円のある“達也”の師
“八雲”。そして“九島”という家。そこへ“七草”が絡んでいくこととなるのだから
さあ大変。取り乱す“真由美”が“達也”にどんなお願いを吹っかけるのか楽しみです。
2014年09月21日
『愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序(カオス) 1』
竹井10日 先生が贈る新シリーズ。完全な遺伝子解析の結果、恋愛による子孫繁栄が悪と
判断される近未来で学生恋愛Gメンが恋愛テロ組織撲滅に臨むコメディを拝読しました。
(イラスト:さいさい 先生)
【 http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321405000200 】
恋愛禁止法が制定され、法の番人としてその職務に務める恋愛警察“天音”と恋愛取締官
“統吾”。法の意向に反する活動を続ける「自由恋愛同盟」の中核メンバーが潜伏すると
いうタレコミに基づいて嬬恋学園へ潜入捜査に向かった2人は運命の少女と出会う──。
体内に埋め込まれたチップから恋愛指数が計測され、一定数値を超えると即通報・逮捕に
繋がる状況下で、友情の延長線上だからと手を繋いだりデコチューしたりしてもその数値
が一向に上がらない“恋姫”の挙動が竹井作品らしいキャラで妙な安心感があります。
彼女のエクストリーム言い訳に翻弄されつつも「自由恋愛同盟」の存在に少しずつ迫って
いく“統吾”たち。やがてすべての鍵を握る人物の一人であると“統吾”が知ったとき
物語は大きく動き始める・・・ということで話をどう繋げるのか次巻を待つことにします。