2014年04月04日

『とある飛空士への誓約5』

TVアニメ『とある飛空士への恋歌』が放映された 犬村小六 先生の「飛空士」シリーズ。
『誓約』第5巻は「エリアドールの七人」がそれぞれの道を歩む運命の流れを描きます。
(イラスト/森沢晴行 先生)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784094514735
http://koiuta.tv/


だから「アリーメン」を再現してほしい。食べてみたくて仕方がない。“ミオ”が彼女、
“ニナ・ヴィエント”に対する印象を変える契機を得て彼女の、そして彼女の物語へと
少しずつ関与していく展開はシリーズを読んできた身として胸躍るものがあります。

一方、理不尽な仕打ちを受けることになった“清顕”と“かぐら”のことを知り、直接
及び間接的に救いの手を伸ばす水面下の動きが活発になります。その動きが“セシル”
の人生をも揺り動かす話運びは胸を熱くさせます。彼女の決意にも注目したいところ。

投獄されてからの様子がほとんど描写されない“かぐら”に何があったのかはその機微
を追ってもらうとして、切り札を切った“清顕”を待ち受けていた飛空士としての宿業
とも言える事態に感じる天命は希望と絶望、どちらに結びつくのか続きが気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル