長野聖樹 先生が贈る、戦に敗れた魔王軍の再編ファンタジー。第2巻は魔王“ルキフェル”
の前に突如現れた義妹“マラク”への疑念に“頼光”が色々と頭を悩ませることとなります。
(イラスト:れい亜 先生)
【 http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/90008?id=9818/35717#36174 】
町で突如発生した大量昏睡事件。組の構成員にも影響して資金調達もままならない“ツナ”
が指を詰める覚悟を見せたりする最中、原因は魔王軍再興に必要な“ラミア”特別顧問の
仕業によるものと判明。グータラな彼女を懐柔するため“頼光”が体を張ります。
一方、封印の世界「第一国」から“ルキフェル”の下へやってきた義妹“マラク”は軍師
“頼光”の存在が気に入らない様子。体を借りている彼の幼なじみ“貞光”生徒会長と
結託して彼を魔王軍の軍師、という立場から引きずり下ろそうと手を尽くします。
町で起こる騒動のあれこれに関係する“ラミア”特別顧問の真意ですとか、“マラク”を
弄ぶ代行者の悪意ですとか、それらを一切合切読み取って策を巡らせる“頼光”の手腕が
今巻も光る形となります。彼のラブな要素は引き続き弱めですが・・・次はどうなる事やら。