2014年08月10日

『僕と彼女とカノジョとかのじょ3』

田尾典丈 先生が贈る三位一体ラブコメ、第3巻は“社”たちのクラスに舞い込んできた
“五百野”が呼び水となって次々と騒動が巻き起こる流れをどう覆すか注目の最終巻です。
(イラスト:ピロ水 先生)

http://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=9784906866922


“五百野”は“五百野”で“社”を幸せにしたいと考えている。けれどもそれは“女神”
のアプローチとは異なるし、背景にあるものも違う。そういった点を含めて“社”たち
の住む地域が如何に他と異なっているかが次々に明示されていく展開となります。

その流れの中で改めて自分の存在が何なのかを突きつけられる“社”。それが元で逃避
行動へと誘導されてしまう彼を追って“黒恵”“金恵”“銀花”が力を合わせる場面は
見所の1つでしょう。啖呵を切るあたりはもうラブ度が高くてよろしいかと思います。

あとは“女神”の立ち居振る舞いにも注目。そういう繋がりがあったとはね、という
ことで彼女にとってもいい落とし所に繋げられたのではないかと思います。何やかやと
ありましたが無事大団円を迎えたということで 田尾 先生、完結お祝い申し上げます。

posted by 秋野ソラ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル