2014年05月07日

『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンVII〈中〉』

川上稔 先生が贈る戦国学園ファンタジー、7話中巻は遂に関東解放の歴史再現が始まり
羽柴が、毛利が、里見が、そして武蔵がそれぞれの想いを胸に激しくぶつかり合います。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866475-2/


衝突した後の勝ち負けによって描かれる各々の機微に目がいきます。“鈴”や“大久保”、
“鍋島”や“浅野”あたりが印象に残ります。あと“人狼女王”。あまりに規格外すぎて
「現役娘」と名乗るにふさわしい面を別角度から見届けさせていただいた感じです。

“ネイト”も色々と頑張っておりますが、相変わらずイジられる場面にも事欠かない様子
でもあります。それで言うと“点蔵”、というか“メアリ”にまた「やられた!(笑)」
と言わざるを得ません。あの文字が頻出する文庫というのも珍しいのではないかと。

とは言え“点蔵”も第一特務としての仕事はやり遂げてくるのでそこは褒めるべきところ。
今のところ武蔵が優勢な展開で押し進めている雰囲気ですが、まだ組まれていない戦いや
解決していない事案も残っておりますので次こそは下巻、楽しみにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル