2014年08月20日

『ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル)4』

物草純平 先生が贈るスチームパンク・ファンタジー。第4巻は前巻からの流れを受けて
“アンリ”“クロエ”そして“慧太郎”が対する相手、そして未来に全力で向き合います。
(イラスト/藤ちょこ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866781-4/


“アンリ”には“マルティナ”。“マルティナ”の言動、その裏側にある悲惨な過去を
見せながらの説得工作がどう実を結ぶか“アンリ”の親友としての真価が問われます。
“クロエ”は“マクシム”の演技に翻弄されながら、それに打ち勝てるかが焦点です。

“慧太郎”は“ノエ”、そして“クリザリッド”と劣勢な状況を見せつつもそれをどう
切り返すのか。秘中の秘策にご注目。あと“雪蘭”と対峙することになるのですれど、
彼女たちのエピソードがまた切なくて印象に残ります。まさに悲恋なもう一つの物語。

思い描く「楽園」を目指して新たな道、新たな土地を目指す“アンリ”たち。ついに
“慧太郎”の秘密も明らかになったところで“アンリ”と“クロエ”の目指す関係も
次の段階へと進んでいくことになりますがどうなるやら。第二部の幕開けを待ちます。

posted by 秋野ソラ at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル