神無月セツナ 先生の「第8回小学館ライトノベル大賞・優秀賞」受賞作。「ヴィスク」と
呼ばれる特別な人形を盗む怪盗が出した事の無い予告状の真相を求める物語を拝読です。
(イラスト/nyanya 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094514964 】
狂人が如き振る舞いからも注目を集める「人喰い帽子」こと“シャルル”が相棒となる
ヴィスク“アンティーク”と共に、幼なじみにして宿敵の騎士警察“ポシェット”に追い
立てられつつ向かうは偽の予告状が出された不老の魔女が治める島。罠かそれとも──。
“シャルル”が色々とやりたい放題(主に女性関係)ということもあってラブコメ的な
明るさを見せつつ、“アンティーク”という存在の稀有さと彼女が“シャルル”と共に
居なくてはならないという制約でもってその陰にあるシリアスさを演出しています。
口絵にもある「触れ合う」場面で真意を確かめ合うところとか、押さえる所は押さえて
きてる感があって好きです。最後タジタジになっちゃう所とかも。魔女の陰謀を暴く事が
“シャルル”の過去にも繋がる、という流れは続きがあると期待していいんですよね?
2014年07月21日
2014年07月20日
『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる8』
裕時悠示 先生が贈る甘修羅らぶ×らぶコメディ。ドラマCD付き限定特装版と同時発売の
第8巻は蒸発した“鋭太”の母が登場して彼の悩みが予想外の方向へと傾いていきます。
(イラスト:るろお 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797377354.html 】
“美星”の登場で改めて「恋愛アンチ」の姿勢を再認識、再提示する“鋭太”を見ても
自分の気持ちに踏ん切りがつかない“愛衣”。そんな二人に“カオル”が、“カオリ”が
一つの選択肢「ハーレムルート」を推してくることで心にしこりを残していきます。
ずっと「もにょもにょ」言ってる“真涼”の壊れっぷりを横目に“千和”の担当医と会う
約束をとりつける“鋭太”。そこで自分が大きな勘違いを抱きつづけていたことを知り、
将来に疑問を持ち始めた彼を、悩みに悩みぬいて完全復活した“愛衣”が諭します。
バレンタインという節目を迎えてその復活ぶりをアピールした“愛衣”に感化されるかの
ごとく改めて前を向き始めた“鋭太”。対して取り残されるかのような“真涼”の姿を
みて心に残っていたしこりが一人の王を生み出します。世を戦慄させる展開に注目です。
第8巻は蒸発した“鋭太”の母が登場して彼の悩みが予想外の方向へと傾いていきます。
(イラスト:るろお 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797377354.html 】
“美星”の登場で改めて「恋愛アンチ」の姿勢を再認識、再提示する“鋭太”を見ても
自分の気持ちに踏ん切りがつかない“愛衣”。そんな二人に“カオル”が、“カオリ”が
一つの選択肢「ハーレムルート」を推してくることで心にしこりを残していきます。
ずっと「もにょもにょ」言ってる“真涼”の壊れっぷりを横目に“千和”の担当医と会う
約束をとりつける“鋭太”。そこで自分が大きな勘違いを抱きつづけていたことを知り、
将来に疑問を持ち始めた彼を、悩みに悩みぬいて完全復活した“愛衣”が諭します。
バレンタインという節目を迎えてその復活ぶりをアピールした“愛衣”に感化されるかの
ごとく改めて前を向き始めた“鋭太”。対して取り残されるかのような“真涼”の姿を
みて心に残っていたしこりが一人の王を生み出します。世を戦慄させる展開に注目です。
2014年07月19日
『のうりん9』
白鳥士郎 先生が贈る大人気農業高校ラブコメディー。第9巻はもうすぐ始まる緑園祭を
前に忍び寄る“林檎”連れ戻しの影に“耕作”たちが一致団結して立ち上がります。
(イラスト:切符 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797377538.html 】
アイドルへの復帰を視野に入れ、“林檎”を回復させるために農業高校に通わせることを
条件付で決めた人物の視点を借りて、世間一般の農業高校に対するイメージと農業高校に
通う子やその兄弟・姉妹・両親やOB・OGとのそれとの違いを鮮烈に言及する所は流石。
それ以外にも「緑園祭」で見せるお祭り騒ぎは普通科高校などでは見ることの出来ない
面白さがあります。今回はジャンプ系のネタが目に付いた感触です。見開きを使い正しい
流れで宣伝を入れてくるあたりも「白鳥先生、抜け目ないッス」と思いました。
“継”の義妹“怜”の登場と彼に対するあからさまな態度に気が気でない“良田”さんの
ヤキモチ焼きっぷりが微笑ましい。今回も内に外にと暴れまくった“ベッキー”もイイ所
を見せて締め括ろうとしたその隙を狙うかのような引き具合に新たな嵐を呼びそうです。
前に忍び寄る“林檎”連れ戻しの影に“耕作”たちが一致団結して立ち上がります。
(イラスト:切符 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797377538.html 】
アイドルへの復帰を視野に入れ、“林檎”を回復させるために農業高校に通わせることを
条件付で決めた人物の視点を借りて、世間一般の農業高校に対するイメージと農業高校に
通う子やその兄弟・姉妹・両親やOB・OGとのそれとの違いを鮮烈に言及する所は流石。
それ以外にも「緑園祭」で見せるお祭り騒ぎは普通科高校などでは見ることの出来ない
面白さがあります。今回はジャンプ系のネタが目に付いた感触です。見開きを使い正しい
流れで宣伝を入れてくるあたりも「白鳥先生、抜け目ないッス」と思いました。
“継”の義妹“怜”の登場と彼に対するあからさまな態度に気が気でない“良田”さんの
ヤキモチ焼きっぷりが微笑ましい。今回も内に外にと暴れまくった“ベッキー”もイイ所
を見せて締め括ろうとしたその隙を狙うかのような引き具合に新たな嵐を呼びそうです。
2014年07月18日
『最弱無敗の神装機竜《バハムート》4 小冊子付き限定版』
明月千里 先生が贈る学園ファンタジーバトル、第4巻は小冊子付き限定版と同時発売。
強化合宿に臨む“ルクス”たちが“フィルフィ”に纏わる隠された目的に巻き込まれます。
(イラスト:春日歩 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797376838.html 】
ということで水着回です。春日歩 先生が描く色取り取りの水着姿や強化合宿で“ルクス”
を巡るご褒美に力を注ぐ女性陣を見ているとほっこりする序盤の流れ。それを崩すように
近場に浮上した遺跡「方舟(アーク)」の極秘調査をすべく“レリィ”の指示が飛びます。
そこへ“ドバル”率いる騎士団の助力という割込みが入り、不穏な空気が漂う中で再登場
した“ヘイズ”が“フィルフィ”の体に起こる異常の元とその限界について言及。二度と
同じ過ちを繰り返したくない“ルクス”の真意を“フギル”が問い質し更に緊迫度がUP。
更に思わぬ裏切りも重なり、窮地に立たされては応酬して・・・の連続で手に汗を握る展開を
制したのは“ルクス”の最弱としての気概。実に熱い所です。再び救うと誓ってくれた
彼に助けられた“フィルフィ”が小冊子の内容も含めて報われた話になったかと思います。
強化合宿に臨む“ルクス”たちが“フィルフィ”に纏わる隠された目的に巻き込まれます。
(イラスト:春日歩 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797376838.html 】
ということで水着回です。春日歩 先生が描く色取り取りの水着姿や強化合宿で“ルクス”
を巡るご褒美に力を注ぐ女性陣を見ているとほっこりする序盤の流れ。それを崩すように
近場に浮上した遺跡「方舟(アーク)」の極秘調査をすべく“レリィ”の指示が飛びます。
そこへ“ドバル”率いる騎士団の助力という割込みが入り、不穏な空気が漂う中で再登場
した“ヘイズ”が“フィルフィ”の体に起こる異常の元とその限界について言及。二度と
同じ過ちを繰り返したくない“ルクス”の真意を“フギル”が問い質し更に緊迫度がUP。
更に思わぬ裏切りも重なり、窮地に立たされては応酬して・・・の連続で手に汗を握る展開を
制したのは“ルクス”の最弱としての気概。実に熱い所です。再び救うと誓ってくれた
彼に助けられた“フィルフィ”が小冊子の内容も含めて報われた話になったかと思います。
2014年07月17日
『クロスワールド・スクランブル』
雪川轍 先生の「第6回 GA文庫大賞・奨励賞」受賞作。幼少の折に暴走した魔力を抑える
代償として体が女の子になった少年が元に戻るために臨む苦難の道のりを描きます。
(イラスト:エイチ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797380088.html 】
『魔法死』によって死が取り払われた世界。「白」と「黒」の陣営にに分けられた人々が
戦い、魔法死を迎えると逆の色に『反転』する世界。平和を願う人々の欲望を叶える代償
を求めた偉大なる魔法使いたちを楽しませる遊戯盤と化した世界で今日も人々は争う──。
・・・なんて書くと殺伐としているように見えますが、好意を寄せられても心と体の違いから
恋もできないと悩む“六天”が絵面から見れば百合ん百合んな展開を見せつつ、傍にいる
人々を守ろうと戦いに臨んでいく、TS要素を織り交ぜた魔法バトルものとなっております。
“巴”や“鈴鹿”といった強者に庇護されたり、元の性別に戻るため無理難題をふっかける
学園長に弄られる姿からは想像もできない“六天”が本気を出したときのそこはかとない
エロさに是非注目してほしいと思います。その様子を描く エイチ 先生挿絵も同様に。
#こんなまとめを作っています。
#
#『おと×まほ』は神 〜「おと×まほ」読者に薦める『クロスワールド・スクランブル』〜
#【 http://togetter.com/li/688246 】
代償として体が女の子になった少年が元に戻るために臨む苦難の道のりを描きます。
(イラスト:エイチ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797380088.html 】
『魔法死』によって死が取り払われた世界。「白」と「黒」の陣営にに分けられた人々が
戦い、魔法死を迎えると逆の色に『反転』する世界。平和を願う人々の欲望を叶える代償
を求めた偉大なる魔法使いたちを楽しませる遊戯盤と化した世界で今日も人々は争う──。
・・・なんて書くと殺伐としているように見えますが、好意を寄せられても心と体の違いから
恋もできないと悩む“六天”が絵面から見れば百合ん百合んな展開を見せつつ、傍にいる
人々を守ろうと戦いに臨んでいく、TS要素を織り交ぜた魔法バトルものとなっております。
“巴”や“鈴鹿”といった強者に庇護されたり、元の性別に戻るため無理難題をふっかける
学園長に弄られる姿からは想像もできない“六天”が本気を出したときのそこはかとない
エロさに是非注目してほしいと思います。その様子を描く エイチ 先生挿絵も同様に。
#こんなまとめを作っています。
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#『おと×まほ』は神 〜「おと×まほ」読者に薦める『クロスワールド・スクランブル』〜
#【 http://togetter.com/li/688246 】