2014年04月14日

『新妹魔王の契約者V』

アニメ化企画が進行中、ということで波に乗る 上栖綴人 先生のディザイア・アクション、
第5巻は「魔界」を訪れた“澪”たちが現魔王派と穏健派の思惑を目の当たりにします。
(イラスト:大熊猫介 先生)

http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321307000197


穏健派に仕えるメイドとなった“ゼスト”にまず焦点が当たります。“刃更”への複雑な
想いを抱えた彼女がまた、こう、とてつもなくエロいワケで。直接言わないだけで色々と
イタしているのが分かるのは彼女の想いの深さの裏返し、と言えるのかも知れません。

その想いの橋渡しをした“シェーラ”。“澪”を呼びつけた“ラムサス”や“ノエル”の
態度に腹を据えかねる“刃更”との一触即発な雰囲気も仲介するあたり、方々に目が利く
ところを見せております。穏健派も考え物だということを裏付けているかのように。

“澪”が魔界にいる、となるとそれを無視できないのが現魔王派。“ネブラ”が何とも
分かりやすい悪役、かつ三下ぶりを見せてくれて清々しました。激戦を退けた“刃更”
たちの前に現れた“滝川”こと“ラース”の真意が気になる引き具合に目が離せません。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル