2014年05月13日

『東京レイヴンズ11 change:unchange』

あざの耕平 先生が贈る陰×陽ファンタジー、第11巻は“春虎”を追う“夏目”の様子や
「陰陽塾」の面々がその後どういう日々を過ごしてきたかを描く繋ぎの物語となります。
(イラスト:すみ兵 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1163


あとがきでも触れてますが“春虎”と“夏目”の出番が全然ない(苦笑)。とは言いつつ
あの手紙が“天馬”に殊勲賞モノの仕掛けをやらかしてくれることに繋がるワケですから
何もしていなかったということでもない。・・・いやー、“天馬”の株が急上昇ですわ。

ほか、“冬児”にしろ“京子”にしろ“鈴鹿”にしろ「また会うために」という目的の
ために今は互いの道を行く、ということが分かって是非この努力が報われてほしいなと
思う次第で。・・・ただ、“鈴鹿”は挫けそうな事実を突きつけられていてちょっと心配。

若人たち以外にも、例えば“陣”とか、大人たちがどんな道を辿っていったかという点
に触れていることも注目。カッコイイ男性陣を書かせたら一日の長があると感じさせて
くれるのが あざの 先生だな、と。この流れを受けての12巻に期待が高まります。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル