2014年07月31日

『女の子に夢を見てはいけません!』

恵比須清司 先生の「第26回ファンタジア大賞・金賞」受賞作。清楚な姉と人気者の妹から
セクハラを受ける少年がある少女の秘密を知り超青春ラブコメの日々を送る話を描きます。
(イラスト:こうぐちもと 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321405000012
http://fantasiataisho-sp.com/


共学化して間もない「星城学園」に入学した“咲也”は“沙雪”と“秋穂”からの好意が
こじれた数々のアプローチを受けて女の子に対する一つの真理を得てしまった少年。彼が
ふとしたことで同級生の秘密の恋を知ったがためにそれを応援することになるのだが──。

三人揃って「三姉妹」と揶揄されるくらい女の子っぽく見える“咲也”だからこそ起きる
あれこれですとか、“美月”が振り回して、振り回されての立ち回りを見せるあたりの
ドタバタ感が読んでいて楽しいです。姉や妹からのヤンデレ風味なアプローチも見どころ。

「これが駄目なら、もうラブコメつくりません!!」というファンタジア文庫編集長の言葉に
後押しされる形で登場した本作。なかなか良い滑り出しを見せたと思います。“美月”の
恋の志向性が“咲也”に向くようになってからが勝負かな、と思ったりするところです。

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2014年07月30日

『艦隊これくしょん ─艦これ─ 艦これRPGリプレイ 願いは海を越えて1』

明時士栄 先生/冒険企画局による「艦これRPG」の初リプレイ集。河嶋陶一朗 先生、
桜井光 先生、声優の 小松真奈 さんと ブリドカットセーラ恵美 さんが参加されています。
(原作・監修:「艦これ」運営鎮守府 イラスト:代官山ゑびす 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321404000014


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  明時:小松さんもそうなんですけど、なんか不思議な感じがしますね。いつも
     画面越しに聞いている声が、目の前から聞こえるっていうのは。
  プレイヤーD:いいですよね〜。
  河嶋:僕もね、これ言われるんですよ。
  プレイヤーC→ブリドカット:え、なにをですか?
  河嶋:ユーザーさんに、「お前だけ艦娘とお喋りしやがって、ずるい!」って。
  小松・ブリドカット:あー(笑)。
  明時:「着任の書」リプレイの話ですね。
  河嶋:ですです。ブリドカットさんには、夕張役として参加していただいたので。
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ルールブックは買えども読み込めてはいないし、プレイする機会も作れないということで
ようやくプレイの流れが感じられたように思います。何でもかんでもほぼダイスで決まる
というのが羅針盤以上に運命のイタズラ感が出ているのではないかとまず思いました。

新米の妖精さん提督のもと、“瑞鳳”(軽空母)“熊野”(重巡)“金剛”(戦艦)
“木曾”(軽巡)というバラけ具合の編成で、よそ者扱いされている鎮守府の面々を
印象UPさせるために頑張ったり、深海棲艦と戦ったりする様子を今巻では描いています。

鎮守府フェイズをいかに仲良く、協力し合って場の雰囲気を作れるかがポイントかも。
イベントとキーワードを活かして連想ゲームのように話が繋げられるか、みたいな所が。
続き物、ということで「艦これRPG」でどんなことが出来るのか魅せて頂きたいです。

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2014年07月29日

『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』

羊太郎 先生の「第26回ファンタジア大賞・大賞」受賞作。サボり上等の残念な非常勤講師
が未曾有の事件で力を発揮する超破天荒新世代学園アクションファンタジーを拝読です。
(イラスト:三嶋くろね 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321404000005
http://fantasiataisho-sp.com/


引きこもりの穀潰しであると公言してはばからない“グレン”。帝国魔術学院の教授にして
彼の師匠であり育ての親である“セリカ”が業を煮やして学院の講師をやらせてみれば自習
の連続で生徒にもナメられる始末。やる気が無いのは魔術嫌いだからだと言うのだが──。

そんな姿勢を黙ってみていられない“システィ”に決闘を申し込まれて完敗したりといい所
無しな“グレン”。彼の心を少し揺り動かしたのは、彼女の友人“ルミア”のとある会話。
そこから彼の評価は少しずつ反転していきます。この流れがまず滑らかで面白いです。

更に学園内に仕組まれたとある陰謀が発動してから見せる“グレン”の奥の手や魔術嫌いの
理由、はたまたその陰謀の鍵となる生徒の秘密など意外性の魅せ方も秀逸。三嶋 先生の
挿絵がまた作品の雰囲気を上手く捉えていて相乗効果が半端ない。オススメの1冊です。

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2014年07月28日

『アリアンロッド2E・リプレイ ファースト・ストライク 聖弾のルーチェ1』

10周年を迎える「アリアンロッド」の初心者導入用として 菊池たけし 先生/F.E.A.R. が
贈る超・王道リプレイ集。声優の味里さんを迎えての楽しいセッションを拝読しました。
(イラスト:佐々木あかね 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301403000622
https://ssl.fujimi-trpg-online.jp/ar10th


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  味里:あたしはなにを選べば・・・・・・?
  GM:自分がやりたいイメージのクラスでもいいし、サンプルキャラクターの絵で
     選んでもかまわないですよ。
  浅見:俺はメイジをやってみたいが・・・・・・そうすると味里さんはアコとウォーリアを
     担当してもらえると嬉しいかな。味里さんがウォーリアでいくなら、俺は
     メイジ/アコってのでもいい。メイジにいきたいなら、俺はアコ系でいきます。
  Oはた:(爆笑しながら)ぜんぜん初心者のセリフに聞こえないですよ、
      浅見さん!(笑)
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「艦これ」から艦娘の声優を起用すれば手に取ってもらいやすいであろうと考える編集
稲垣氏の提案を元に打診された 味里 さん、きくたけ 先生の友人でTRPG経験はほぼゼロ
でも「Magic: the Gathering」で培ったデータ分析力が光る浅見正義さんが初参加。

味里 さんの食いしん坊キャラ“ルーチェ”、浅見さんの参謀役“ベルダー”が冒険の
雰囲気を感じてもらう第0話から始まり、大畑顕 先生の一攫千金を夢見る“アモーレ”、
田中信二 先生の活人剣に目覚めたサムライ“サジ”も加わり賑やかになっていきます。

大畑 先生も言及しておりますが、浅見さんが きくたけ 先生への対応の仕方が過去に
例を見ないパターンの人というのが目新しい。GMのテキトーさを赤裸々に見せていく
姿勢も含め、初心者向けのリプレイ集として良いスタートを切れていると感じます。

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2014年07月27日

『Buster-Do! II』

小林三六九 先生が贈る、仮面の《能力者》となった少年の活躍を描く王道バトルノベル。
第2巻は“サイファー”に交際を迫る美少女と“光太”が縁を持ち騒動が巻き起こります。
(イラスト/TwinBox 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866732-6/


ラッキースケベな目に遭ったことを盾に取られ、半ば舎弟のような扱いを学園一の美少女
“リーゼ”から受ける“光太”。その様子が恋人同士っぽく見えるものだから“静句”も
気が気じゃない、ということで今巻でも残念系ヒロインを突っ走っております。

男子とお付き合いしてみては振る、という問題行動のある“リーゼ”を襲う通り魔たち。
その対応でバスターとしても不義理のある彼女を糾弾した“サイファー”に心奪われた
彼女はバスタードで優勝したら交際する、という約束をなし崩し的に持ちかけます。

バスタードに興味の無かった彼女が潜在能力の高さを活かして破竹の勢いを見せる展開や
通り魔事件の真相が彼女に襲い掛かったときに“サイファー”がどう動くのか、といった
描写が見所。“リーゼ”の恋が叶うのかは読んで確かめてみて下さい、ということで。

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2014年07月26日

『軋む楽園(エデン)の葬花少女(グリムリーパー)II』

鷹野新 先生が贈る本格ダークアクション。第2巻は解放したと思った東京クリサリスは
外界と隔離されたままで残勢力と戦い続ける“葛見”が世界の真実に触れていきます。
(イラスト/せんむ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866729-6/


“グラスコフィン”。“葛見”が出会った初顔の葬花少女はクリサリス突入時の生き残り
の一人。けれども心に負った傷が深く、突如自傷行為に至るなど問題を抱えるこの美少女
が“葛見”からして見て敵にとっても味方にとっても話の鍵を握ることになります。

レギオン残党との戦いで地下に穴を開けて怒られることの意味を知った“葛見”は今居る
場所がレギオンごと「切り離す」ことに躊躇の無い見解を持つ者の存在をも知ることと
なります。そしてそれに直面します。・・・これがまた実に憎たらしいキャラでして。

新兵器導入で残党を一掃しようと計画するも、予想外の敵が立ちはだかることでどんでん
返しを食らわされ絶望的な状況に追い込まれる始末。そこを規格外の“葛見”がどう打ち
払っていくかが見所になります。女性陣におけるラブ度の上昇具合にも注目です。

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2014年07月25日

『マーシアン・ウォースクール2』

エドワード・スミス 先生が贈る、力と陰謀が渦巻く火星戦記。第2巻は“タキオン”を
中心に成長を続ける2D小隊が親地球派の画策で難関な作戦への参加を余儀なくされます。
(イラスト/凱 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866734-0/


“タキオン”と互いの想いは確認し合っているはずの“メリー”は未だ公私混同しない
頑なな姿勢を崩さず。しかしながら今巻でライバル続出なこともあり“メリー”大苦戦。
こういうキャラはとっさの爆発力が鍵を握ると思いますので今後の流れに注目したい所。

そんなモテモテの“タキオン”ですが、部隊生存の確率を少しでも高くする術を模索し
一枚岩ではない上層部へのアプローチを仕掛けます。そこを逆手に取られて再び窮地に
立たされるワケですが、そこに思いもよらぬ立場の人間から助け舟が出ます。

ピンチにへこたれるどころか殊勲を立てる気概を見せるほどに成長したクラスの面々に
感慨深さを覚える“タキオン”。けれどブレそうな彼を支えるのはやはり“メリー”。
敵を見誤らなくなった“タキオン”たちが生き残っていけるのか、次巻も注目です。

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2014年07月24日

『白銀のソードブレイカーII ─不死身の剣聖─』

松山剛 先生が贈る血と剣の絆の物語。第2巻は《剣聖殺し》の“エリザ”が剣を折られ
茫然自失、“レベンス”と共に窮地に立たされる瞬間に思わぬ救いが差し伸べられます。
(イラスト/ファルまろ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866731-9/


ということで温和な様子からは想像も出来ないほどの力の差を見せる“デュランダル”の
前に現れた“ヴァリエガータ”。逃避行の後に体を崩す“エリザ”の代わりに剣を握る
ことを決めた“レベンス”は彼女を師匠と仰ぎ、剣の修繕を目指す傍ら修行を積みます。

打開策として聖剣に頼ろうとする“レベンス”。だが“ヴァリエガータ”から聖剣の秘密
を告げられ打つ手を狭まれます。彼女の知り合いである鍛冶師の言を受け、日に日に
衰える“エリザ”に頼ることなく次の剣聖“エリオット”との対峙に臨むこととなります。

聖剣の力で病気や怪我を治癒する“エリオット”の姿を見て迷う“レベンス”がある決意
を胸に宿したとき起こる奇跡が見どころ。しかも“エリザ”はそれを認識していない。
これは後々で彼女に苦渋の決断を迫ることになりそう。続きに期待しておきます。

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2014年07月23日

『ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル)3』

物草純平 先生が贈るスチームパンク・ファンタジー。第3巻は“ケイ”が〈蟲天の瞳〉の
秘密を“アンリ”と共に調べる間、“マルティナ”を始めとして新たな陰が動き出します。
(イラスト/藤ちょこ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866640-4/


ヘンテコな日本語を喋る少女“ノエ”との出会いなどありつつ“ケイ”たちは一路パリへ。
「ミスター紙一重」と称される生物学の専門家と会うため別行動をとる“ケイ”と“アンリ”
をいぶかしむ“クロエ”に許婚だと言う“リグワール”が会いに来て場が騒然とします。

別行動先にてテロ組織の襲撃を受け、目をつけられる“ケイ”を横目に剣か女か友人かを
捨てる選択肢を迫られる“クロエ”。葛藤する彼女らを眺める立場にある“マルティナ”が
その先にある何かを見越して発言する意味深長な言葉の数々が読者の不安をも煽ります。

本来の役割である聖歌隊の要員として“リグワール”が準備した劇場に呼ばれたとき運命の
歯車が回り始め、“ケイ”は同郷の敵に襲われ、“クロエ”は思わぬ裏切りに合い、そして
“アンリ”は辛辣な宣告を受けることになります。これは続刊の展開に目が離せません。

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2014年07月22日

『エスケヱプ・スピヰド 六』

九岡望 先生が贈る神速アクション。第6巻は攫われた“叶葉”“鴇子”を取り戻すため
“九曜”が黒塚部隊へ奇襲を掛けつつ、「蜉蝣」と“柊”の奪還をも目論みます。
(イラスト/吟 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866730-2/


かつての姿と暴走する現在のそれを描写することで“柊”に抱く“九曜”の感情を切々と
描く部分、そして同じように昔と今を比較して感じる“九曜”の変化を“柊”が朗々と
指摘してくる場面の対比が良い感じに作用してアクセントが効いています。

“井筒”と“虎杖”、“竜胆”と“日足”といった単純な力の衝突が見せる物悲しさも
さることながら“鴇子”と“鵠子”、“叶葉”と“伍長”といった対峙が見せる切なさ
も相まって全体的にやるせない思いを胸に抱きつつ物語が進行していきます。

鬼虫の死というテーマ、あるいは“庵”“楓”が今在るという存在定義に触れる話を描く
「終/甲」「終/乙」がこれまでの内容を踏まえて昇華している点が実に印象深いところ。
“巴”の決意がどう絡んでくるのか、次巻が最終巻ということで見届けさせて頂きます。

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2014年07月21日

『クレイジーハットは盗まない』

神無月セツナ 先生の「第8回小学館ライトノベル大賞・優秀賞」受賞作。「ヴィスク」と
呼ばれる特別な人形を盗む怪盗が出した事の無い予告状の真相を求める物語を拝読です。
(イラスト/nyanya 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094514964


狂人が如き振る舞いからも注目を集める「人喰い帽子」こと“シャルル”が相棒となる
ヴィスク“アンティーク”と共に、幼なじみにして宿敵の騎士警察“ポシェット”に追い
立てられつつ向かうは偽の予告状が出された不老の魔女が治める島。罠かそれとも──。

“シャルル”が色々とやりたい放題(主に女性関係)ということもあってラブコメ的な
明るさを見せつつ、“アンティーク”という存在の稀有さと彼女が“シャルル”と共に
居なくてはならないという制約でもってその陰にあるシリアスさを演出しています。

口絵にもある「触れ合う」場面で真意を確かめ合うところとか、押さえる所は押さえて
きてる感があって好きです。最後タジタジになっちゃう所とかも。魔女の陰謀を暴く事が
“シャルル”の過去にも繋がる、という流れは続きがあると期待していいんですよね?

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2014年07月20日

『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる8』

裕時悠示 先生が贈る甘修羅らぶ×らぶコメディ。ドラマCD付き限定特装版と同時発売の
第8巻は蒸発した“鋭太”の母が登場して彼の悩みが予想外の方向へと傾いていきます。
(イラスト:るろお 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797377354.html


“美星”の登場で改めて「恋愛アンチ」の姿勢を再認識、再提示する“鋭太”を見ても
自分の気持ちに踏ん切りがつかない“愛衣”。そんな二人に“カオル”が、“カオリ”が
一つの選択肢「ハーレムルート」を推してくることで心にしこりを残していきます。

ずっと「もにょもにょ」言ってる“真涼”の壊れっぷりを横目に“千和”の担当医と会う
約束をとりつける“鋭太”。そこで自分が大きな勘違いを抱きつづけていたことを知り、
将来に疑問を持ち始めた彼を、悩みに悩みぬいて完全復活した“愛衣”が諭します。

バレンタインという節目を迎えてその復活ぶりをアピールした“愛衣”に感化されるかの
ごとく改めて前を向き始めた“鋭太”。対して取り残されるかのような“真涼”の姿を
みて心に残っていたしこりが一人の王を生み出します。世を戦慄させる展開に注目です。

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2014年07月19日

『のうりん9』

白鳥士郎 先生が贈る大人気農業高校ラブコメディー。第9巻はもうすぐ始まる緑園祭を
前に忍び寄る“林檎”連れ戻しの影に“耕作”たちが一致団結して立ち上がります。
(イラスト:切符 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797377538.html


アイドルへの復帰を視野に入れ、“林檎”を回復させるために農業高校に通わせることを
条件付で決めた人物の視点を借りて、世間一般の農業高校に対するイメージと農業高校に
通う子やその兄弟・姉妹・両親やOB・OGとのそれとの違いを鮮烈に言及する所は流石。

それ以外にも「緑園祭」で見せるお祭り騒ぎは普通科高校などでは見ることの出来ない
面白さがあります。今回はジャンプ系のネタが目に付いた感触です。見開きを使い正しい
流れで宣伝を入れてくるあたりも「白鳥先生、抜け目ないッス」と思いました。

“継”の義妹“怜”の登場と彼に対するあからさまな態度に気が気でない“良田”さんの
ヤキモチ焼きっぷりが微笑ましい。今回も内に外にと暴れまくった“ベッキー”もイイ所
を見せて締め括ろうとしたその隙を狙うかのような引き具合に新たな嵐を呼びそうです。

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2014年07月18日

『最弱無敗の神装機竜《バハムート》4 小冊子付き限定版』

明月千里 先生が贈る学園ファンタジーバトル、第4巻は小冊子付き限定版と同時発売。
強化合宿に臨む“ルクス”たちが“フィルフィ”に纏わる隠された目的に巻き込まれます。
(イラスト:春日歩 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797376838.html


ということで水着回です。春日歩 先生が描く色取り取りの水着姿や強化合宿で“ルクス”
を巡るご褒美に力を注ぐ女性陣を見ているとほっこりする序盤の流れ。それを崩すように
近場に浮上した遺跡「方舟(アーク)」の極秘調査をすべく“レリィ”の指示が飛びます。

そこへ“ドバル”率いる騎士団の助力という割込みが入り、不穏な空気が漂う中で再登場
した“ヘイズ”が“フィルフィ”の体に起こる異常の元とその限界について言及。二度と
同じ過ちを繰り返したくない“ルクス”の真意を“フギル”が問い質し更に緊迫度がUP。

更に思わぬ裏切りも重なり、窮地に立たされては応酬して・・・の連続で手に汗を握る展開を
制したのは“ルクス”の最弱としての気概。実に熱い所です。再び救うと誓ってくれた
彼に助けられた“フィルフィ”が小冊子の内容も含めて報われた話になったかと思います。

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2014年07月17日

『クロスワールド・スクランブル』

雪川轍 先生の「第6回 GA文庫大賞・奨励賞」受賞作。幼少の折に暴走した魔力を抑える
代償として体が女の子になった少年が元に戻るために臨む苦難の道のりを描きます。
(イラスト:エイチ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797380088.html


『魔法死』によって死が取り払われた世界。「白」と「黒」の陣営にに分けられた人々が
戦い、魔法死を迎えると逆の色に『反転』する世界。平和を願う人々の欲望を叶える代償
を求めた偉大なる魔法使いたちを楽しませる遊戯盤と化した世界で今日も人々は争う──。

・・・なんて書くと殺伐としているように見えますが、好意を寄せられても心と体の違いから
恋もできないと悩む“六天”が絵面から見れば百合ん百合んな展開を見せつつ、傍にいる
人々を守ろうと戦いに臨んでいく、TS要素を織り交ぜた魔法バトルものとなっております。

“巴”や“鈴鹿”といった強者に庇護されたり、元の性別に戻るため無理難題をふっかける
学園長に弄られる姿からは想像もできない“六天”が本気を出したときのそこはかとない
エロさに是非注目してほしいと思います。その様子を描く エイチ 先生挿絵も同様に。


#こんなまとめを作っています。

#『おと×まほ』は神 〜「おと×まほ」読者に薦める『クロスワールド・スクランブル』〜
#【 http://togetter.com/li/688246

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2014年07月16日

『エンド・リ・エンド1 退屈で無価値な現実から、ゲエム世界へようこそ。』

『丘ルトロジック』で注目を集めた 耳目口司 先生が作家として舞い戻ってきて贈る新作。
現実に絶望した少年が悪魔の囁きに乗って理不尽なギャルゲーの世界に放り込まれます。
(イラスト:ヤス 先生)

http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321403000168


白いベッドの上でギャルゲーをプレイしていた少年が、自分は画面の向こうにいる彼女が
「主人公」に好意を寄せているところを見せられている観客なのだとふと気づいて絶望し
悪魔がGMを務めるギャルゲーの主人公“御代田侑”に転生する場面から話は始まります。

このゲームにおける主人公の勝利条件は「自分と同じように転生してきたヒロインを1年
以内に探し出し、付き合うこと」。出来なければ元の世界に戻される、という恐怖感に
苛まれながらも“侑”は望んでいた「普通の生活」をゆるふわに謳歌していきます。

そうは問屋が卸さない、と悪魔“ルーニー”が仕掛けてくる追加ルールの思惑に嵌められ
「好き」という感情を弄ばれる“侑”。ヒロインではない魅力的なNPCの少女たちを好き
になり続けさせられるであろう絶望的なゲーム世界に未来はあるのか。展開に注目です。

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2014年07月15日

『魔王軍の軍師はじめました2』

長野聖樹 先生が贈る、戦に敗れた魔王軍の再編ファンタジー。第2巻は魔王“ルキフェル”
の前に突如現れた義妹“マラク”への疑念に“頼光”が色々と頭を悩ませることとなります。
(イラスト:れい亜 先生)

http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/90008?id=9818/35717#36174


町で突如発生した大量昏睡事件。組の構成員にも影響して資金調達もままならない“ツナ”
が指を詰める覚悟を見せたりする最中、原因は魔王軍再興に必要な“ラミア”特別顧問の
仕業によるものと判明。グータラな彼女を懐柔するため“頼光”が体を張ります。

一方、封印の世界「第一国」から“ルキフェル”の下へやってきた義妹“マラク”は軍師
“頼光”の存在が気に入らない様子。体を借りている彼の幼なじみ“貞光”生徒会長と
結託して彼を魔王軍の軍師、という立場から引きずり下ろそうと手を尽くします。

町で起こる騒動のあれこれに関係する“ラミア”特別顧問の真意ですとか、“マラク”を
弄ぶ代行者の悪意ですとか、それらを一切合切読み取って策を巡らせる“頼光”の手腕が
今巻も光る形となります。彼のラブな要素は引き続き弱めですが・・・次はどうなる事やら。

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2014年07月14日

「好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期」エントリー


勇者と魔王のバトルはリビングで(2)
 【14上期ラノベ投票/9784798608006】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/92233250.html

東池袋ストレイキャッツ
 【14上期ラノベ投票/9784048666244】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/100033217.html

深山さんちのベルテイン(3)
 【14上期ラノベ投票/9784797376661】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/87702978.html

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(5)
 【14上期ラノベ投票/9784797377149】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/96865307.html

灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても
 【14上期ラノベ投票/9784906866694】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/92646913.html

きんいろカルテット!(2)
 【14上期ラノベ投票/9784906866816】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/98039561.html

絶深海のソラリス
 【14上期ラノベ投票/9784040663913】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/92958463.html

8番目のカフェテリアガール(2) 東京おもてなしサバイバル
 【14上期ラノベ投票/9784086307628】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/92345729.html

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(5)
 【14上期ラノベ投票/9784047295230】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/92163761.html

この恋と、その未来。 ―一年目 春―
 【14上期ラノベ投票/9784047297289】
  → 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/101363865.html



◆ 好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期
 http://1se.sakura.ne.jp/lightnovel/2014_01-06/

posted by 秋野ソラ at 02:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『銃皇無尽のファフニールV ミドガルズ・カーニバル』

ツカサ 先生が贈るアンリミテッド学園バトルアクションが勢いに乗ってアニメ化を決定。
その波に乗る第5巻は学園祭で“リーザ”の恋人役を務める“悠”の話の顛末を描きます。
(イラスト:梱枝りこ 先生)

http://cont.lanove.kodansha.co.jp/10004.html?id=9818/35717#36170
http://cont.lanove.kodansha.co.jp/9906/21524.html


“深月”と家族であることすらあやふやになってしまった“悠”。“イリス”からの提案
もあり“リーザ”に相談を持ちかけようとします。その彼女も度重なる学園での騒動から
イメージ回復を図るための「学園祭」で両親が様子を見に来ることに頭を悩ませています。

彼女の悩みの種、婚約話を流すために恋人役を務める“悠”。徐々に心の距離も縮まって
「ユグドラシル」の秘密に迫っていく彼女を危険視するそれが“悠”の体を使い、敵意を
むき出しにするその時、怒りに任せた“イリス”が周囲を驚かす力の発露を見せます。

“悠”が大事な記憶を失っていく仕組みもさることながら、“イリス”に対して学園長が
示した1つの仮説も気になるところ。加えて今回の活躍を目の当たりにした“リーザ”の
両親からありがたい言葉も戴いてどうなっちゃうの? という流れで次巻へと続きます。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2014年07月13日

『神楽坂G7 崖っぷちカフェ救出作戦会議』

声優、ナレーターなどで活躍を続ける 水沢史絵 先生がライトノベル作家としてデビュー。
憧れの女性が営むカフェを救うべくかつての仲間たちと奮闘する少年の物語を拝読です。
(イラスト:しらび 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-630790-1


不遇の日々を過ごした北海道から幼き日々を過ごした神楽坂に戻る決意を固めた“英介”。
「カフェ・GREEN」を営む“真弥”は容姿端麗だが残念な特徴を抱えており、それが元で
経営不振に。姉の“遥香”からは店を閉めて夜のお仕事に就くよう通告されて大ピンチ。

ということで憧れの女性が魔の手に落ちることを阻止すべく、かつての幼なじみたちと
手を組んで店自体をまず何とかしようとするのが前半。それぞれの特技、特徴を活かして
蘇る仲間感覚を噛み締めながら事に当たる様子が実に青春を謳歌している感じです。

後半は夏に行われる「神楽坂まつり」に向けて外に打って出る展開。“真弥”の特徴が
ここで功を奏する結果に繋がるとは・・・というのが見せ所。拝読してみて最後まで難なく
読めたのは正直驚かされました。次は招かれざる客にどう対応するのか、興味深い所です。

posted by 秋野ソラ at 00:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル