2014年06月04日

『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)』

『ヒカルが地球にいたころ……』完結の興奮も覚めやらぬ中、野村美月 先生が贈る新作は
ある日突然、人ならざる者となった少年を主人公とするドラマティック青春ノベルです。
(イラスト:竹岡美穂 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


まず言わせていただきたいのは、野村 先生どんだけ書き溜めているんですかね!? という
ことですが、それはさておき。今回は「演劇」の題材をモチーフにした物語で安定した
滑り出しを見せていると感じました。語彙が足りませんが上手いとしか言えませんな。

バスケ好きで将来有望な少年“詩也”を襲う凶刃と凶事。それを経て、何の因果か美少女
揃いの少数精鋭な演劇部に誘われて、しかも演じるのがドラキュラという苦悩と困惑の
連続に満ちた日々を過ごす彼とヒロイン役である“綾音”の機微と歩み寄りが見せ所。

演劇とバスケを意外な形で結びつけることで“詩也”の精神的な成長を描き、最後まで
演じきったその先が実に青春真っ只中な雰囲気で羨ましい限り。その彼を見つめる“雫”
や“理歌”の思惑や次のテーマがどんな物語を呼び込むか楽しみなところであります。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル