2014年04月16日

『クロス×レガリア 女王の領域』

三田誠 先生が贈るシリーズ第7巻。「六家総会」に出席した“馳郎”を迎える白鳳六家の
重鎮。各々の思惑と駆け引き、そして〈おに〉と鬼仙の戦いに新たな流れが生まれます。
(イラスト:ゆーげん 先生)

http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321307000154


鬼仙との対峙を前に“ナタ”の扱いをどうするか問われた“馳郎”。その答えは実に明朗。
二人だけの世界を築けるほどに心の近付きを意識する“ナタ”の様子などを見るに順調な
展開を見せていながらも、その流れは“蓮花”が驚愕する所から綻び始めていきます。

行方不明となっていた“リコ”と“北斗”との突然の再会が奇しくも火蓋を切る合図に。
圧倒的な力を見せつけられた“ナタ”の決死の決断、そして“蓮花”が選んだ自分でも
驚きの選択肢が“馳郎”の心に痛みを残していきます。・・・あぁ、えぇ娘や、ホンマに。

彼に追い討ちをかけるように打ち明けられた“リコ”の真実が遂に“馳郎”の心を折る。
けれど「千円ボディーガード」としての彼の生き方が、そして“ナタ”の想いが彼の背を
再び押すことになります。思わぬ参戦要員と共に巻き返しなるか、次巻も注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル