エドワード・スミス 先生が贈る、力と陰謀が渦巻く火星戦記。第2巻は“タキオン”を
中心に成長を続ける2D小隊が親地球派の画策で難関な作戦への参加を余儀なくされます。
(イラスト/凱 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866734-0/ 】
“タキオン”と互いの想いは確認し合っているはずの“メリー”は未だ公私混同しない
頑なな姿勢を崩さず。しかしながら今巻でライバル続出なこともあり“メリー”大苦戦。
こういうキャラはとっさの爆発力が鍵を握ると思いますので今後の流れに注目したい所。
そんなモテモテの“タキオン”ですが、部隊生存の確率を少しでも高くする術を模索し
一枚岩ではない上層部へのアプローチを仕掛けます。そこを逆手に取られて再び窮地に
立たされるワケですが、そこに思いもよらぬ立場の人間から助け舟が出ます。
ピンチにへこたれるどころか殊勲を立てる気概を見せるほどに成長したクラスの面々に
感慨深さを覚える“タキオン”。けれどブレそうな彼を支えるのはやはり“メリー”。
敵を見誤らなくなった“タキオン”たちが生き残っていけるのか、次巻も注目です。