2014年05月25日

『続・城ヶ崎奈央と電撃文庫作家になるための10のメソッド』

五十嵐雄策 先生が贈る、ライトノベル作家を目指す少女の物語、その続編。拾い上げ組
として作家デビューが決まった“奈央”は“渉”との二人三脚で新たな局面を迎えます。
(イラスト/翠燕 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866509-4/


授賞式の見学に始まり、同じ高校生作家にして受賞組の“久遠時三月”にライバル視され
“渉”はラッキースケベな目に遭いつつ“奈央”を作家としてデビューさせるために尽力
する。その結果として彼女は作家としてのスタート地点にようやく立つまでに至る──。

作中で残りのメソッド、「原稿修正の基本方針」「取材のやり方」「文庫ができるまで」
「あとがきについて」「作家としての心構え」に言及するにあたり今回も実在の作品や
作家さん、それらに関係するエピソードがわんさか出てくるので引き続き楽しめます。

作家としてデビューすることはゴールではない、という点に触れているあたりは流石に
重みのあるところであったかと思います。“奈央”と“渉”の恋の行方についても着実
にまとめてくれていて単純に読み物としても楽しめたと思います。面白かったです。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル