2014年02月18日

『四百二十連敗ガール4』

桐山なると 先生が贈るハートブレイクラブコメディ、第4巻は“ハル”たちが強制参加
させられた園芸部員の合宿にて“毒空木”の過去に触れるクライマックスを迎えます。
(イラスト:七桃りお 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06


「デレ空木」「ジェラ空木」と“ハル”に対する想いを加速させる“毒空木”の言動は
ちょっとウザいくらいですがまさにヒロインそのもの(苦笑)。まぁ、騙し討ちで部員
獲得に奔るあたりが正統派ヒロインではない感を印象づけてしまうワケですけど。

なぜ“毒空木”はサッカーが得意なのか。かつての知り合いである“茜”の登場でその
理由が、そして疎遠となった背景が明らかとなります。事情を知ってしまっただけに
何とかしようとする“ハル”ですが、デリケートな問題だけに思いも行動も空回り。

「バカは走れ!」──そう叱咤する“時宗”の姿が印象に残ります。「全告ツアー」に
やきもきしていた現実問題もこれで解消、ということで少し早すぎる終結に残念さを
覚えてしまうのも本作への思い入れあってこそ。まずは無事完結、お祝い申し上げます。

posted by 秋野ソラ at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル