2014年05月06日

『ラストマギカの魔工契約(デュアリズム)』

土屋つかさ 先生の新作はオリジナルでは初となるファンタジー作品。魔力を魔法に変換
する魔宝石(マギカ)を作り出す魔工学士の兄弟と強力なマギカを巡る物語を拝読です。
(イラスト:桑島黎音 先生)

http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321401000068


国を滅ぼすほどの力を持つ6つの「アルスマギカ」作った天才マギカ設計士“アルス”。
一年前に姿を消した息子の“ナラク”に7つめのそれをねだられ、拒否し殺害される。
“ナラク”の兄“ヴァン”が7つめを譲り受け、逃げおおせる所から話は始まる──。

“ヴァン”が魔工学士として欠陥がある、という短所を踏まえて“アーシェ”や“カナ”
の本質を見抜いたりするあたり、意外にデキる男として映る演出が功を奏しすぎてあの
結末に辿り着くワケですが・・・今後の物語に絡んでくるのか否かが気になる今日この頃。

7つめのアルスマギカに宿る、融通が利かない“ノイエ”が作られた目的。“ナラク”
がアルスマギカを集める意図・・・・・・等々、まだまだ分からないことだらけですが兎に角
読みやすい導入に好感が持てましたので、続きを楽しみにしておこうと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル