“キーリ”がミッドガルへの保護を求めたことで動揺が走る“悠”たちの動向を描きます。
(イラスト:梱枝りこ 先生)
【 http://cont.lanove.kodansha.co.jp/9906/21524.html 】
“イリス”の対応がいじらしい。“深月”の記憶だけ取り返しのつかない程に失っていく
ことに自暴自棄になりかける“悠”を繋ぎ止めるあたりの前向きさは眩しいくらい。
しかしながら彼の魔鳥がもたらした結果は“キーリ”の自虐と“フィリル”への無慈悲な
仕打ち。“悠”が“フィリル”の「王子様」になれたことがせめてもの救いか。
「邪魔なモノ」とは何なのか。“キーリ”が選んだ呉越同舟の相手には何があるのか。
そして“イリス”の決意は実を結べるのか。様々な思いを胸に次巻へと続いていきます。