とある依頼から学園の謎に迫る少女の日常が歪みを帯びていく学園ミステリーを拝読です。
(Illustration/岸田メル 先生)
を視ることのできる少女“此花”。彼女がなし崩しに受けたその依頼をこなす中で変化
していく「日常」を意識させると共に、彼がついた「嘘」がその日常を揺り動かします。
“ぼく”と“凜音”という二人の邂逅を描きます。“此花”たちの話は? と思って油断
していると終盤のどんでん返しでこの学園の異常性がいよいよ浮き彫りとなってきます。
提示されてきた要素が繋がり始めて「どうするの? ねぇ、どうするの?」と続きを早く
せっつきたくなる引きを見せます。新しく始まる日常がどう変化するのか、楽しみです。