2014年05月29日

『クライシス・ギア4 運命の歯車(ギアズ・オブ・フェイト)』

三上康明 先生が贈るバトルアクション。第4巻は真相に辿り着くため一縷の望みを賭ける
“慎”が迦嶋田家への接触を経て雨牙家の令嬢と出会い、更なる陰謀へと巻き込まれます。
(イラスト:白井鋭利 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-630783-3


何の因果か気の強い“オーレリア”と組んで迦嶋田家、そして“迦嶋田誠弥”へ挑む“慎”
ですが、やはり敵は大きくて陰湿で一歩も二歩も及ばない。けれど底意地の悪さを魅せて
最後まで足掻き、“オーレリア”を過去からも救うその姿は爽快感を味わわせてくれます。

“慎”の苦境に手を差し伸べた第三世代クライシス・ギアの開発者“白州みやこ”。彼に
クソメガネと呼ばれる“尋務”と何やら画策している所が気になります。“誠弥”との
因縁を断ち切りたい“璃菜”の活躍も見所。少女に大剣、イイですね。実に映えますね。

その“璃菜”が戦いの場で思いがけず出会った人物が告げた1つの不審、そして“柚”が
所在を突き止めた“蒼狼”が掴んだ確証。全てが繋がったとき、国の危機が幕を上げる。
“慎”の秘密に“紗々良”が気付き始める兆候も含め、運命の転がる先に注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル