との交換を要求される“トール”が自分の立ち位置を見直し、決断する時を迫られます。
(イラスト:なまにくATK 先生)
にするにしろ、乱破師(サバター)としての盟約と命の重みとで板挟みになる“トール”
の苦悩を、あるいは限界を“シン”が、“フレドリカ”が容赦なく突いてきます。
がもたらされると共に、“『黒』チャイカ”から存在証明を揺るがす決定的な言葉と事象
を突きつけられます。この時が来たか、と感じると共に衝撃的な場面でもありました。
選んだ道。共に自己を否定しつつ生き残るために後向きで、前向きで、と対称的な点が
印象的でした。表紙を含め背徳的なイラスト指定があるのもポイントと言えましょう。