2014年04月25日

『アイドル≒ヴァンパイア(2)』

上月司 先生が贈る吸血鬼アイドルラブコメ、第2巻はアイドルを目指す“フェリシア”が
登竜門たるイベントに挑む中で“奏太”の許嫁にして売り出し中のアイドルと対峙します。
(イラスト/アマガイタロー 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866469-1/


“凜々華”や“奏太”からアイドルになる道の険しさを示されてもめげることなく最短の
ルートで成り上がることを目指す“フェリシア”のバイタリティが印象的。それに流される
ことなくビシバシと問題点を指摘していく“奏太”が中々に筋のあるところを魅せます。

開けっ広げな“耶深”から爆弾発言パート1を喰らうも、実利をとって“凜々華”が元居た
事務所への所属を果たし、アイドルの卵たちがスポーツ競技などで争う姿を映すネット番組
で次々とめざましい結果を上げていく展開は“フェリシア”の可能性の高さが窺えます。

途中、“エリィ”の落ち込みをフォローしたりするあたりでこれまた“奏太”のさりげない
格好良さが浮き彫りになる中、“耶深”から爆弾発言パート2で頭を抱えることになる彼の
明日はどっちだ、と言いながらあとがきを見ると続刊が微妙なライン。頑張りに期待です。

posted by 秋野ソラ at 02:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル