野村美月 先生が贈るファンタジー家庭教師コメディ。第6巻はロマンシアの音楽祭に出席
する“竜樹”と“聖羅”に同行する“シャール”がある決断を迫られる事態に陥ります。
(イラスト:karory 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01 】
“ポーラローズ”姫にあらぬ誤解を受けていた事を知り困惑の色が隠せない“竜樹”王子。
英雄の従者“ヨルン”と名乗る少年に英雄と決めつけられ、付きまとわれる“ギルマー”。
赤銅色の髪と紅茶色の瞳をもつ美女に「世界を救ってほしい」と依頼される“シャール”。
三者三様の悩みを抱えることになったロマンシアにはカリスマ教祖を抱える「終末教」が
竜の復活と世界の再生を説き台頭しつつあるこれまた悩ましい状況。そこに“聖羅”が
対立意識をむき出しに真っ向勝負へ挑むものだから“シャール”も驚かざるを得ない展開。
なぜ彼女がそんなにむきになるのか。それぞれの悩みが思わぬ流れで解決したその先に
答えが示されるのですが、これまた予想外の話運びで続きが気にならないワケがない。
“雪”王妃の手紙もこの話を紐解くのに重要な要素満載で俄然注目度が高まる所です。
2014年09月30日
2014年09月29日
『蒼井葉留の正しい日本語2』
最強タッグで贈る 竹岡葉月 先生のディクショナル・ラブコメディ。第2巻は気合いを
入れて高校デビューに臨む“葉留”と“縁”が思わぬところから騒動に巻き込まれます。
(イラスト:タケオカミホ 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301402000407 】
早速、オタク仲間の“根津”を友人とした“縁”が幸先良い・・・かと思いきや、オタクを
毛嫌いする“六花”からのつっかかりを受け深く静かに全面戦争へ突入。“葉留”の方は
推して知るべし、ってワケでもなかったりしますが。というか紛らわしいのですけど。
“六花”がそんな態度をとるにはある理由があり、縁あってその解決に2人も手を貸す
ことになります。裏読みが必要なミステリーっぽい展開で今巻もまた驚かせてくれます。
“葉留”を“葉留”たらしめた人物の名前が出てくるのが思わせぶりで気になります。
続きが出るかどうかはこの巻の売上げ次第、という厳しいコメントを見るに昨今の市場の
厳しさを感じると共に、これだけ興味深いテーマを扱う作品がここで埋もれてしまうのは
実に惜しいところ。未読の方はぜひ買って読んでほしいと切に思う次第でございます。
入れて高校デビューに臨む“葉留”と“縁”が思わぬところから騒動に巻き込まれます。
(イラスト:タケオカミホ 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301402000407 】
早速、オタク仲間の“根津”を友人とした“縁”が幸先良い・・・かと思いきや、オタクを
毛嫌いする“六花”からのつっかかりを受け深く静かに全面戦争へ突入。“葉留”の方は
推して知るべし、ってワケでもなかったりしますが。というか紛らわしいのですけど。
“六花”がそんな態度をとるにはある理由があり、縁あってその解決に2人も手を貸す
ことになります。裏読みが必要なミステリーっぽい展開で今巻もまた驚かせてくれます。
“葉留”を“葉留”たらしめた人物の名前が出てくるのが思わせぶりで気になります。
続きが出るかどうかはこの巻の売上げ次第、という厳しいコメントを見るに昨今の市場の
厳しさを感じると共に、これだけ興味深いテーマを扱う作品がここで埋もれてしまうのは
実に惜しいところ。未読の方はぜひ買って読んでほしいと切に思う次第でございます。
2014年09月28日
『デート・ア・ライブ11 鳶一デビル』
橘公司 先生の大人気シリーズ。第11巻は“狂三”の力を借りて過去の、“折紙”の決定的
な瞬間に立ち会った“士道”が歴史を、世界を変えるべく奮闘する様子を描きます。
(イラスト:つなこ 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301401000396 】
“狂三”のトリックスターぶりが今回も光る流れ。どうにか“士道”の過去改変処置は
成功するものの、“折紙”の存在が元とは違う世界に遷移。しかも〈デビル〉という
突如現れては精霊狩りを繰り返すという最重要警戒対象の精霊がいるのだからさあ大変。
また新しく関係を築き直していく過程で今の“折紙”に以前の“折紙”が垣間見えたり
して“士道”も、そして“折紙”自身も戸惑いが隠せないところ。それでも彼女に伝えた
想いを、そして願いを果たすべく全力を尽くす“士道”の格好良さに惹かれます。
オリジナルストーリーでの劇場版アニメ制作が決定した勢いに乗って最高潮のシーンを
豪華美麗な見開きイラストで魅せてくるあたりは圧巻というか流石と言うほかになく。
“ファントム”の言動がとても気になりますが次回は短編集でございますよ、っと。
な瞬間に立ち会った“士道”が歴史を、世界を変えるべく奮闘する様子を描きます。
(イラスト:つなこ 先生)
【 http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301401000396 】
“狂三”のトリックスターぶりが今回も光る流れ。どうにか“士道”の過去改変処置は
成功するものの、“折紙”の存在が元とは違う世界に遷移。しかも〈デビル〉という
突如現れては精霊狩りを繰り返すという最重要警戒対象の精霊がいるのだからさあ大変。
また新しく関係を築き直していく過程で今の“折紙”に以前の“折紙”が垣間見えたり
して“士道”も、そして“折紙”自身も戸惑いが隠せないところ。それでも彼女に伝えた
想いを、そして願いを果たすべく全力を尽くす“士道”の格好良さに惹かれます。
オリジナルストーリーでの劇場版アニメ制作が決定した勢いに乗って最高潮のシーンを
豪華美麗な見開きイラストで魅せてくるあたりは圧巻というか流石と言うほかになく。
“ファントム”の言動がとても気になりますが次回は短編集でございますよ、っと。
2014年09月27日
『不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 3』
森田季節 先生が贈る異能力者の光と闇を描くリアル・アクション。第3巻は異能力組織
「御大」を刺激し、新たに圧倒的な差を見せつけられる“朱雀”たちの苦悩を描きます。
(イラスト/にぃと 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515138 】
表の最強となった“朱雀”と“小手毬”に「御大」から“殺々姫”“分倍河原”そして
同じ影殺師の“斎村”が圧倒的な力の差を見せつけて、次回KC出場辞退を迫るどころか
異能力者たちの立場を崩壊させる暴挙に打って出ると宣言。絶望の淵に立たされます。
そこに“小手毬”が「正」の字で印をつけていたチェックが50に届き、煌霊として新たな
命を吹き込まれた彼女の意思と決意を示してきます。・・・コミカルな要素に使われるもの
かと思っていただけにこのシリアス展開はなかなか印象に残るものがありました。
“滝ヶ峰”との共闘、それも総出の対決に危険度の高さを感じ、なおも臆する“朱雀”の
悩みっぷりが等身大すぎて相変わらず胸に刺さるものが。とても締りのいい終わり具合に
完結の予感を匂わせますが、ちゃんと続くようですので注目しておきたいと思います。
「御大」を刺激し、新たに圧倒的な差を見せつけられる“朱雀”たちの苦悩を描きます。
(イラスト/にぃと 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515138 】
表の最強となった“朱雀”と“小手毬”に「御大」から“殺々姫”“分倍河原”そして
同じ影殺師の“斎村”が圧倒的な力の差を見せつけて、次回KC出場辞退を迫るどころか
異能力者たちの立場を崩壊させる暴挙に打って出ると宣言。絶望の淵に立たされます。
そこに“小手毬”が「正」の字で印をつけていたチェックが50に届き、煌霊として新たな
命を吹き込まれた彼女の意思と決意を示してきます。・・・コミカルな要素に使われるもの
かと思っていただけにこのシリアス展開はなかなか印象に残るものがありました。
“滝ヶ峰”との共闘、それも総出の対決に危険度の高さを感じ、なおも臆する“朱雀”の
悩みっぷりが等身大すぎて相変わらず胸に刺さるものが。とても締りのいい終わり具合に
完結の予感を匂わせますが、ちゃんと続くようですので注目しておきたいと思います。
2014年09月26日
『俺、ツインテールになります。7』
アニメ放送間近! 水沢夢 先生のツインテール愛あふれるシリーズ。第7巻は“イースナ”
を仲間に迎えて賑やかなツインテイルズたちに戦う意味を問いかける者たちが対峙します。
(イラスト/春日歩 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515084 】
【 http://www.tbs.co.jp/anime/ore_twi/ 】
ということで“フェニックスギルディ”が“唯乃結翼”として語る「テイルギア」の秘密、
そしてポニーテールとツインテールという属性の枠を超えた正義について熱く語るターン。
その言動に一番のショックを受けた“慧理那”の心の傷をじわじわと蓄積していきます。
そこに追い討ちをかけるように判明してしまう観束と神堂の家にまつわる秘密の繋がり。
アイデンティティをも崩す衝撃の事実に“慧理那”の暗黒面が発露する。ヒーローものの
悪堕ち展開、実にツボですね。かつての仲間が敵となって力を見せつけるお約束が素敵。
相手が恋愛属性であったこともあり、色々と揺り動かされたツインテイルズたち。他にも
“イースナ”の相変わらず間違った歩み寄りや“メガ・ネ”があっさりと人気をさらって
いく場面なども面白いです。次は百合属性ということでテンション上げて待ってます。
を仲間に迎えて賑やかなツインテイルズたちに戦う意味を問いかける者たちが対峙します。
(イラスト/春日歩 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515084 】
【 http://www.tbs.co.jp/anime/ore_twi/ 】
ということで“フェニックスギルディ”が“唯乃結翼”として語る「テイルギア」の秘密、
そしてポニーテールとツインテールという属性の枠を超えた正義について熱く語るターン。
その言動に一番のショックを受けた“慧理那”の心の傷をじわじわと蓄積していきます。
そこに追い討ちをかけるように判明してしまう観束と神堂の家にまつわる秘密の繋がり。
アイデンティティをも崩す衝撃の事実に“慧理那”の暗黒面が発露する。ヒーローものの
悪堕ち展開、実にツボですね。かつての仲間が敵となって力を見せつけるお約束が素敵。
相手が恋愛属性であったこともあり、色々と揺り動かされたツインテイルズたち。他にも
“イースナ”の相変わらず間違った歩み寄りや“メガ・ネ”があっさりと人気をさらって
いく場面なども面白いです。次は百合属性ということでテンション上げて待ってます。