2014年08月16日

『ラエティティア覇竜戦記 ―神王のゲーム―』

『ひきこもりの彼女は神なのです。』の すえばしけん 先生が新たに贈るのは智謀系異世界
ファンタジー戦記。天から遣わされる神王が居ない国の一世一代の大勝負を描く物語です。
(イラスト/津雪 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/553.html


5柱の神が新世界に対する優位な権利を得るため代理戦争を行う地、ラエティティア大陸。
《黒》《白》《紫》《蒼》《紅》の名を持つ国に送り込まれる神々の代理、5人の神王。
《紅国》ラウルスの神王が行方不明の中、ある青年がかの国に足を踏み入れます──。

神王の声を拝聴したい、力を賜りたいと詰め寄る者たちをなだめすかし、誤魔化し続ける
祭司長“ラシェル”。そこへ博打好きの“トウヤ”と彼に救われた元奴隷の“ヒカリ”が
訪れ、国を護るため国民を騙す決意を固める秘密の共犯関係を結ぶ所から話は動きます。

オレオレな性格ながらも的確に問題点を指摘する彼に振り回され、いつの間にか頼りに
していきつつある“ラシェル”が苦労人すぎて泣けてきます。“トウヤ”や“ヒカリ”
に隠された意外な事実など、興味深い話の見せ方が続きを期待させる展開を魅せます。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル