2014年07月05日

『天翔虎の軍師5』

上総朋大 先生が贈るファンタジー戦記シリーズ、第5巻は“ユミカ”“アレイア”そして
“シエル”と当代きっての名軍師が国を、そして軍を動かし全力で激突する場面を描きます。
(イラスト:庄名泉石 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301403000607


“ユミカ”が示した五つの策、その中に「曇り空」で示した“彼女”のことまで入っていた
とすると実にえげつない。人の感情すら策の一つでしかないのかと。絶望に打ちひしがれた
“彼女”は堕ちるしかないのか・・・ということでその悲壮感に今からワクワクしております。

“アレイア”が圧倒的な帝国軍を相手にとる策は、もちろんフレリカ軍との共闘。さらに
援軍を呼び込むあたりは先を見据えています。とはいえパルディナ軍の抱える問題ゆえに
制約つきで参加することになった彼が“シエル”たちを見て何を思ったのか気になる所。

“シエル”は“ニーア”と“フレイ”のように“ミオ”とより強い繋がりで結ばれる形に
なり、この一大決戦を生き残るための覚悟に箔がつく格好となりました。とは言え冒頭で
触れたように“ユミカ”のほうがまだ上手な気がしてならないのでどう転ぶか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル