2014年04月07日

『灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても』

十文字青 先生が綴る見知らぬ世界の冒険譚。第3巻は死の斑を倒し実力と箔をつけ始める
“ハルヒロ”たちが初の大規模戦闘(レイド)、オーク砦に挑む顛末を描いていきます。
(イラスト:白井鋭利 先生)

http://over-lap.co.jp/%E7%81%B0%E3%81%A8%E5%B9%BB%E6%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%80%80level.3++%E6%80%9D%E3%81%84%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8C%E4%B8%96%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A0%E3%81%A8%E5%89%B2%E3%82%8A%E5%88%87%E3%82%8B%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%82%82/product/0/9784906866694/?cat=BNK&swrd=


大規模戦闘に係るメリット、デメリットを前にリーダーとして大いに悩む“ハルヒロ”。
相変わらず張り倒したいほどに小憎たらしい“ランタ”の妄言をあしらいつつ、何とか
前に進む決意を示すまでの流れがまた彼ららしい。

口絵のカラーイラストが示す「現実」、そして“チョコ”。元居た世界とそこで過ごして
いた記憶は確かに残っている、ということが示されて改めて本作が異世界召喚モノか
という定義論が浮上してくるワケですが、不憫でならない結果でございました。色々と。

“レンジ”たちのチームを含めても今回の戦いが如何に厳しいものだったかについては
本編を見ていただくとして、間違いなくMVP級の大活躍を魅せてくれた“モグゾー”に
関わるあのラスト。今巻の副題が重くのしかかる結果がどう続くのか気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル